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your teller  作者: 名口 慎
1/2

your teller 1

マイテラーの番外編ではありますが、

こちらは本編を読まなくてもお楽しみいただけます。


では、お楽しみください。

少し離れた誰もいない場所。


そこにいつも君はいる。



「おかえり。」



その言葉は、いつもの名文句(セリフ)

それを聞くと改めて自覚する。


私が唯一、存在することを許された居場所。


・・・そんなこと言ったら、君はまた悲しい笑顔をするのかな。



「うん。」


ただいま、の変わりに私は笑顔でそう答えた。


晴れた空に、優しく吹き付けてくる風は、ようやく春の匂いが混じり始めていた。



…やっと…、冬が終わる。



「…今回は、どんな景色を見てきたの?」


「…んふふっ。とっても素敵な場所だったよ。」


「そうか。…聴かせてくれるかい?


      ・・・その、君の美しい物語を・・・。」



  いいよ。


 そうね…、

 まず、これは彼らとの出逢いから始まるの。




 …それは、

あなたが昔、私にくれた感情から出来上がる、優しい世界。





「…そう。それは、いい出逢いができたね。」


優しく笑う君の表情。


それが、それこそ私が一番美しく素敵だと思えるものなのに…。


「君にも、頼れる人ができたじゃない。」



そう。

解説なしに全てを読みきってしまうのも、君だけ。


「…でも、まだ信じきれずにいるんだ?


途中の「やっぱり…。」って彼に呟きそうになった言葉…。


それを口にしていれば、君はまだそこにいたかもしれない。」



「…そう。でも、それはね…」


「君のワガママじゃないよ。


 そう。


 それは…


 君の、成長した証の言葉。」



君って本当は名探偵なんじゃない?


隠されたストーリーも、君にはお見通しなんだ。



「また、季節が来たら、描きに行けばいいさ。」


彼や彼らの事を…。





>>>

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