ボツネタだったのに
朝顔の日記手伝う夜勤明け
季語:朝顔
これぞ、まさにラッキーパンチが炸裂!
毎月投句出来るテレビ番組やサイトは多く、私が応募しているものだけで10以上あります。
テレビ番組やサイトへの投句の特徴は、複数の投句出来るものが多いということ。ただ複数句を投句しても、採用されるのは一句のみです。また、未発表である必要があり、重複応募は出来ません。
ここで問題となるのが、投句機会は多いですが、兼題被りも多くなること。苦手な兼題は一句詠むだけで苦労するこもあるのに、さらに兼題が被るなんて。
ちなみに今回の兼題の「朝顔」は、一つは和服コスプレの某テレビ番組の人気毒舌先生が選者のサイト。もう一つは、伝統系の投句サイトです。
人気は圧倒的に前者の毒舌先生なので、兼題が被った時は悩みました。倍率も難易度も高い方か、そうでない方を優先するか? それでもラッキーパンチが出た時に自慢出来るのは毒舌先生の方なので、こちらが本命!
そしてそして本命には、以前に紹介した便利ワードの魂を使った句で応募。
朝顔や昏睡の父の魂
どうですか? 物凄く俳句っぽくないですか? そして何とか応募の為に捻り出したのが、冒頭の句です。取り敢えず参加のつもりが、それがまさかの特選句に選ばれるとは……。
俳句のテクニック的には、十七音の中に2つのストーリーを入れて成立していることでした。1つは日記を通じて朝顔の変化を示唆し、もう1つは日記で親子関係のストーリーをつくった。まあ、真似出来るテクニックではないですが、一年続ければこんなこともあります……。
数打てば、当たることもある。でも打たなければ、絶対に当たらない!




