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いろはの短編集〜月見草編〜

翔べない小鳥(200文字小説)

作者: いろは

「鳥の様に自由に羽ばたきたい」



 これが私の口癖。



 でも、それは幻想であり、鳥達は必死に羽ばたいている。楽しんでいる訳ではないのは分かっているのだけれど、何時も考えてしまう。



 そして、自らに足枷をし、翔べない事を言い訳にして満足をしている人間が1人……。


 翔べないのではなくて、翔ぶ事を放棄してしまった人間が1人……。



「鳥の様に自由に羽ばたきたい」



――羽ばたく勇気を欠片程も持たない私は、今日も1人呟いている。



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― 新着の感想 ―
[一言] 「はばたきたいのに自ら足枷をしてしまう」 とても心に響きました。私自身がそんな部分を持っているので切実に。外に出て行くほどの勇気はないけれど、自由を見て飛び回れる翼はあるのかもしれないけれど…
2016/07/20 06:22 退会済み
管理
[一言] すごく共感できます。 一歩踏み出すだけで変わるのに、私達は動けない理由を探してその場に留まろうとするのです。 最後の一文のあとの主人公の表情が気になります。 そこにあるのが諦感なのか、それ…
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