第3821157回目③
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ふふふ。
嫌な予感がする、といった表情だな。
残念ながら、そう簡単にリセマラ終了とはいかないのさ。
拠点の確保。
筋は通った行動だし、事実、決して間違いではないだろう。
だが、現実は物語のように「幸いすぐ近くに洞窟が~」などととんとん拍子にはいかない。
例えば、そこが森ではなく平原だったなら。
視界も開けているだろう。探し物は簡単だ。
拠点を確保し、食糧や水を調達し、火を熾して野営の準備もできよう。
猛禽類がいたら鳥葬されかねんがね。
その時私を阻んだのは、絡みつく枝葉、極太の幹。
鬱蒼としたジャングルのど真ん中だ。道なんてあるはずもない。
その世界にいる間、普通の平地を歩行できたことはついになかった。
水源も見つからなかった。
雨は頻繁に降ったので喉を潤すことはできたが、あまりの暑さと湿気で蒸し焼きになるかと思ったな。
ググれば「川を見つける方法」なんてのもありそうだが、あの密度の樹海ではたして通用するかは甚だ疑問なところだ。
ゆえに、短絡的に拠点探しに出向いた私は無駄に体力を消耗することとなった。
その場に応じた柔軟な行動が大切ということだな。
さて、拠点と水源を確保するのが難しい。
となると、次にできることはなんだろう?
……ふむ。
食料の確保。そうだな。
君は本当に私の思った通りの答えを出してくれるね。
話が進めやすくて助かるよ。
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