半分愛媛県人の私がおすすめしますけどね
ぐっと気温下がりました。
体調管理がほんと大切ですね。
今週もよろしくお願いいたします!
どこやらの知事さんが愛媛県のじゃこ天を貧乏くさいと言ったり、地酒も数も少なくて・・・なんて発言して大炎上したようですね
私は大阪生まれ大阪在住ですが、母親が愛媛県伊予市出身、パートナーが愛媛県宇和島市出身です
愛媛県は東から細長く西へ伸びて、真ん中の県庁所在地の松山市から南へ細長く伸びるちょうどブーメラン型の県です
東側を東予、松山辺りを中予、南側を南予と呼びます
伊予市は中予地域で松山市の南側にありますが、間に松前町と砥部町があり松山市とは微妙に接していません
愛媛県の昔の国名は伊予国ということから伊予市は由緒ある地名なのです
市町村合併でかつての中山町と双海町が伊予市に合併されて伊予市はかつての倍以上の面積になったのではないでしょうかね?
また、伊予市には全国的に有名な大手鰹節メーカーが2社隣同士に存在しています
宇和島市は南予地域の中心地で松山からどんどん南に進んで愛媛県最南端の愛南町の手前にあり高知県境とも近いところです
歴史で習った藤原純友の乱で有名な日振島もあります
ところで、あえてお話させていただきますと宇和島市は島ではありません
これけっこう普通に質問を受けるのですが島じゃないんですよ(笑)
さて、じゃこ天はもともと南予の食べ物ですが、普通に松山市でも販売されるほどメジャーな食べ物です
なので愛媛県からはるか離れたあの知事さんもご存知だったのでしょうね
また、かつての宇和島藩は仙台藩とは親戚の伊達氏が領主でした
だからまんざらあの知事さんとも遠い関係でもなかったかもしれませんね
パートナーの出身地宇和島市にはたくさんのじゃこ天屋さんがあります
じゃこ→雑魚の名前からもお解りのように、水揚げされた雑魚を骨ごと身とともにすりつぶしてそれを油で揚げるとてもシンプルな食べ物です
特に現地でしか食べることができない揚げたては最高ですよ
前に宇和島市の氏神様の和霊神社のお祭りの時に屋台で目の前で揚げてくれるじゃこ天を食べたのですが、屋外でビール片手に頬張る最高に贅沢な逸品でした
そして価格も1枚100円でした!
あと冷めてしまったらオーブントースターで3分ほど炙ればプーと膨らんで、揚げたてに準ずるぐらいのじゃこ天になりますよ!
大阪の我が家ではこの食べ方しかできませんが・・・
じゃこ天は同じく愛媛県の八幡浜市のもあり、大阪のスーパーではこちらのものがよく販売されています
私は宇和島の方が好きなのですが、贔屓目もあると思いますので、みなさんも機会があれば是非食べ比べしてみてください!
そして愛媛でいちばん有名な地酒は川之江(現四国中央市)の梅錦ではないでしょうかね?
これ地酒番付で西日本の大関か関脇ぐらいになったことがあったと思います
確かに新潟や東北のお酒は美味しいものが多いのですが、この梅錦も是非ともご賞味くださいね!
では、ついでに愛媛県といえば鯛が有名なんですよ
それで「鯛めし」という地元の名物があるのですが・・・
松山辺りの中予では鯛めしと言えば土鍋で米とともに鯛をまるまる一匹一緒に炊き上げるのです
炊きあがると鯛の身をほぐしながらご飯ととともに茶碗によそう炊き込みご飯です
これがええ出汁が出ていて香りととともに美味!
で、宇和島辺りの南予では鯛のお刺身を出汁に漬け込み、生卵を溶いてこれに混ぜて、熱々のご飯の上にかけて食べるぶっかけタイプです
これがもう何杯でもいけるんですよね
美味いですよ!
松山城のロープーウェイ乗り場へ続く通りにこの松山鯛めしと宇和島鯛めしを食べられる鯛めし屋さんが軒を連ねていますよ
これまた機会があれば是非是非ご賞味いただきたいです
しかし、今回のじゃこ天騒動で全国から注文が殺到しているようです
四国物産展なんてのも開催される動きもあるようです
炎上するとこういうこともあるんですよね
私も半分愛媛県人ですからこの美味い逸品を心よりお勧めいたします!