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04 初めてのPCR検査

2023年の朝となりました。

初日の出は家の窓越しに見ました。

いつもの年なら、車で見に行ったものですが。

元旦ですので、ささやかですが雑煮を作りました。

夫の体温は36.6度、私は36.8度。

体温だけ見れば二人ともほぼ平熱ですが、夫は咳、私は倦怠感がありました。

夜更かしはいけませんね、たとえ大晦日であっても。

朝食の片づけ、洗濯等を終え、ほっとしたいところですが、なんとなく寒気が。

体温を測ると37.1度。

平熱が低い私にとっては少々きつい感じです。

鼻水も昨日よりひどくなってきました。

熱がこれから上がりそうな感じです。

これはいよいよコロナかもしれません。




当番医は発熱外来をやっていないので、夫の検査をした施設に再び行くことにしました。

熱の下がった夫が車を運転してくれました。

幸いにも元旦の午前中の道路は車が少なく無事に施設に到着、受付をしました。

少し早い時間だったので、駐車場にも車は少なく検査はさほど待たずにできました。

初めてのPCR検査です。

緊張しました。

鼻の孔にぐりぐりと長い綿棒が入っていきます。

早く出してと叫びたいのを我慢してると目に涙が湧いてきます。

終わったと思ったらもう片方の孔にぐりぐり。

大袈裟かもしれませんが、永遠にも思える時間でした。

終わった後、目にたまった涙をタオルで拭きました。

鼻の奥がなんだか痛い。

でも夫の話で聞いた一番下手な人よりもましかもしれないと思いました。

検査結果を待つ間も、車が次から次へと駐車場に入ってきます。

やはりコロナは広がっているようです。

やがて結果を持って職員がやって来ました。

「陰性です」

え? 熱があるのに? 鼻水も出てるのに? だるいのに?

請求されたのは3,340円。

なんと、夫の検査の時と同じ金額です。

後で明細書を比較してわかりました。

検査までの負担は陽性でも陰性でも同じ。

陽性と判定された後の

薬剤情報提供料・薬剤・処方料・救急医療管理加算が無料になっていました。

夫の場合は保険点数1,026点分が無料になってました。

1点は10円だそうですので、10,260円が公費負担になる計算です。

陽性だとそれだけ国が負担してくれるのです。

陽性の3,340円はお得(?)な感じがします。

陰性の3,340円は鼻の奥も痛いけれど、財布にも痛く感じるのは何故でしょうか。




帰宅後、熱はじわじわと上がってきました。

鼻の奥はまだ痛いし。

だるいのでひと眠りすることにしました。

起き上がると1時を過ぎていました。

昼食に餅を食べてまったりしていると、宅配便が届きました。

カルディの食品福袋です。

テンションが上がってきました。

元旦に届くなんて。

ありがとう、カルディ!

箱を開けるとバッグの中にはいろいろな食品が。

お菓子にオリーブ油、ドレッシング、お茶、コーヒー、スパゲッティ……。

一番上にあった豆乳ビスケットを出しました。

夫はすぐに手を伸ばしました。

私も一つ口に。

噛むとほろほろとビスケットがくずれていく感触にほっとしました。

お菓子を食べるとなんとなく心が落ち着くものですね。

でも、その後、熱を測ったら38度になっていました。

テンションだけでなく熱も上がってしまいました。

結局、夕食前38.1度、その後は37.8度と、私にとっての高熱が続きました。

夫も38度台前半と37度台後半をいったりきたり。

その日は9時前に市販の鎮痛解熱剤(イブプロフェン系)を飲んで就寝しました。

でも夜中に足の甲や腕の尺骨神経のある部分、親指の付け根付近の痛みで目が覚めました。

いずれも過去に整形外科で治療した部分です。

発熱で痛くなるなんて初めてでした。




明けて2日。

熱は36度台に。

でも鼻水は前日よりひどくなっていました。

洗顔してると痰が喉にからんできます。

思い切って出しました。

うそ!

痰にうっすら血が混じってました。

これはやばいんじゃ……





初診料の保険点数は平日かそれ以外かでも変わってきます。私たちは年末年始だったので休日加算がされていました。

また検査施設によっても初診料が違います。

皆様が同じ検査をしてもここで記した医療費と必ずしも一致しないことをお含みおきください。


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