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左手で吸収したものを強化して右手で出す物語  作者: へたまろ
第2章:王都学園生活編

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第145話:モンロード観光 料理編

食事だけで終わった……

 案内された席から、店内を見回す。

 なかなかにオリエンタルな雰囲気だ。

 壁にはタペストリーが飾られていて、幾何学模様や見た事も無い生物が描かれている。

 成人男性の胸くらいの高さのパーテーションで仕切られていて、細やかな気遣いが見て取れる。

 流石に地球のお店みたいに、BGMまでは流れていないが。


 厨房は……1部だけ客が座る場所から見えるようになっている。

 そこでは、大きな肉の塊を焼いたり、小麦粉だろう何かで練った生地を焼いたりと、期待を煽るようなものが調理しているところが見られる。

 分かってるじゃないか。


 そこをジッと見ていたら、給仕の男性がお盆に料理を乗せて運んでくるのが見える。

 最初の料理が、到着したようだ。

 一応全員が俺から置くように促してくれている。

 

 なので、給仕の男性も間違えず俺の前に最初の皿を置く。

 そして、隣に座るジャッカスと、ルドルフに皿を提供する。


「来た来た」

「落ち着きがないですよ、ルドルフ」

「そうかてーこと、言いなさんなって」


 運ばれて来た料理を前に、ルドルフが揉み手をしてはしゃいでいる。

 それをジャッカスが窘めている。

 そうか、ルドルフはそういうキャラなのか。


 男っぽい冒険者らしい、性格と。

 女性免疫低めで、どこかぶっきらぼうでお世辞は苦手。

 色気より食い気、花より団子なタイプ。

 それでいて腕は確かで、渋い部分もたまにある。


 おそらくだが涙もろく、情にも厚いだろう。


 そういうタイプの冒険譚にありがちなカッコいいナイスミドルに憧れて、歳を重ねて来た感じの男だな。

 割と多いタイプの良い男ってことだ。

 

 たぶん何かの物語の英雄か、その補助を務めたキャラクターを真似してきて地になった感じの……

 まあ、一定数の需要はあるし、モテるからいいかもしれないが。


 頭の中のヒロインは、薄倖の美女。

 そして、自ら身を引く悲恋を妄想してそうだ。


 残念だが、誰と付き合っても女性免疫低めとぶっきらぼうが邪魔をして、何度か失敗したあと最終的に煮え切らない男に覚醒した女性か、もしくは肉食系女子に尻に敷かれる未来しかないぞ?


 こういのは、取ったもん勝ちのところがあるからな。

 と失礼な勝手な妄想をしていたら、ローズがどこかモジモジしている。

 目は料理に釘付けなのだが。


 最初の料理は、大皿ではなくそれぞれに注文したココナッツミルクのスープ。

 ……確か、乳製品が有名なんだよな?

 はっきりと言わせてもらおう……ココナッツミルクは乳製品ではないぞ?

 それはともかく、頼んだのはグルグアンというスープ。

 完全にこっちの世界の固有名詞だ。

 そして色は赤い……

 

 なるほど、すりおろしたニンジンとトマト、それからココナッツミルクとヨーグルトがベースなのか。

 確かにヨーグルトが入っているなら、乳製品を使った料理だな。

 海に面しているから、塩も使われていると。


 他にほんの少しだけ胡椒が入っている。

 それでも一皿大銅貨5枚。

 500円のスープは高級品だが、胡椒が入っているにしては安い。

 そういえば、南の大陸は胡椒が取れるんだったな。

 

 タイムとオレガノの風味もある。

 と……蜂が言っていた。

 俺には分からないけど……


「これは胡椒の他に、タイムとオレガノが使われてるな」

「あら、気付かれました? 隠し味なので、他の方には言わないでくださいね」

「へえ、流石ですね」

「すごい、マサキおにい!」


 分からないけど、知ったかをしてみる。

 配膳をしていたフロア担当の人が顔をほころばせつつも、口に人差し指を当てる。

 うんうん、分かるぞ。


 そして、ルドルフとクコが褒めてくれる。

 凄く気分が良い。


「他にはニンニクをすり卸したものが入ってますが、まあタイムやオレガノに気付かれたなら言うまでもありませんね」

「まあ、ニンニクは匂いが強いからな。それに玉ねぎも刻んだものの他に、みじん切りにしたものをよく炒めたものが使われているよね?」

「降参です。それだけ分かれば、自宅でも作れそうですね……ささ、どうぞ冷めないうちに」

「分量までは分からないから、この完成品はここでしか味わえなさそうだけどね……うん、美味い」


 給仕の人が配膳を終えたあとで、お手上げといった感じで手を上にあげていたが、原材料が分かったからといって再現は難しいと思うけどね。


 そして、なるほど確かに美味い。

 トマトの酸味がココナッツミルクに加えたミルクも合わさってかなり押さえられ、マイルドな仕上がりなっている。

 それに、玉ねぎやニンジンの甘味が心地よい。

 

 よくよく考えたら地球産の化学調味料が無くても、香草を極めたらそれなりに美味しいものは出来るか。

 具は鳥もも肉と、これは……流石に分からん。

 他にはセロリやブロッコリーやレタス、あとは長ネギっぽいのかな?


「ラクダのコブですよ」


 なるほど!

 分かりません!


 そんなもの食べたことないし。

 でも、折角の情報提供だし……

 蜂達もほらほらと、俺がこの得たばかりの知識をあたかも知ってたかのように語るのを期待したキラキラとした目で見つめてくる。


「ラクダのコブから出た油で素材を炒めたあとに、そのまま素材として投入してるんですよ。ちなみにコブにも下味が付いてますからね」


 追加の情報がさらに詰め込まれる。

 これを言わないという選択肢は……無さそうだ。


「これは……」


 スプーンでラクダのコブを摘まみ上げる。


「流石に、お客様でもご存知ないでしょう?」

「ラクダのコブか?」

「!」


 他のテーブルに提供に行っていた給仕が、俺がスプーンにラクダのコブを乗せて唸っているのを見て話しかけて来た。

 なんて、間の良い。

 もしかして、蜂に仕込まれてないかお前?


 そして俺が応えた瞬間の、ピシッと固まったような表情。

 うんうん……

 お前、蜂に仕込まれてるだろう?


「なるほど、これは塩コショウとヨーグルトに漬けて下味をつけたラクダのコブだな。なんとも贅沢な……そして一緒に炒めることで出た油を使って野菜や鶏肉も炒めたと。これ自体は脂身でしかなくクドイが、思いのほかヨーグルトのお陰かさっぱりと仕上がっているな」

「若いのに、恐ろしい慧眼と舌をお持ちですね。商売あがったりですよ」

「ただの貴族の子供だから、気にしなくて良いよ」

「はは……ありがとうございます」


 多少は慰めになったのだろうか、それでも若干乾いた笑い声を出している給仕の男性を気にしつつ斜め前を見る。

 ふと視線を送れば、スプーンで遠慮がちにスープを掬っているローズの姿が。

 口に運ぶのも、慎重にプルプルと震えながら顔を前に突き出している。


「あー、別にマナーとか気にせず、好きに食べなよ」

「えー……あー、はい」


 マナーを気にしているのかと思って声を掛けてみたが、どこか歯切れの悪い返事が返ってくる。

 どうしたのかと首を傾げてみるが、思い当たる節もない。


「彼女は、服を汚すのを気にしているのですよ」


 そんな俺に対して、ジャッカスが小声で告げてくる。

 なるほど。

 確かに高そうな服ではあるな。

 前掛けはしているが、それでも赤いスープを白いブラウスに散らしたらと気にしているのか。 


「服の事なら気にするな、染み抜きは得意だぞ?」


 左手を使えば、染みや汚れなんてすぐに取れるからな。

 若干の能力ネタっぽく言ってみたが、ローズ含め他の大人たちも苦笑いだ。

 仕方ないのでデモンストレーションを。


「クコ」

「なあに?」

「服が汚れてるぞ」


 ローズの横に座っているクコに向かって手を伸ばして、染みを吸収する。

 口の周りどころか、前掛けから服に到るまで赤い点々を量産していたクコの服がみるみるうちに綺麗になっていく。


「なっ?」

「えー……はい、でしたら」


 ローズが微妙な顔をしながらも、普通に食事を始めたので一安心。

 折角のお勧めのお店なのだから、そういった事は気にせず美味しく食べて貰いたいからな。


「美味しい……酸味もありますが、甘いスープというのは良いですね」

「ああ、トマトをベースにしているのだろうが、トマトは夏の火照った体を冷やす効果もあるし、この季節にピッタリだな! クコ、お行儀悪いからやめなさい」

「えー! だって、すごくおいしくてもったいないんだもん」


 スープを口に含んでうっとりと感想を述べていたローズに相槌を打っていると、皿に顔を近づけて今にも嘗めそうな勢いのクコが目に入る。

 俺がクコを注意すると、トトとマコ、そして何故かルドルフがビクッとしていた。

 お前達もか。


「一緒にパンが来ただろ? それに、お皿に残ったスープを付けて食べるといいよ」

「うん!」

「良いのですか?」


 俺の言葉にクコが元気よく返事をしたが、ローズがちょっと驚いた表情をしている。


「あー、そういった食べ方は、この国のマナーとしてはどうなのですか? うちの方では、普通に行われているのですが」

「ええ、こちらでも問題無いですよ」


 俺の質問に対して、お客様の様子を見ていた給仕の男性が笑顔で応えてくれる。


「だってさ」

「やったー!」

「良かった……」


 給仕の答えを聞いて、クコとトトが喜んでパンに手を伸ばしていた。

 それとマコとローズ、ルドルフも。

 ジャッカスは既に普通にパンに付けて食べていたが。


 添え付けのパンはパンでチーズ入りだった。

 やっぱり、乳製品を推してくるな。


 次に運ばれて来たのは、正方形の黄色いプルプルとしたものに包まれた火の通った魚の切り身。

 ブリによく似た魚だ……というか、ほとんどブリだな。

 ちなみに煮凝りを卵ベースのプリンのようなものでで固められているようだ。


 ゼラチンを多く含むブリのアラの脂を塩や胡椒で味を調えた寒天状のゼリー。

 プルプルと涼し気な見た目で、暑い季節にピッタリのちょっと冷たい一品だ。


「これは、面白い食感です」

「なかなか、このお店は料理に対する造詣が深いみたいだな」

「恐れ入ります」


 俺もスプーンでそれを掬ってから口に入れて、素直に褒める。

 そして、やっぱりここでも乳製品はきちんと使われていた。

 砂糖や塩胡椒などで味付けをして煮込んだブリのスープを冷やして固めて煮凝りを作ったあとで、卵と牛乳にブリの骨と周りの身で出汁を取ったものを混ぜて味を調えて蒸して固めた茶碗蒸しのようなものと合わせたのだろう。

 蒸してまだ荒熱の取れてないアツアツの茶碗蒸しに、この煮凝りを乗せることで煮凝りが溶けだす。

 それを再度冷やして固めたのか。


 上に茶色い半透明の膜を張ったような中に白い身が、控えめにこの皿のメインであることをアピールしている。

 下の茶碗蒸しの中には、柑橘系の皮を細く切ったものやカシューナッツやエビも隠れている。

 さらに煮凝りの上にはクルトンまで添えられていて、サクサク、フワフワ、プルプル、サクサク、プリプリと多断層に様々な食感が味わえる。


 口に入れるとジュワッと溶け出す出汁の効いた煮凝りの味わいに、卵とミルク、そしてカシューナッツやエビが甘みを演出している。

 加えて香り豊かなゆずのような果実の皮が、爽やかに味を引き締めていて後味がスッと引いて行く。

 それでも微かにスパイシーで甘い香りのシナモンが、この皿をいかにもエスニックな物に仕上げていた。


「これは土蜘蛛様の一品に勝るとも劣らない素晴らしい物ですね! 私はこれ好きです」


 トトが柔らかな魚料理を口に入れたあとで、頬を押さえてほうっと溜息を吐いている。

 クコとマコは凄い勢いで食べているが、ゼリー状なので口の周りや服が汚れる心配はあまり無さそうだ。

 ジャッカスは上品に一口サイズに匙で切り分けてから、口に運んでいる。


「なるほど……鼻を抜ける爽やかな風味はオレンジの一種ですか。それにシナモンは控えめに味の調和を崩さない程度に使われているようですね。良いアクセントになっています。まるで夏の暑い日に、川の冷たい水を口に含んだかのような清涼感……とても心地良い一品です」

「お前は、どこのグルメだ!」


 ジャッカスのやたらと演技掛かった感想に思わず突っ込みつつも、なかなか上手い事を言うと感心してしまった。

 もはや彼にならず者の面影はどこにも無さそうだ。


 ちなみにだが本来なら、唐辛子や花椒が使われることも多い南の大陸の料理だが、子供達がいるので今回は辛い物は遠慮してもらっている。


 そしていよいよメインディッシュだ。

 ここはシンプルに牛のステーキなのだが……意地でも乳製品を使って来るつもりらしい。

 この世界の肉にしては物凄く柔らかいのだが、密かにヨーグルトの風味がする。

 そして、ソースにはオレンジ果汁とワインに玉ねぎが使われているだろうことくらいは流石の俺でも分かる。

 

「やった! お肉だ!」

「おお、肉料理か! しかも、なかなかボリュームがあって良いな! これまでの料理はどこかお上品だったからな」


 お肉が提供されてテンションが上がっているのは、マコとルドルフ。

 確かに郷土料理を観光客向けにオシャレに仕上げているところはあったが、ルドルフにはそれでも敷居が高かったらしい。


 食べた気がしないといった感じだったのかもしれない。


 子供達には普通のロースステーキだが、男性大人組の前には大きめのTボーンステーキが置かれていた。

 パっと見で300gはありそうだ。

 他にも料理を食べたあとだから、結構きつそうだが。

 ジャッカスもルドルフも体育会系だからな。

 ペロリとたいらげてしまいそうだ。


「柔らかい!」

「ああ、簡単に噛み切れるぞこれ! こんな柔らかい肉は初めてかもな」


 管理者の空間で散々柔らかいお肉を食べて来たマコですら、柔らかいと感じるのはヨーグルトの力だろうな。

 ヨーグルトでよく揉んで漬け置きしたお肉は、柔らかくなるらしいし。


 恐れ入った。

 これほどまでに、乳製品を歴史からしてごり押ししたこの国ならではの料理のオンパレード。 

 それでいて、完成度も高く地球人でも満足の品ばかりだ。


 勿論、現代日本ならもっと美味しく仕上げることが出来るかもしれないが。

 幸いというべきか、この手の料理を食べたことが無かったので純粋に楽しめた。

 

「贅沢なお食事ですね! デザートまで!」

「これだいすき!」

「そうか、なら俺のも食べると良い」

「やったー!」

「こら、クコ! それはマサキ様のでしょ! マサキ様も甘やかさないでください」

「だって、マサキ様がくれるって言ったもん!」

「折角の旅行なんだから、細かいこと言うなよ」

「むぅ……」


 最後に運ばれて来たデザートは女性陣とマコが大喜びで平らげていた。

 デザートはココナッツミルクとヨーグルトにミルク寒天、それにフルーツがたっぷり入ったフルーツポンチ。


 あまりにクコが美味しそうに食べるから、俺のを譲ったらトトが困ったような顔で注意していた。

 そんなトトの前に皿がスッと差し出される。


「私はお肉で少しお腹が膨れてしまったので、宜しければ食べますか?」


 ジャッカスだ。


「でも……」

「残すのは勿体ないですし、これ以上クコちゃんにあげてお腹を壊してしまっては折角の旅行が台無しだ」


 トトが少し困ったような表情を浮かべて渋っているが、その目は口以上に語っている。

 食べたいと。

 

「わたしならだいじょうぶだよ!」

「まだ、美味しい物を食べるかもしれませんよ?」


 お姉ちゃんが要らないなら私がとクコが立候補したが、ジャッカスが優しく諭している。


「うん! そうだよね!」

 

 そして、クコもすぐに納得する。


「でしたら……」


 そして、トトも折れた。

 こうなると、一皿しか食べてないマコが少し可哀想に思える。


 見るとジャッカスがジッとスプーンを手に取ったルドルフを見ている。

 ついでに俺も。


 当のルドルフその視線に気づかないふりをしつつ、スプーンをヨーグルトに突っ込みかけて……大袈裟に溜息を吐いて横に置く。

 一瞬だけ恨みがましい視線をジャッカスに送ったが、すぐに笑顔になる。


「ちょっと俺もステーキのあとにこれは重いな。マコ食べるか?」

「えっ? 良いの?」

「ああ、むしろ手伝ってくれると助かる! 俺は食べ物は残さない主義なんでな」

「うん! だったら、貰うよ! ありがとう」


 その笑顔をマコに向けて、木の器に入ったフルーツポンチをマコに差し出す。

 少しだけ器を掴む手に力が入っているのは、未練というものだぞ?

 良い大人がみっともない。


 ちなみに食べ終わったあとに、スプーンをしゃぶって物足りなさそうにしていたローズに対して俺もジャッカスもルドルフも視線を逸らしていた。


「ローズおねえちゃん、はんぶんたべる?」

「えっ? いや、いいのよ気にしなくて。それはマサキ様が、クコちゃんにあげたものだがから」


 クコが気を遣ってローズに器を差し出そうとしたのを、僅かに残った矜持で押しとどめるローズ。

 うんうん、立派だぞ!

 大人としてはどうかと思うが。


 ちなみに払った金額はしめて大銀貨7枚(7万円)。

 1人当たり1万円だったが、満足行く内容だったので少し多めに支払って置いた。


 けどまあ、平均的な食費の安いこの世界では相当な高級料理だと言える。

 旅先ではパーッと使うのが前世の俺の性分なので、なんの問題も無いけどね。

 


良いです……

好きなように書きます……


だって、こういったパートは進行回や、葛藤鬱展開、シリアス回を書くための休養回ですからね(`・ω・´)b


私にとって(*´▽`*)

というかむしろ、こっちが私にとってのメインだ(*`艸´)

ブクマが剥がれたり評価が下がるのは悲しいですが、楽しく書いてるのでまだまだ頑張れそうです♪


共感して頂ける方は、評価を是非お願いしますm(__)m

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