L9
ふと思ったのですが 作者 センスが昭和の鷹さん で
茶の美味しさの探求でいきなりL9で実験してる
4因子 三水準 9個の実験
最初の湯の量 5 10 15
最初の湯の温度 70 80 90
二番目の湯の温度 70 80 90
椀の温度 30 40 50
L9ってタグチメソッドの4因子3水準の傾向を見るのに
9回の実験をすれば、大まか解る という実験計画法なのだけど
化け学屋とか 化け屋 とか 化学系の実験屋なら知ってますよね
n数が通じないとか 不安になってきた作者
それでWebを漁ってみると 2水準系のL8とかL16が多いとか
いやいや それでは傾向が見れても傾きだけ ピークは見れない
L8なんてその製品の許容幅を見る=ここまでズレても大丈夫系
見たのがQC検定1級とか信頼性工学入門だから製品検査部門だろうね
開発だと、うまく水準を振れれば(まぁ主に2回目以降ですが)ピークも
因子の影響度も見れる
どうしてもやってミたくて L9で計画計画書いて(こういうのは上司ウケがいい)
評価用の試験片を沢山作って、促進試験機では嫌でアリゾナのQ-Lab社に依頼
他にも促進試験機を2種類と天然系もやった 偉いお金がかかって稟議書も書いた
バブルだったから タグチメソッドのL9での傾向評価 だかで通った
ということで L9 とは 主に化け学系の開発実験屋が使うタグチメソッドの一種
タグチメソッドのL9とは田口さんが考えた 日本独自の実験計画法
使えると 開発で便利 特に化け学系だと実験の件数が大幅に絞れるし
上司ウケがいい(←これ重要)
あ、おっさんの車夜話でも JAZAの人にL9を振っていた
そしてJAZAの人はブルートフォースで計画(機械屋さんとかだとヤりガチ)
工数を配分するお姉さま(当時はお局様を使っていなかったからね)に
こってりのお説教を頂く との下りも書いてたわ
これで普通の人も通じると勝手に思い込んでた作者
またね