表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
左手で吸収したものを強化して右手で出す物語  作者: へたまろ
第2章:王都学園生活編
175/304

第161話:野営宿泊授業 クルリの災難

「それじゃあ、これから野外訓練を始めるからね。しっかりと楽しんでください」


 ゲイズ先生の言葉に、その場にいた生徒18人全員が頷く。

 みんな思い思いの恰好と、荷物を持ってきているのだろう。

 概ね動きやすい服装をした人達ばかりだ。


「マルコ君の服って、ちょっと変わってるね」

「そう? サバイバルといったらこんな感じかなって思って、特別にあつらえて貰ったんだ」

「色々な物が入れられて便利そうですね」

「何が入ってるのか、聞くのが怖いポケットもあるけど」


 僕はやたらとポケットがたくさんついたベストを着用していた。

 この世界では見た事のない形だけど、この程度なら違和感ないかなって。

 それに、ポケットが沢山あった方が便利なのは見れば分かるし。

  

 ちなみにベストの内側にはナイフホルダーが付いていて、サバイバルナイフも入れてある。

 腰にもポーチを付けて、そこにもナイフホルダーを。

 

 その膨らみをみたクルリが、視線を横に逸らしているが。


 今回はゲイズ先生の他、サポーターの大人たちが9人程ついてきている。

 見張りと監視、何かあった時の為だ。


 そのうち2人は生徒の保護者で、6人は雇った冒険者。

 残りの1人は治療魔法が使える、地元の治療院の治療師見習いの人らしい。


 場所はヨドの森に入って2時間ほど進んだ場所。

 近くには川もあるらしい。

 野営訓練の行動内容は自由。


 行動範囲は半径1kmほど。


 どういった行動を取ったかを、雇った冒険者の人達がそれぞれの班について記録。

 それをゲイズ先生が聞いて、評価を判断するらしい。


 荷物は10kgまでと限定されていたが、ギリギリまで詰めて運べなくなった場合は荷物の中身を没収されていた。

 運べる重さになるまで。


 疲れた状態で、ちょっと軽くなったくらいじゃあんまり意味が無いか。

 結構荷物を没収される生徒の多い事。

 主に商人の子供。


 中には平気で自分の身体を隠すような荷物を背負って歩く、商人の子供もいたけど。

 ああ、元々行商人から成りあがった家。

 背負子で村々を歩いて、やがて荷馬車を手に入れて、店を構えてとまさに地味ながら堅実なサクセスストーリーを達成した家系と。


 なので子供達はまずは、背負子で修行の旅という名の行商に向かわされるらしくそれなりに鍛えられていると。


 そうじゃない子達は……

 悲惨なことになっているけど。

 最初に無理して体力を消耗したぶん、普段なら問題無く運べただろう荷物量よりも減っているし。


 賢いのは初めから、自分の身の丈にあった荷物を持ってる子達か。

 大きさはまちまちだけど、体力にも余裕がありそうだ。

 班のメンバー同士で助け合って運んでいる人達も居た。

 

 一部の荷物を、体力に余裕のある子に受け渡したりして。


 ちなみにうちの班?


 3人とも10kg、パンパンに荷物を入れて来たよ?

 いまはディーンの鞄を後ろからクルリが支えているけど。

 

 クルリの荷物?

 僕が持ってるけど、なにか?


 まあ、身体強化も筋力強化もこっそり使っているし。

 後ろに居た冒険者の人が2人程反応してたけど……


「まあ、ベルモントだし」

「剣鬼様の訓練には必要なのか……」


 とポツリと呟いて、納得していた。

 

 ついてきた保護者の方も……


「剣鬼様のお孫様ともなると、やっぱり違いますね」

「あの細い身体のどこに、あれほどの力が……やっぱり、剣鬼様の家系って素晴らしいですね」


 などとにこやかに話していたけど。


 それからどうにか2時間半かけて、ベースの場所に辿り着く。

 なんだかんだで子供達の中には体力が無い子もいるので、休憩しながら進んだ結果だ。 


 あと、親御さんも若干疲れた感じだし。


 周囲を見渡す。

 ベースとなる開けた場所はは900㎡くらいかな?

 学校の体育館くらいの広さだ。


 十分にテントが建てられて、調理をするスペースも取れる。


 昼と夕飯はなるべくこのベースで取るようにとの事。

 毎年使われているらしく地面は綺麗にならしてあった、竈なんかも組みやすそうな石も転がっている。

 平らな場所が多いので、テントも張り易そうだし。


「じゃあ、まずはテントを張っちゃおうか? 疲れてからだと面倒くさいし」

「その前に、リーダーを決めるべきだと思いますよ」


 ……おおう。

 そうだね。

 そうか?

 リーダー要る?

 3人しか居ないし、それぞれ授業の理解度は似たり寄ったりな気もするけど。


「私は、クルリさんを押します」

「えっ? 私?」


 そう言ってクルリを指さすディーン。

 クルリが自分を指さして、驚いた顔をしている。

 まあ、ここでごねても仕方ないし。

 ディーンが言い出した訳だから、これはどうやってもなんやかんや理由を付けてクルリをリーダーにしてしまうだろう。


 だったら……


「あー……そうだね、実家も開拓民の方のリーダーをやられてるみたいだし」


 取りあえず乗っかって置く。

 こんな事で、時間を無駄にするのも面倒くさいし。


「意見が分かれた時に、優先される人が居た方がスムーズに事が運ぶでしょうし」

「いやいや、私なんかじゃ無理ですって」

「クルリ」


 慌てて両手の掌を前に突き出して、首をぶんぶん横に振っているクルリの肩を叩く。

 そしてクルリと違い、目を閉じて俯き加減にゆっくりと1回だけ首を左右に振る。

 その僕の反応に、クルリが青い顔をして2回ほど首を左右に振るとガックリと肩を落とした。


 そんな僕とクルリのやり取りを、ディーンはにこやかに眺めているだけだったが。

 なんと性格の悪い。

 なにはともあれ、クルリには断る事は出来ない事を分かって貰えたらしい。 


「ということでリーダー、僕は最初にテントを立てることと火の準備を提案します」

「えっ? あっ、はい! それで良いと思います」

「じゃあまずは場所を決めないといけませんね」

 

 場所を探すにあたって、ディーンの動きがちょっと怪しく思える。

 何やら一直線に向かうと、地面の感触を確かめている。


「うん、ここの地面が柔らかそうだね」

「……へえ、そこで良いかなリーダー?」

「良いです」


 ディーンが選んだのは、木々が生えている場所から5mくらい内側に入った場所。

 

「本当に? 茂みが近いから野生生物が飛び出して襲い掛かって来たりするかもよ?」


 どう考えてもこれだけ開けた場所で、茂みの近くにテントを立てるというのはどうかと思う。

 せめて大木を背に……


「それは鳴子や罠で対応可能ですし、森が近い方が何かと便利なこともあるでしょう? お手洗いとか」


 ディーンがもっともらしい事を言って、この場所をごり押ししてくる。

 ……うーん、何か怪しい。

 普通なら、もっと中ほどを選びそうなものだけど。


 もしかして森に誰か潜ませていて、物資のやり取りをする気か?

 

「大丈夫ですよ、ここは本当にいい場所です」

「ディーン君がそこまで言うなら」


 うーん、2対1か……これは覆りそうにない。

 ということで。

 蜂を数匹と、蟻を数匹呼び出して茂みに潜ませる。

 これで、大丈夫だろう。


「随分と柔らかい地面だね」

「これだと、テントが倒れちゃわない?」

「大丈夫ですよ、一部だけ柔らかいみたいですね」


 本当に一部だけザクザク掘れる。

 不自然なくらいに。


 この世界のテントはターフテントやワンポールテントが主流。

 ワンポールテントはいわゆる三角テントと呼ばれる物。

 一本の支柱に布を掛けてそれを三角錐に広げて、裾を杭で固定するタイプ。

 

 布さえあれば、ポールは現地調達も可能な優れもの。


 その支柱を立てる穴が ザクザク掘れる。

 まるで誰かが掘ったあとで、埋めたような……


「出来たね」

「うん、まだ他の班は穴を掘ってるみたいだけど」

「いやあ、この辺りは土が柔らかくて良かったですね」


 そうだね……


 割と大きめの布を用意していて良かった。

 ポールは組み立て式の、3つに分解されたものを用意していた。

 組み合わせると2m50cmくらい。

 その先に布を引っ掛けて3人掛かりで頑張って持ち上げる。


 それから、50cm程の深さに堀った穴にセット。

 土で穴を埋めて、しかりと踏み固める。

 半径30cmほどの円形の部材も用意してある。

 予め支柱に通しておいた部材を上からストンと地面に落として、支柱の周りの支えの補助に。

 

 テントは半径2mほど。

 子供三人で寝るには十分な広さだ。

 中で立ち上がるには、少し狭いが。

 テントの中で立ち上がってやることなどない。


 座るか寝て休憩する場所だし。

 

 テントの設置が終わったら自由散策の時間。

 一応、持ち込める食材は固いパンや干し肉などの携行食品のみ。

 訓練のシチュエーションは移動3日目に馬車が魔獣に襲われて遭難。

 一度馬車に戻ったら、最低限の物資しか使えるものが残っていなかったという状態。

 を想定しての訓練。


 なのである程度のものは、現地調達となる。

 水も水筒のもののみ。

 それ以上は……


 まずは川から探すか……

 川があるのは確実だし。

 こればっかりは音を頼りに、闇雲に歩くしかない。


「こっちだと思いますよ」


 だというのに、すいすいと進んでいくディーン。

 その足取りに迷いはない。

 

「なんでそっちだって思うの?」

「うーん、直感ですかね?」


 へえ……

 一応、虫達を使って裏を取る。 

 どうやら、本当に川に向かって進んでいるらしい。


 ちなみに山で遭難した場合は、川や沢、湧水を見つけるのは大事。

 だけど、ある程度の水を確保したら、休養を取って山を登っていく。

 登山道っていうのは、頂上付近に行けばほぼ確実に見つかるから。

 逆に、沢を下ってしまうとさらに遭難する可能性が高くなる。


 勿論地図があってその川の先が確実に里に繋がっていることが分かるような川なら、話は別だけど。

 そして地図に載っているような川を発見したうえで地図があるということは、もうそれは遭難じゃないけどね。


 はてさて……

 さっきからディーンの行動が怪しすぎる。

 その、変な事を考えているとかじゃなく。


 なんらかの最適解を目指して行動しているというか。

 下準備をめっちゃしてます感が半端ない。


 流石無駄なことを嫌うだけのことはある。


「川だ……」

「うん、川だね」

「見つかって良かったです。直感が頼りだったので見つからなかったらどうしようかと……」


 嘘を吐くなと言いたい。

 がグッと堪える。


 その後も。


「あっ、あの草は食べられますよ」


「あそこに、木苺の群生が」


「あれは、食べられる茸ですね」


 と次から次へと食料も発見していく。

 その度に同行している冒険者の人が頷いて、何やらメモしているけど。


 たぶんだけど、その子ずるしてるからね?


 ちなみに今回参加した他の班の子供の中には、殆ど荷物を持っていない子も。

 彼が小さめの鞄の中から取り出したのは、本……


『食べられる野草』

『茸図鑑』

『森の探索 初級』

『野営のススメ』

『初めてのサバイバル』


 本って結構重量あって高いけど、それしか持って来てないのかな?

 ああ、同じ班の子に必要最低限の道具や食料は持ってきてもらっている。

 なるほど。


 それもズルじゃないかな?

 いや、確かにある意味では正解だけど。

 

 でもそんな遭難前提で、旅に出るかな普通?

 普通そんなの持って出かけないよね?

 どれだけネガティブな旅人なのってなるよね?


 ちなみにディーンも小冊子を持っている。

 

 彼の家人の人達が作ったであろう。


『ヨドの森 調査報告書マル秘』


 と書かれた小冊子。

 もはや、隠すつもりもないらしい。

 事前の下調べを。


「取り敢えず魚を捕まえられるかやってみようか?」


 そう言って取り出したのは、透明のガラスの瓶。

 中には堅いパンが……


 不自然に葉の付いた枝が多くある流木の下に。


 ……こいつ、やりやがった!


「ここに罠を設置してと……すぐには入らないと思うから、いまのうちに他の食料も」


 随分と川の生物の生態に詳しい貴族も居たものだ。

 

 ある程度の食料を集めたら、ベースに戻って火起こし。

 火起こしの道具は各自持ち込み可だったので、多くの班が火魔石を持ち込んでいた。

 薪になるような木を集めたら、簡単に着火が出来るし。


 うちの班は……うん、ディーンが付けてくれた。

 魔法でこっそりと。


 火魔石を遣わずに、現地調達の火切り棒と火切り板を使っての着火に見せかけて。

 冒険者の人が頷いて、メモを取っている。


 不味い。

 このままじゃ班としては合格間違いないが、ディーンがクラストップになってしまう。

 ここは、不正を密告。

 

 いや、そんな事しなくても、特に問題無いか。

 班として、クリアすれば良いだけだし。


 問題はリーダーのクルリがすでに、お飾りという事か。

 ディーンや僕の提案に、それで良いと思いますしか言ってないし。

 自ら、発言も発案も無いし。


 火起こしが終わったので、もう一度沢に戻って罠を回収。

 うん……


 取れすぎじゃないかな?


 瓶の中には大量の魚や海老に、蟹まで。

 良いけどさ。


 調味料は一応塩は持ってきているけど。

 今回は海老と蟹で出汁が取れるかな?


 香草も使って鍋を作る。

 堅い黒パンも放り込む。

 干し肉は取っておくらしい。


 うん……余りにもディーンの独壇場なので、これは流石にいただけない。

 ここは……


「あっ、マルコ君、ディーン君! ウサギ!」

「うん、任せて」


 蜂に追い込ませたウサギを、クルリに発見させる。

 クルリの声に即座に反応して、ナイフを抜いて投げる。

 見事に後ろ足に命中。


「よしっ!」

「えっ?」

「えっ?」


 ……クルリの反応がなんか違う。

 咄嗟にナイフを投げた僕に、何故か唖然とした表情を向けてくる。


「いや、ウサギ……美味しいよ?」

「あー……はい……可愛いかったのに……」


 どうやら、純粋にウサギを見つけてテンションが上がっただけらしい。

 可愛い野生生物を見つけた感じだったのだろう。

 僕ははなっから食料にするつもりで、追い込ませたのでここで2人の間にすれ違い。

 うん、これは事故だね。


 後ろ脚を引きずって逃げられないウサギの耳を掴んで持ち上げる。


「食べる……よね?」

「う……うん」

「プッ」


 僕の言葉にクルリが煮え切らない反応。

 ディーンが笑っている。


 でもそこは流石、開拓民の子。

 食べるとなったら手際よく血抜きをして、皮を剥いでいく。

 沢に戻って汚れないように水につけて、内臓も丁寧に取り除いていく。

 そのまま中を綺麗に洗って、持って帰る。

 

「魚だけで十分だったのに」

「あー……いやどっちか干しておいたら、後日の食料にも出来るし」


 こんなことなら猪とか野鳥とか、分かりやすい食料にしておけばよかった。


 勿論、魚もウサギも美味しく頂いたけど。

 他の班からの視線が痛い。


 野草で作ったスープに干し肉とパンを浸して食べる子達が大半。


 サバイバル関連の本を持って来た子は、虫の幼虫も捕まえて来ていた。

 でも、班員の子達から全力で反対されて、諦めていたけど。

 

 蜂や蟻を見てみたけど、管理者の空間と関わりのない虫に関してはそこまでの愛着は無いと。

 一安心。

 不快に思っていたら、どうしようかと思った。


 驚いた事に魚と野鳥も捕まえていて、器用に調理もしていたので本のにわか知識も侮れない。


 こうして初日は無難に過ごす事が出きた。

 明日の昼食を現地調達で賄ったら、今回の実習は終了。

 いまのところ、どこの班も大きなチョンボはしていないし。


 問題無さそうだ。


 しいていうなら夕飯時に、小さな地震があったくらいか。

 野鳥が飛び出して、少なくない動物が茂みを駈ける音が響いていた。


 殆どの生徒から小さな悲鳴があがったが、特にこれといった混乱もなくすぐに落ち着いたが。

 先生や冒険者の人達の声掛けも大きかった。

 親の方が、パニックになっていたくらいだし。


 男女同じテントというのはと思ったけど、まだ10歳だし。

 問題はないらしい。


 そして……


「うっ!」


 交代で見張りをすることになっていたが、時折聞こえてくる呻き声。

 テントの中から。

 中を覗くと、ディーンが寝返りを打ったクルリにお腹を思いっきり蹴られていた。

 

 ただ、クルリはガッツリ眠っているので、ディーンも何も言えないらしい。


 ふっ……


 というか、この状況でグッスリ眠れるクルリは、実は神経が太いのではと……

 もしかしたら、ディーンと2人でテントという状況に耐え切れなくて、頑張ってすぐに眠りについたのかもしれない。


 2時間して、ディーンと交代。


「マルコ……クルリに気を付けてください。良い物持ってますよ」

「知ってる」


 全然疲れが取れた様子が無い。

 まあ、気にしないけど。

 ディーンだし。


――――――

 交代して2時間後、クルリがディーンと交代する音が聞こえる。

 あまり眠れなかった。


 何故かって?

 ふふ……時折お腹に衝撃が来て、鈍痛が走るからだよ。


 クルリが外に出てディーンが代わりに入って来る。

 うん、ようやくゆっくり眠れそうだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴブリンの管理の仕事に出向する話

↓↓宣伝↓↓
左手で吸収したものを強化して右手で出す物語
1月28日(月)発売♪
是非お手に取っていただけると、嬉しいです(*´▽`*)
カバーイラスト
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ