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この連載作品は未完結のまま約4ヶ月以上の間、更新されていません。

終わりの輪廻-繰り返す絶望の鎮魂歌-

作者:まめおう
異世界からの召喚によってのみ現れる勇者と、同じく異世界から来た者がその宿命を背負う魔王。長きにわたり、その戦いは繰り返されてきた。現魔王は、かつて勇者として世界を救った男だった。しかし、魔王を倒した代償として、自らが新たな魔王となる宿命に抗うことはできなかった。その手で葬ってきた五人の勇者の中には、故郷で固い友情を誓い合った親友も含まれている。
疲弊しきった魔王の前に、新たな勇者アンドロメダが現れる。星の名を持つ純粋な魂は、魔王討伐こそが世界の救済だと信じている。魔王は、アンドロメダに自らの辿った悲劇を伝えようとするが、世界の理はそれを許さない。言葉は意味不明な音となり、真実はアンドロメダに届かない。
三日三晩の激闘の末、アンドロメダの剣はついに魔王の心臓を貫く。解放される喜びと、新たな勇者が背負うことになる過酷な運命への憂いを抱きながら、魔王は静かに意識を失う。
しかし、魔王が消滅したその瞬間から、世界の均衡は再び揺らぎ始める。倒された魔王の魂の欠片が、アンドロメダの内に侵食し始めるのだ。勇者の抱く正義感と世界の歪んだ理が共鳴し、アンドロメダは徐々に、かつての魔王と同じ絶望へと染まっていく。
これは、断ち切れない宿命の輪廻の中で、希望を求めてもがき続ける勇者と魔王の物語。救済とは何か、正義とは何か、そしてこの残酷な世界に抗う術はあるのか――。絶望の連鎖の中で、かすかな光を探し求める魂の叫びが、心を深く揺さぶる。
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