飛ぶためには
頭が痛いなーと思っておりましたら
ノドまで痛み出し、風邪を自覚。
更新はゆっくりになります、あしからず。
「まあ今日のところはこれでいいでしょう」
どこの建物か分からなかったけど、ショウとトビナガは階段に座っている。
すごく高い場所だ。
そしてやっぱりドーナッツを食べていた。
前よりちょっとだけ甘くなったのを。
トビナガ先生が階段を下りる。
ショウもついて行くと、地面はすぐそこだった。
「あんなに高いはずだったのに」
「うむ、ここから飛べると思うかい?」
ショウは首をふった。
「そうだね、飛びやすい地形は高い場所。まず現実でそれを見なければ夢で
イメージするのは無理なこと。次の宿題は高い場所に行って来て色々見てごらん」
次の日は土曜日。学校は休みだ。
ショウは自転車をこいで町を探検することにした。
飛びやすい高い場所を探すため。
家を出たらいつもは曲がらない道で曲がってみる。
ちょっとしか移動していないのに、もう知らない景色。
ショウは目をさます直前にトビナガから言われた言葉を思い出す。
「君は周りの世界を知っていると思っているだろうけど、実は知らないことの
方が多いのだよ」
今までショウガ知っていたのは家から学校や駅前、友達の家までの道のりだけ
だった。
(こんな近所にだって知らない世界があったんだ)




