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誰かと僕

僕はキクト・ハクバサク

ナイジュント国のごく普通の住人。平和に暮らしていたのだが、最近この辺りで殺人が見られるという噂を耳にする。


「どうせ噂は所詮噂何だよ、それ以外の何でもない⋯人は噂が好きだからなぁ」


今思うと口にしたのを後悔した。これがフラグだったのだろう、その後すぐに追われることになってしまったのだから。



   ダッダッダッ

 「はぁっ、 はぁっ、」

生憎にもここは人通りの少なく走る音と僕の息づかいそれ以外は聞こえなかった。人がいたとしても同業者かなんかだろう助けを求めたところで詰みだ。


 パァン


その時僕の足に一つの弾丸が貫通した。

「ッ〜〜ぃ゙ッた」

そして痛さのあまり前に倒れてしまったのだ。

超能力者でも何でもない僕を捕らえるには銃弾一つで充分だったのだろう、それ以降は様子をうかがいながらこちらに近づいてくるだけだった。

最後の悪あがきにでもと、僕は一生懸命這いつくばる事にしたが限界が来るのは思っていたより早かった。それにあちらも僕が限界だと気づきこちらに銃を構えていた。

(もう無理だな⋯僕の人生これまで、かぁ)

そう思ったところで人影が見えた。

意識を失う前に覚えていたのはその人影とグチャッと言う音だけだった。





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