番外編 来ましたよ、来ましたよ、また奴が
タイトル通り、またも新型コロナがやって来ました。
別のエッセイ「夢のクルーズ珍道中」で私が二度目にかかったことを書きました。
今回は夫が二度目にかかったというお話。
その1週間前、私たちは私の実家に泊りがけで行きました。
少し遅いお盆休みです。
実家に行く前に大きなショッピングセンターの中の飲食店で食事をしました。
咳をしている人がいたような気がしますが。
実家に行きお墓詣りをしたり、力仕事をしたり。
ごく普通のお休みを過ごしました。
帰宅した日の昼食はファミレスでとりました。
そこにも咳をしている人が。
なんだか嫌な感じです。
数日後、持病の呼吸器疾患の定期検査で行った病院でも咳をしている人が。
この頃から県内で新型コロナが流行しているとローカルニュースで報道されるようになりました。
用心しないといけないと思っていました。
その頃から夫はめまいを訴え始めました。
以前、良性発作性頭位変換めまいになり投薬で治っています。
今回は横になるとめまいがするというもの。
つまり寝る時にめまいになるという……
普通寝る時は皆リラックスして今日も疲れた、明日はいいことがあるようになんて思ったりして目を閉じるものですが、そんな時にめまいなんて、嫌な感じです。
リラックスどころじゃありません。
今回も耳鼻科でめまいの薬を処方されました。
薬を飲めばいつもは一日二日で治るのですが、今回はしつこいのです。
実はこれを書いている時点でも就寝時にめまいに襲われているという状態です。
そして日曜日に奴は姿を現しました。
朝から夫は発熱しました。少々咳も出ます。
鼻水も出ます。
ティッシュペーパーの箱の中身がどんどん減っていきます。
これはおかしい。
もしや奴では……。
夕方になっても改善しないので夜間救急センターに電話してから行きました。
夫以外にも赤ん坊を抱いた母親や親子連れがいました。
受付の後、早速検査です。
私は夫と一緒に待合室(発熱専用)にいましたが、そこへ医者がやってきて、長い綿棒で鼻の奥をぐりぐりと。
見るからに痛そうです。
実際、痛かったようで鼻血が出るんじゃないかと思ったそうです。
結果は陽性。
五日間仕事を休むように言われ、一日分の薬を処方してもらいました。
救急なので残りの薬は明日行きつけの病院で処方してもらってくださいとのことでした。
夫は職場に電話し五日間の休みをもらいました。
翌日には行きつけの病院で薬を処方されました。
結局体調が元に戻るのに次の日曜までかかりました。
めまいだけは治っていません。
さて私ですが、今回は幸いかかりませんでした。
鼻水が出て微熱が出て倦怠感もあったので病院でPCR検査を受けましたが陰性でした。
去年の秋にワクチンを自費で受けたおかげでしょうか。
ちなみに去年夫は受けませんでした。
役所から補助があるというお知らせが来たんですが。
どうも反ワクチンの動画を見たせいのようで。
少々アレルギー体質もあるので怖くなったのかもしれません。
アレルギーといっても仕事が多忙で体力が落ちた時に出るくらいなんですが。
最近は以前に就いていた仕事に比べて楽な仕事をしていますし。
もともと丈夫な人ですが、ちょっと心配です。
なにしろ呼吸器に持病があるのですから。
夫が陽性と判明した日のうちに私の実家に連絡しました。
もし母に感染していたら大変です。
元気でも80を越していますから。
幸いにも母もきょうだいも感染していませんでした。
翌週夫は出勤しました。
今のところ、会社では誰にも感染していないようです。
というわけで夫の二回目の感染は収束したと言いたいところですが、
上に書いたようにめまいだけはあります。
起きている時は上を向かなければめまいは出ません。
寝る時だけです。
果たしてこれはコロナの後遺症なのか?
それとも何かの拍子に耳石がはがれて耳の奥で悪戯を続けているのか。
あるいは薬の効きが悪いのか。
めまいは私もたまにありますが、何日も続くと落ち込みます。
夫は落ち込みもせず仕事も趣味も一生懸命。
早くめまいのことなど忘れられる日がくればいいのですが。
何はともあれ用心です。
住んでる県は発生率が日本でも五本の指に入るほど高いのです。
しかも地域は県の中でも一二を争う発生率。
ということは日本全国でも発生率がかなり高い地域ということです。
まだまだ用心しなければならないということでしょう。
皆さまもお気をつけください。
ちなみに今週は県内でインフルエンザが猛威を振るい始めたと報道がありました。
なんだかすごいことになって参りました。
皆さまもご用心ください。




