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「高速増殖速路 もんじゅ」

こんばんは


今日は「高速増殖速路 もんじゅ」の偏ったお話

10年以上ぶりに最終報告書を読んでて書きたくなりました

解説になっていないかもしれません ←おい

この報告書を頭に入れて物語を書いています


「もんじゅ」がナトリウム漏れ事故を起こして

世間に知られるようになったのが

「応力集中」「強度段差」「翼端渦」この3つだと思います←おい

あと「固有値」が隠れて 浸透したかも ←おい


「応力集中」

応力は弱い処に集中して掛かってくる

矢田の友達:三穂の壊れるから補強するの下り

おっさんの車夜話:カーボンの下り L9をブルートフォースの下り


今のキャティア+シュミレータでと剛体ですと此の辺まで

画面上でやれますけど 流石に車全体ですとかなり時間がかかる

元の図面は製造用であるとしてもメッシュ切る工数も掛かる

足回り部品とかなら普通にメッシュ切ってCUP上で確認ですよね


基本はエッジを作らない ←旋盤屋の親父は昔から知っていた

実車ではクリーニングと浸透剤と現像剤で赤いクラックを検出

あのスプレー缶3本セット意外と高いのね


「強度段差」

応力集中を引き起こすエッジのこと

「もんじゅ」でやらかした熱電対のシースの加工断面がエッジ

下請けの旋盤屋の親父はR加工を勧めたらしいけど

能書き垂れてエッジで指定だったとか ←ホントか?

でも、現物はエッジ加工 そこで破断していたのは調査報告書にある


「翼端渦」

流体の中を剛体が通れば(逆も同じで剛体の廻りを流体が通れば)

その後ろには渦が発生する


オープンカーにまつわる物語ですと まだ翼端乱流と呼ばれていた時代

窓ガラスの端で発生する空気の渦 煩いです


この辺の解析はまだCPUパワーが足りなく実機スケールモデルベース

おっさんの車夜話ですと ウィングの下りですか


熱電対のシースの廻りを流れるナトリウム 翼端渦は発生します

これは物理現象なので仕方ない

此の時の振動数がシースの固有値とあってしまい振動は増幅


増幅された振動が繰り返し荷重となり

そこへ応力集中の元のエッジ加工

エッジのそこからクラックが入っていく


クソショボいシースの設計 ちょっといい大学出てるからと

旋盤屋の親父の忠告を蹴って押し通して 事故

ヌケサクの一人で国家プロジェクトが潰れた


なので作者の物語では 現場の親父の忠告は黙って聞く設定


では、また

全然関係ないとこから データとエビデンスを引っ張ってくる

作者の仕事上の得意技 操安もエンジンもPGには現場はある

現場おっちゃん達と飯食って酒呑んで 教えてもらいました

なぜか技術員さんとも呑んでたな 奢りでw


あ、整備書もここでがっつり役に立ち 更に読むように

先輩 ありがとうです

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