表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/108

噛み付いた相手

物の価値


作者 ナイフが好き

その昔 今はなき安来にも 蕎麦を食いに何度か行った

注文の仕方が独特で「なんまい」と頼む仕来りだった

小鉢に入って重ねて出されるので 若い作者7枚とか頼んで

客先の社長の奢りor営業の経費で食べてた

>営業の経費はまだいいけど 客先の奢りとか23の若造


当時の安来はまだ包丁鋼がメイン

銀紙とか始まったばかりでATS34が出来る前

業界を離れて自動車業界でGP2550の地区戦追っかけて

とある競技にどっぷりハマればナイフとは縁遠く


しかし最近 包丁にハマって 白紙やVG10(武生特殊鋼のナイフ鋼)

尺の柳刃とか6寸の出刃とか使って 魚屋で買ったハマチやタイを捌いてます

前はガバー一本でやってたけど 片刃の右利き用は楽ですわ


ナイフに話を戻す

その当時はラブレスさんが440Cを使ってナイフを作り出し

当時の仕事ん関係で440C他のステンも相手をしていたので

「凄え」となった訳なんです


そんな有名所は買えないから 18−8の無名なナイフを使ってました

その後25年位前に ウエストマリーン で買う用事があって

>日本で売ってないクラスのを買うため

ガバーのワンハンドの半波刃が特売してたから買ったのね


10年ほど前に魚釣りの 海の縦 にハマって血抜き用にサビナイフ

どっかで特売してたのを買った 半波刃は人気がない


2本とも現役で使えてる

サビナイフは18−8だけど 意外と丈夫

ガバーはなんだろ?軽い割にブレードが硬い 砥ぎにくい位硬い


半波刃 ナイフって実は メインで使うのは刃先から4割位

魚や肉を切るのには その手前はほぼ使わない


使わない部分に波刃を当ててる

波刃だと巻き付いたローブや蔓などをノコギリみたいに切れる

本物のシーマンシップだと ナイフもだけど パン切り(全波刃)を

船に積む ペラシャに巻き付いたローブなどを切る為にね


魚の血抜きで しっぽ側の骨を切るのにもノコみたいに切れて楽


なので ナイフなんかだと名前もだけど 実用性で価値が決まる

たとえラブレスさんの全刃のナイフより パン切りが有用になる場面がある


サビナイフだって サビないことを優先して低コストで 18−8

使うこと 使う環境のこと 使う人のこと ここらが大事

そして切れ味の維持 これも性能のうちで 材料選択や設計して作ってくれる

無銘でも一発だけなら使えると 予備に持てる


さて ここで お茶の道具を見てみる

まぁ どの道具にも銘と桐箱と栞がないと 扱いが悪い


所詮 お茶室という 安全な場所での お遊び

見えの張り合い これは誰それ作

全部の道具がそうなる そしてお茶の先生が箱に一筆で価値が上がる

道具そのもの 性能 精度 使いやすさ ではなく

誰が作ったか が大事な世界

そして銘のないも道具は見下される


道具よりも 箱 と 箱書き と 栞 が大事な世界 

反吐が出る


二番目に入門した→させられた 仏門の影響も大きいかな

あるものを有り難く使え そう言って拝見は見るだけ

銘の問答は 有り難く見せて頂いた→それは良かった これだけ

御飯も生臭物でも檀家さんの持ち込みだと 有り難く頂こう だった

15年後くらいにその寺が没落したと聞いた

和尚が代わり銭に目が行って人が寄り付かなくなったらしい


競技やってた身からすると 無意味なことをやってるとしか

ホントに 反吐しか出ない


名前のある人の 物凄く点てにくい椀

椀は点て易さ 頂きやすさ が 命じゃないの

同じものを私が作っても ゴミでしょ だったら それも ゴミだよ

有難がるから 調子コク


そんな事してるから最大流派の会員数が5年で4割以上も減るんだよ

総務省調査だと平成から令和で 人口も事業所数も 半減だ

一般の会社なら 有料会員数 40%減 社長の経営責任問題だよね


復帰組のおばさん

私の女物長着(男着付け 銘あり サイズ合わ済)を見て 「偽物」と

男着物って固物メインだし 後染なんて女性モノしかないよ


近所の呉服屋5軒ともワンオフ=あつらえを受け付けなかった

いいじゃねえか 白エバからだぞ サイズも幅広の反物でいけるけど

職人が手配できない=呉服屋がプロデュース能力がない

だから女物でサイズ合わせて 柄物の後染の長着着てるんだし


固物 糸を先に染めてそれから織る反物から作られる長着

   紬や絣なんかもこれに入りますが

   作者は 絣こそ手間暇技術の結晶と思っております

   伊勢型紙の型友禅とか全然 手間暇掛からない量産型


柔らかもの=後染め

  白い反物を織ってから染めた長着

  今のなんか反物は自動織機織りで輸入品じゃないのか

  それじゃないとペイできないから仕方ないけど

  そうやっって原価低減と売価ダウンをしてると

  業界自体が潰れるよ


そもそも 江戸初期まで 茶の湯は 女人禁制

中期に不白が下向して殴り込む 門下確保で 女性を入れて

明治期に女学校の授業の先生の職業を確保するために広めた

茶の湯では 女性は門下確保の養分 だったんだよ


「偽物な わかった 大先生に その炭の偽モノの電熱器ではなく

 本物の炭で 国産の炭で湯を沸かさないと偽物 と言ってこい

 私は毎朝 岩手のナラ炭だが炭を熾し湯を沸かし一服している

 本物の貴女なら この季節なら炉でクヌギの菊炭で

 毎日湯を沸かしてるんだろうな」


下向いて黙ったので


「反ワクチンで調子こく奴は

 ことわりで詰め切る 私と同じ日にならないようにな」


このババア 反ワクチン ワクチン打ったら白血病に

自分が打たないだけなら 迷惑なばばあで済ませたが

調子こかれたの ブチ切れ


「データとエビデンス持ってこい」


大先生 止めてくれて 流したのだけど


当日は長着と帯は正絹だけど 襦袢がポリと材質が 偽物 だったので

次回から 襦袢も正絹 パンツも絹の越中に 足袋も五ハゼでいこう


なんでしたっけ 大通りを女物着物をきて歩く男の話 があったような

噛み付いた相手が基地外だって 教えてあげよう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ