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動物怪盗やってます  作者: 灘波 翔馬
2/4

盗んだ後で

怪盗だって盗んだ後にすることはあるさ。


今日は、その事を話してみようかね。

「ただいま〜」


任務が終わって家に帰る頃はちょうど夕飯時だった。


「おかえり」


ママが台所で調理しながら声をかけてきた。


今日の夕飯はカレーか。


「ごめん母さん、遅くなった」


レオは今日の収穫を母さん………事ママに見せた。


「うん、確かに受け取ったわ、今日もありがとう」


このママはこう見えてもこの怪盗ズ(?)もとい動物怪盗の創立者である。


「ママ、ごめんマント破れた。また縫って」


そうそう、レオが通称うさぎ、ユーヤが通称猫なのはフード付きマントのフードにその通称の動物の顔があるからである。


警察もこのフードに付いてる動物を見て呼び分けてるらしい。


おっと、私は熊だよ。


「あら、でもこの前縫ったばかりじゃない。新しいの作っちゃいましょ」


でもってママは裁縫の達人でもある。


脱いだマントをママに預けて私はレオとユーヤに声をかけた。


「面倒かもしんないけど食べる時呼んで、自分の部屋行ってるから」


「うん、了解」


そして私は2階にある自室へと足を運んだ。


**


ミナが上に上がった時にユーヤに声をかけた。


「ユーヤ、後でミナのとこ行っといて。今日ミナが証拠隠滅の係だわ」


ユーヤもミナの機械音痴を思い出したのかコクっと頷いてパタパタと上に上がって行った。


ユーヤは前に話した通り機械と言う機械に精通している。


ここに来る前には俗に言うハッカーだったようだ。


過去を話してくれることはあんまりないが。


元々機械は苦手だったらしいが左目が白くなった時にプログラムが頭に流れ込むようになったらしい。


「本当、これだけは何回見ても慣れねぇな……」


目が白くなった、と言うのは俺と会う前からのよう。


白目、とかそういうレベルじゃなくて瞳の色が真っ白なのだ。


おっと、誤解しないで欲しいんだが、目が見えないと言うわけではない。


むしろ俺らより視力はいい。


ブルーライト1日中見っぱなしなのにな。


「母さん、ユーヤと俺っていつ会ったっけ?」


「?会ったっけ、ってレオがユーヤを連れてきたんじゃないの」


「だからその連れてきた日はいつだってことだよ……」


母さんは少し考えてあぁっと手を叩いた。


「一昨年くらいよ、道に倒れてた〜って、あなた担いで家に来たのよ」


と、言ってケラケラ笑った。


「あの時のレオ、まだ15歳だったもの、びっくりしたのなんのって」


ちなみに当時のユーヤは16歳だった。


「まぁさ、行き倒れかなんなのかは分かんないけど…あいつさ、自分の事話さないよな」


目が白いのもどうやら経緯があるみたいだがが教えてくれない。


「……あいつ、俺らの事信用してんのかなぁ…………」


なんとなく呟いてみた言葉は母さんの笑いを含んだ声にかき消された。


「あら、でもそんなのだったら今頃ココを出て行ってるわ」


「……ま、それもそうだよな……。」


母さんの言っている事は正しい。


そんなのだったら出て行ってる。


「アイツも早く慣れてくれるといいな」


母さんは料理を食卓に並べながらそうね、と笑った。


「おーい、飯出来たぞ〜!!!!!!降りて来い!!!!!!」


上にいるミナとユーヤに声をかけた。


今日の夕飯は楽しくできそうだ。


そんな事を考えながら俺は食卓についたのだった。

ユーヤ………左目が白いぞ。


こんちは!!!!!!翔馬っす!!!!!!


証拠隠滅ってパソコンでやるらしいですね。ミナは機械音痴です(重症)


ユーヤ目が白いだけでなく髪が青です。


次回もよろしくお願いします!


ではまた!!!!!!

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