前へ目次 次へ PR 4/6 燻る夢に月を添えてたべる 夢は決して拾ってはいけない。 それはかつて五線譜であったが, 直ぐに腹を下してしまうものだよ。 夢は決して拾ってはいけない。 とたんに火傷を負ってしまう いつでも燻るものだからだよ。 今宵はひとしきり,おぼろげな月だから, 冷めたミルクは要らなかった さびしさはガジュマルの木 孤独は備忘の宿木として つま先はよもや水に浸されて けれども雨期はすぎたらしいし, 今宵はひとしきり,おぼろげな月だから, あなたのことを 胸に秘めておくことができそうだ。