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ギヴァーランドル    作者: 子牛ウシ
第一章 少年期 学園編
2/2

一話 目指すもの

主人公が学校への試験勉強をヒロインと共に合格を目標に取り組む話です。

ラルード王国 ラルード歴240年


ルルア・ラリーは、10歳になった。

僕は、今勉強をしている。

来月の入学試験に向けて。

なにせ、この国で一番の難関学校に通おうとしている・・・大変だ。


3年前僕は、友達で、家族のリカリスと死にかけ、自分の無力さを知った。

僕は、あの日以来強くなることを目標に、勉強、魔術、剣技を続けている。

リカリスは、王立ラルード学園に、通おうとしている。

王立ラルード学園は、ラルード王国で最も難関な学校で知られている。


僕とリカリスは、同じ学校を目指している。

ラルード学園は、知識、魔術、剣技、ありとあらゆるものが最高峰の教育を受けられる。


そんな学校だ入るのが簡単なわけがない。

ラルード学園の入学基準はすべての能力が優秀、あるいは特定の能力が秀でている者しか入れない。

僕は、何か秀でたものは、あまりない、だからいろいろなことができないといけない。


入試は知識、魔術、剣術がある、それをすべて合格基準にすることが求められる。

ラルード学園には、いろいろな人が来る。

人族、エルフ、海人、天人、獣人、挙げればきりがない、この入試の一番厄介なのが、年齢が指定されていないのだ。

毎年30万の応募の中から、250名選ばれる。


そんなところに、入学できるかわ正直不明だ。

だからこそ、毎日勉強をしている。

魔術と剣術はかなりできる方だ。

得意なものは、継続し、出来ないものは、出来るようにする。

それが今僕がやっていることだ。


今日は、リカリスと一緒に魔術と魔法の練習だ。

基本的に魔術は火・水・風・雷・土に魔術を中心に色々な魔術が派生し、魔力総量によって誰でも扱えるものだ。

一方魔法は、特定の才能である。

魔法の種類は無数にある、魔術ではできない個人独自の魔法がある。


ちなみにリカリスは、変身魔法が使える。

僕は星の魔法が使えるのだ、魔法はかなり貴重なものだが、魔術より扱いが難しく大半の人が扱えずに終わる。


基本的魔術と魔法の練習には、先生がいる。

僕とリカリスの為に、父上がつけてくれた。

名前はイクシー・クライン先生だ。

女性で、ラルード学園の卒業生だ。

容姿は小柄で眼鏡をかけた、少し胸が大きい人だ。


イクシー先生は、ラルード学園の魔術専攻で四つ星の魔術師なのだ。

魔術は、その強さを星で表している、一つ星から六星まである。

三つ星までなら頑張ればいけるのだが、四つ星からは、あまりいないのだ。

四つ星は、才能のあるもの、五つ星は、才能を限界まで高めたものと言われている。

六星は、この世界で8人しかいないと言われている。

のでイクシー先生は、すごい人なんです。


今日は、3人で魔術の修行だ。

「はい、今日は魔術の修行ですので、二人ともよろしくお願いしますね」

「イクシー先生は、なんか機嫌が良さそうですね」

そう言うとイクシー先生は、顔を赤くしていた。

なんかいいことがあったのだろう。


「あら、顔に出てましたかね?」

不思議そうに聞いて欲しそうに言った。

「何かあったんですか?」

「彼氏にプレゼントをもらったんですよ!」

嬉しそうに話している、向かいにはやや不満そうにしている少女がいた。

早くやりましょうという顔をしている。

先生が慌てて修行に取り掛かった。


魔術とは、やり方を学び、魔力を使って実践し、使えなかったら魔力を大きくするやり方で修行をする。

魔力総量は少しは、大きくなるが限界がほぼ決まっている。


「では、私がやるので真似して下さいね」

魔術は詠唱が必要で魔術が高度になるにつれ長くなるのだだが何回も使った魔法なら詠唱がなくても大丈夫なのだ。


「その色は赤く敵を焼き尽くす炎を・・・ホムラ」

そう唱えた瞬間、木に放たれた球が着弾し、燃えた。火の中級魔法だ。 

「ではどうぞ」

「・・・・・ホムラ」

この魔法は、何回も習ったから詠唱なしでもいけるのだ。

その後8時間みっちり魔術を練習した。


「ルルア、魔法とギヴァーはどう?」

僕らは、運良く二人ともかなり使えるものだから練習しといたほうがいい。

「魔法は、感覚的に色々試しているよ、ギヴァーは、色々な使い方を模索してるね」

星の魔法は、空を暗くしたり星の光を降らせるくらいだ。

ギヴァーは、自分が見えるものの体積を操れるのだ。


「リカリスの方は?」

「私の、変身魔法は変身した能力も使えるみたい、今は、動物とかに変身してる、ギヴァーの方は、だんだん重力が操れる様になったわ」

リカリスのギヴァーと魔法がかなり強そうなんだが、まだ使いこなせない感じだな。

そんな感じで毎日修行をしている。

かなり大変だが合格するため頑張っている。


修行は、魔術と勉強と剣術をしている、剣術はかなり出来る。

修行相手は常に父様だ、かなりの強さの剣士だから上達が早いのが自分でも感じられる。

剣術は体の筋肉も必要だから筋トレを毎日している。


ラルード大学を目指してから、毎日かなり体を酷使している気がする。 

体を休める意味も込めて明日はリカリスと休日を過ごす。

ここ最近、リカリスと出かけることが少なかったからいい機会だ。


ラルード王国 ラリー家。

「ねえ・・ルルア?・・・おかしくない?」

彼女は、黒の可愛い服をフリフリとしながら僕に聞いてきた。

「うん、黒が似合ってて可愛いよ、リカリス」

そんな会話をしながら母様が作った、朝ご飯を食べている。

母様に挨拶をして、商店街へリカリスと出かけた。


ラルード王国の商店街は、国の中央にあるので朝から人がたくさんいるのだ。

商人や町の人に馬車で移動する人もいるのだ。

「ルルア魔術の本屋に行こうよ」

「リカリスは、勉強熱心だね」

せっかくの休日なのだから、少しは、魔術から離れたらいいのに。

まあリカリスの趣味は、魔術だから調べたいのはわかるけど・・・。


魔術の本屋は、魔術の研究をしている人の論文や魔術歴史などの本が置いてある。

リカリスは、特に魔術の論文が好きで集めているらしい。

この論文を書いている大半の人がラルード学園の研究生らしい。

色々と本を見ていくと数冊リカリスの気に入った本が僕の手に積まれていく。

タイトルを見ると【詠唱魔術の短縮実験】【魔法と魔術の融合実験】それなりに僕も興味があるものだった。


なぜこんなに、魔術に熱心なのかは、僕からは聞いたことは無いがリカリスが僕にふと話した。

それは、ラルード学園の専門科に入るのか話していた時にリカリスは、魔術専門科に行くと言っていたのだ、理由は、魔術意外だとアルルを助けられないのと言っていたのだ。

リカリスが、僕を助けると言っていたがその理由は、教えてくれなかった。

僕は、リカリスとは、違うところに入る。

魔術、剣術、知識すべてで高得点を取ると入れる、特別化と普通化がある。

僕は、特別化を狙っているのだ。


そんなこんなでリカリスは、端から端まで本を見た後、数冊買い店を出た。

店を出るとちょうどお昼くらいなので、リカリスと僕の行きつけの魚のお店に行った。

そこは、魚を火であぶり調味料をかける料理が看板メニューのお店だ。

定員のおじさんがやってきて料理を出した。

「アルルいつもありがとなこれサービスしておいたぜ!」

「いつもありがとうございますね」

「そんなことねえさ、お前の家に助けられた人は多いからな!」

少し話をし、おじさんは、厨房に戻った。

「アルルは、この町の人に慕われてるよね」

「まあ・・僕は、あんまりだよ、主にお父様がすごいからね」

「・・・ふぅーん・・・そうなのね」

そんな話をしながらご飯を食べ終えた。


「アルルは、行きたい場所無いの?」

「行きたい場所か・・僕は、魔術師の用具のお店かな」

「アルルが・・なんかいがいだね」

お店に着いて少し悩み黒色のローブを買った。

「アルル遅かったね」

「少し迷っちゃてね、リカリスのほうは早かったね」

「私は、決めてたからね」


「リカリス・・これ君に買ってきたんだ、もうそろそろ離れるからね」

リカリスは、驚いたように、袋を渡してきた。

「私も買ってきたから交換ね」

リカリスからもらった中身には、ペンダントが入っていた。

リカリスも喜んでいたし、今日は良い休日だった。


そんなこんなで休日は、終わりまた大変な日々が数か月流れていき。


遂に僕たちは、入学試験を迎えた。

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