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左手で吸収したものを強化して右手で出す物語  作者: へたまろ
第2章:王都学園生活編
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第103話:フレイ来訪(後編)

「あらっ、これ面白い」

「殿下!」


 仕方なく連れて来たのは、マサキ監修のエスニック料理のお店。

 一応、完全予約制で一見さんお断りだ。


 紹介者無しでは、敷居を跨ぐことすら許されない。

 ほぼほぼマサキの趣味で作られたお店。

 食事スペースは個室で、お座敷になっている。

 お金の出所はジャッカス(財布)だ。


 B級冒険者として、かなりの収入を得ている。

 一応僕と、ジャッカスが共同出資。

 お客は、街に常駐している商人さんや、大きな工房の工房主。

 商談にも良く使われる。


 いま彼女が口にしているのは、馬刺し。

 それもたてがみと言われる部位。

 醤油もどきとおろしにんにく、それからしょうがをすったもので召し上がって貰ってます。


「そんな生の肉を食べるなんて」


 ユリアさんが顔を顰めているが、クリスの兄のケイは一度に2~3切れフォークにブッ刺して食べている。


「うまいぞこれ!」

「馬だけに?」

「馬なのか?」


 最初に説明したはずなのに、ケイは全く聞いていなかったらしい。

 ちょっと、クリスと違うような。

 いや、忘れたのだとしたら少しおつむが足りない、クリスと似ているかもしれない。


「この部位に含まれる油はお肌に潤いと艶を与えてくれます。確かに忌避される食べ物かもしれませんが、得てして身体に良い物というのは、そういったものにこそ含まれているのです」

「なんだ、ユリア食べないのか? だったら、貰って「食べます」


 美容に良いと聞いた瞬間に、ユリアさんがフォークを刺して口に突っ込んだ。

 それからモニュモニュと咀嚼する。


「あら蕩けるような舌ざわり、それでいて確かな歯ごたえと甘み……生姜がアクセントになっていてとても美味ですわ」


 一口で虜になってしまったらしい。

 モニュモニュ。

 モニュモニュモニュ……

 モニュモニュモニュモニュ……

 せわしなく口を動かすユリアさん。

 別に次から次へと口に運んでいる訳ではない。

 たてがみの筋が噛み切れないのだろう。


「の……飲み込めませんわ」

「あー、もう少し小さめに切った方が良かったですね」


 いつまでも噛み続けているユリアさんに、口から出す為の包み紙を手渡す。


「いえ、そんなはしたない真似……うぐっ!」


 僕が手渡そうとした紙を手で押しとどめながら、一気に飲み込んだらしい。

 少し涙目だ。


 こういうところは見た目通りで安心。


「そうか、美容に良いのか。それに噛んでいると、頬が痩せそうだな」

「!」


 フレイの言葉に、ユリアさんが目を見開く一気に2切れも口に入れていた。

 うん、女性の美に対する飽くなき探求心を見た。

 いや、他にもまだまだ料理が出てくるから、とっとと片して欲しんだけど。


「セリシオ静かだね」

「ああ……というか、前来たときに連れて来てもらって無いぞ」

「だって、こういうところで食べたいって言わなかったじゃん……そもそも、ベントレーを招待したんだけど?」

「お前は、相変わらず冷たい奴だ」


 フレイ殿下一緒だからか、今回の旅でセリシオはかなり大人しい。

 こんなセリシオなら好感が持てるのに。

 ちなみにクリスはケイが居るからということで、久しぶりにセリシオと離れた時間を過ごしている。

 ディーンはこれ幸いとばかりに、家族で勝手にラーハットに行ったらしい。

 どうも、釣りにはまったとかなんとか。



「こちらは海鮮と野菜の天ぷらになります」

「ああ、有難う」


 料理人が次の料理を運んでくる。


「ラーハットから届いた海老と、帆立、それからキスにタラの白子です。野菜は大葉と人参、玉ねぎに茄子の素揚げと南瓜ですね」


 どれも湯気が上がっていて、とても美味しそうだ。

 ラーハットからは依然として、魚介類が優先的に届けられる。 

 まあ、魔導士を使った生簀や冷凍輸送の使用料替わりみたいなものだと思う。


「こちらは普通の塩、焼いた塩、柑橘系の果汁を混ぜて乾燥させた塩をお使い下さい」


 残念ながら抹茶は無かった。


「ほかにも、雲丹と卵にミルクを使ったソースや卵と酢のペーストもご用意しております」


 この世界の人のために、ウニクリームソースやマヨネーズも準備してある。

 凄い勢いでフレイ殿下とケイが食べている。


「こんな美味しい物、ラーハットでも出なかったぞ?」

「はは……なんで、小声?」


 姉が一緒に居るからか、どこか遠慮がちに文句を言ってくるセリシオに苦笑い。

 うん、弱点が一つ分かった。

 是非、お姉さまと仲良く……はしたくないかも。


 最後にデザートにプリンを出してもらう。

 生クリームと果物を乗せたアラモード風。

 うん、美味しい。


「シェフを呼んで参れ!」

「いや、すぐそこに居るし」


 フレイ殿下がお決まりのセリフを言い出したが、シェフは料理の説明のためにこのテーブルに付きっきりだ。

 料理を用意しに厨房に戻っては、提供と一緒に横に立って説明してくれていたのに。


「大変美味であった。お主、王宮で働くことに興味は無いか?」

「申し訳ありません。料理のアイディアは全てマルコ様から頂いたものなので、私はここでマルコ様の為のお店を続けていくことが使命だと思っております」

「そ……そうか」


 スカウト失敗。

 いきなり店主引き抜くとか、どういうつもりだよ。

 相変わらず自由な姫様に、溜息しかでない。


「他人のお前が1日でこれだけ疲れるんだ、俺の苦労も分かるだろ?」

「そだね……」

「それと、相談なんだが、今日マルコの家に泊まって良いか?」

「良い訳ないし」


 憔悴しきったセリシオに少しだけ優しくしても良いかなと思った矢先に、こんな事を言い出したもんだから取りあえず即答で断る。

 

「王族を泊められるような設備なんて、うちにはありません」

「この際、馬小屋でも良い……」


 馬小屋でも良いって、どんだけ疲れてるんだよ。


「なんだ、セリシオはマルコの家に泊まりたいのか?」

「えっ?」

「そうだな……私もマルコの家には興味あるな」

「殿下!」


 そんな会話を盗み聞きしていたフレイ殿下からもとんでも発言が。

 ケイが慌てて諫めている。

 頑張れお兄さん!


 その後、すったもんだあって一行は例のマクベス家改造高級ホテルへと帰っていった。

 何度もこちらを振り返るセリシオが、ちょっと可哀想だった。


 それはそれとして……


「お坊ちゃま、この方達はどうすれば?」

「あー、好きにこき使って、適当に料理を2~3品教えてあげて」


 困った顔のシェフの横には、やる気満々といった様子の一般人が3名。

 フレイ殿下が捕まえて来た、王城の騎士だ。


「シェフが家に来ないなら、家の者に料理を覚えさせたらいい」


 酷い産業スパイも居たものだ。

 こうも王族にあっけらかんと公言されたら、断りようもない。

 取りあえず給金不要ということなので、夏の間目いっぱい好きに使って良いとアドバイス。

 本人達も、やる気満々だし。


「無理ですよ……王家を守護する騎士の方々を、給仕にするなんて」

「責任はフレイ殿下に取ってもらうから、大丈夫」


 シェフの肩をポンポンと叩いてから、その場を後にする。


「それにしても、畳といったか? あれは中々に座り心地が良かった。靴を脱ぐというのも悪くない」

「殿下、もう往来の通りです。言葉遣いに気を付けてください」

「そうですね……あー、あー、中々に素敵なお部屋でしたわ」


 個室でかなり砕けた喋り方をしていたフレイ殿下が、ケイに指摘されて声を1オクターブあげて上品な喋り方に戻る。

 テンションが上がって、そのまま素の状態で喋ってしまったらしい。


「明日も、楽しみにしてますわよ。それでは、ごきげんよう」

「今日は、楽しかったですわ。有難うございます」

「まあ、悪くなかった」

「ケイ? 2よ」

「とても素晴らしかった!」


 なんだかんだで1日目を乗り切ったが、これが明日も続くのか。


「セリシオ?」

「なあ?」

「駄目だよ」

「はあ……」


 まだ諦めて無かったセリシオが、僕の横でフレイ殿下御一行を見送る体を取ろうとしていたので、とっとと追い払う。


 王族って……懐かれると面倒くさい。


――――――

 夜のクエール王国。

 マルコには早々に寝室に向かってもらい、身体を借りて現状視察。

 といっても、夜だから特に見て回るものも無いが。


「どうだ、調子は?」

「ええ、まあそれなりには」


 現在王の私室には、仮面を付けた影武者を置いている。

 自由になったクロウニと一緒に、街を見て回る。


「中々に活気が戻ってきたように思えるが」

「一部ではそれなりに潤ってきましたが、未だ地方の貴族の反発が強く新体制の樹立はもう少し時間が掛かりそうです」


 取りあえずクロウニは王家の倉庫を解放して、食料を市民に配布した。

 それから、野菜の一部は畑に植えるようとして、村にも配って回っていた。

 他の貴族たちにも、蔵を開けるように指示をしているらしいが、動きは悪いらしい。

 それどころか、大分反感を買っているとか。


「まあ、別にお前と貴族に繋がりは無いんだから、容赦なく切り捨てても問題無いだろう」

「ふふふ……貴族の反乱が起きますよ?」

「手足となる領民を押さえて置いたら良いだけだろ?」


 クエール王国にも、一応雨は降らせてある。

 その地域は、現王家に与する意思を示した貴族の領地だけ。

 完全に腐った貴族だけという訳でもない。

 中には領民思いの良い領主も居る。

 それに、今までの腐った王家に少なからず不信感を抱いていた者達も居る。


 王家秘蔵の巨大水魔石を放出したのは、良いアピールになった。

 義憤に駆られた貴族達……といえば聞こえは良いが、この王家の元に甘い汁を啜っていた者達は、民衆の思わぬ反乱に合い、黙らされた。


 立ち上がった貴族の領地に先回りして、片っ端から食料支援と新王家は民の味方だという事を振れて回った。

 領主の反乱が失敗した時に、どちらに着いたかで今後の生活が変わるとも添えて。


 ついでにデモンストレーションとして、雨も降らせておいた。


「もし……逆らったら、二度とこの地に天の恵みは無いと思え」


 この一声だけで、領主の徴兵に対する反応は大きく鈍った。

 勿論私兵を使って、領民を武力で従えようとする連中も……いや、殆どそういう連中だったが。

 何故か途中で蜂や蟻の大群に襲われて、目的の村や町に辿り着けなかったらしい。


 これまでにクロウニの手によって4人の領主が、処刑された……ことになっているが、仮面を付けてクロウニの補佐に回っている。

 根性は腐っていても、この国で長らく貴族を務めていた者達。

 その知識には有用な情報も詰まっているし。

 性格さえ変えてしまえば、いくらでも使いようはある。


 中には……


「ジェンド伯爵領は、現在周辺貴族を纏めて独立を企てております」

「メイメイ子爵は前は青臭い事を言うと気にくわなかったのですが、彼の政策は民の生活の向上に中々に効果的だと、いま客観的に見て改めて感じました」

「ジョジョジョ伯爵は、キュベル伯爵夫人と不倫しております」


 などなど、お役立ち情報から、なんだかなという微妙な情報まで入って来るようになった。

 逆らうもので悪人は強制洗脳、逆らうもので信念あって民に吉となる者には懐柔という形で少しずつクロウニを国王として認めさせるよう動いていた。


 ある程度の街の様子を見て、クロウニと別れて1人でプラプラと歩く。

 乾燥してひび割れた壁が干ばつの厳しさを物語っているが、久しぶりに降った雨と王家の放出した水の魔石で修復が進んでいるとも見える。

 街を行き交う人も、最初にこの国に来たときよりは幾分か明るい。


 基本的に土を固めて建てられた建物が多く、屋根は平らな建物が多い。

 縁がせり上がっているから、少しでも水を貯えようと考えたのかな?

 そんな屋根を水が満たしたら、弊害の方が多そうだけど。


 ただ魔石はそれなりに産出するらしく、光の魔石なんかは惜しげもなく使われている。

 まあ日差しが強いから、光を蓄えやすいのかもしれない。

 魔石の仕組みが、よく分からないけど。


 正直あんまりお腹は空いていないが、情報を集めるなら酒場かなと思って適当にお店を探す。

 露店や物を売るお店は閉まっているので、もはやそういったお店しか空いてないというのもあるが。


 途中、ピンクな雰囲気を醸し出しているお店が並んでいる通りもあった。

 ノンスリーブの服で口元と足をシースルーの布で隠している女性が、しなを作ってセクシーさをアピールしている。

 ついフラフラと引き寄せられそうになる。


「あら、可愛い坊やね。こんな時間に1人で出歩いて、お父さんとお母さんとはぐれたのかな?」

「大丈夫、宿の場所は覚えてるから、ちょっと散歩したくなっただけ」


 可愛い坊やと言われて正気に戻る。

 そう言えば、今の俺は10歳児だった。


「まあ、夜は危険だから早く帰るのよ。そうだ、これあげる」

「なに?」


 女性が手を差し出したので、近づいて行く。

 その手を見ようと覗き込んだら、一気に抱き寄せられた。


「うーん、やっぱり子供って温かいから好き。いくら昼は暑くても、夜は冷えるのよね」

「うわっっぷ。お姉さん!」

「ふふふ、驚いた? でも、子供がこんなところ歩いてちゃ駄目よ」

「うん」


 ひとしきり頬ずりされた後で、手を握られてそっと離して貰えた。

 もう少し、抱きしめて貰ってても良かったけど。

 そして、手に違和感。

 開くと、中には小さな飴が。


「お客さんがくれるんだけど、ちょっと量が多くて」

「お客さん?」

「なんでもない、忘れてね」


 お姉さんが手を振って来たので、取りあえずそれに応えて手を振り返してその場を後にする。

 それから、フラフラとあちこちを見て回る。


「あら、マサキちゃんね」

「……なんで、ここに居るの?」


 民の生活を見ようと、夜の街で適当な居酒屋に入ろうかと思っていたら、トクマが声を掛けて来た。


「ふふふ、魔族領の収穫物だけで暮らしていける程、北の大陸は甘く無いのね。私みたいな人型の魔族が時折お忍びで買い出しにくるのね」

「ふーん……でも、もうお店閉まってるよ?」

「ついでに夕飯も食べて帰るね。買い出し班の役得ね」


 どうやら、魔族領に足りない物の買い出しついでに、夕飯を食べて帰るらしい。


「にしても、なんで西の大陸なんかに居るね」

「家族旅行?」

「ブルジョワね?」

「まあね、子爵家だし」


 自然に左手を繋がれた。

 何故か妙に良い匂いがするトクマだが、こいつ男なんだよな。

 顔といい性格といい、色々と勿体ないけど。


「じゃあ、美味しいお店を紹介するね」

「あー、うん! っていうか、こんな干ばつの被害にあってる町で買えるものなんてあるの?」

「貧乏な人は困ってるから、なんでも売ってくれるね」


 ああ、普通なら手に入らない日用品とかも買いに来たのかな?

 いや、普通に潤ってる国に行った方が良いと思うんだけど。


「トクマさんは、どうやってここに来たの?」

「魔王城は各四天王の塔に転移する部屋があるね。そこから来たね」

「へえ……」


 そういえば、そんな話も聞いた気がするような、しないような。


「ここが、一番のオススメね! 砂漠蜥蜴のステーキが絶品ね」

「流石、水の無い国」


 蜥蜴も大事な食料らしい。

 そこで、適当にトクマが頼んだ料理を食べながら話をする。


「買い出しとは別に、国王が変わったらしいから様子見にも来たね」

「そうそう、新しい王様はどうかな?」

「信用ならないね」


 いきなりバッサリ。

 いやいや、かなり善人として善政を敷いてもらうよう頑張ってもらってるんだけど。


「領民たちの支持は高くて良いね。それに、国の蓄えを出してまで、国民救済に動くのは素晴らしい事なのね……それが、逆に危ういね」

「そう? 底抜けの良い人かもよ?」

「そうね……それか、国を運営することを分かっていない、無教養の一般人出身のレジスタントとかね」

「そういうもの?」

「国民に甘い顔をしてれば良いってものじゃないね。ある程度の秩序と権威のコントロールは必要ね。このままいったら、国民が新王は民の為ならなんでもしてくれるって勘違いして、ちょっとの事でも不満につながっちゃうね」

「なるほどねー。人が良けりゃいいってものでもないんだ」


 なるほど……意外としっかり考察しているけど、この人、本当に何者なんだろうね。

 ただの北の塔の、掃除係じゃないのかな?


「それに貴族の不興を買い過ぎね。ポッと出の王様なんて、誰も付いて行かないね」

「それは、あるかもね。まあ、逆らった貴族は容赦なく切り捨ててるみたいだけど」

「国を支えてきたのは、なんだかんだで貴族ね。その貴族をないがしろにして、国民を優先してたら……いつか、大規模なクーデターが起こるね」

「気を付けないとね」


 国を運営するってのは難しんだな。

 幸い前の王様はまだ殺してないから、その辺りの知識をある程度クロウニに教えさせた方が良いかな?


「何より! 仮面が駄目ね! あんな仮面付けてる人なんて、誰も信用しないね?」

「あー……それは確かに」


 かといって、素顔を晒させる訳にはいかないし。


「そういった点から見て、今の新王制はすぐに崩れるね」

「うん……ていうか、話が難しくてよく分からないけど、このままじゃまた国が混乱するって事だね?」

「そうね! まあ、そうなったらうちらが動きやすくなるから、それはそれで良いね。でも、確かに子どもに話す事じゃなかったね……不思議ね? マサキちゃんなら分かると思っちゃったね」

「買い被りすぎだよ!」


 それから、適当に会話してご飯をごちそうになって、トクマとは別れた。

 不思議な縁を感じたけど、まあ一人でプラプラするよりは実になったかな。

 

 一度クエールの王城に向かって、クロウニと少し打ち合わせをして管理者の空間に戻る。

 マルコがすでに爆睡していたので、久しぶりに生身の身体で寝た。


 うん……ダニー達がいかに優秀か実感できた。

 

 


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