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ヴィクトリア様 フランツ王太子の毎日

作者: 橋本まりか

ヴィクトリア様 の続きです


ヴィクトリア様が 大好きなフランツ王太子様の 毎日の努力を 書いてみました

是非 時間潰しに おたのしみください 

光あるところ 影がある

エボニーラ国にも 光ある王室に 影の存在がある

影の仕事は 幅広く 情報活動や隣国への スパイ活動 暗殺に至るまで 王と王太子の命令に 命を掛けて 成し遂げることである。



フランツ王太子の朝は早い 夜明けと共に 活動が始まる

朝シャンに 身じたくを整え

食堂で 豪華朝食を頂く 

フットボーイが 生玉子2個 入っている ボールを持ってくる

フランツ王太子は ボールを手に取り 2回 かきまわす


「この玉子は 何になるんだ?」

「プリンで ございます」

「わかった」


朝食を食べいてる途中で


「殿下 ヴィクトリア様が 起床されました」

「わかった では 行こう ナンバー1」


フランツ王太子は ヴィクトリア様仕様の 馬車に 乗り込む

白馬の4頭立ての白い馬車 ダイヤモンドとルビー サファイアを 花柄に あしらった外装 内装は 金色を基調に 革張りのゆったりとした リクライニング付きのシートに なっている


「ヴィクトリア様のお屋敷に到着致しました。」


馬車を玄関前に止め 馬車から降りる

入り口には 執事とメイドがずらりと並び


「フランツ王太子様 おはよう御座います お迎え ありがとうございます。 中へどうぞ

お嬢様は お支度の最中です」

「うむ 待たせてもらおう」


「ヴィクトリア様 準備が出来ました」


「うむ では 行こう 」


フランツ王太子様が 階段を昇り ヴィクトリア様の部屋のドアの前で 手を差し出す

扉が 開かれた ヴィクトリア様が お出ましになる


「おはよう御座います フランツ様 エスコート ありがとうございます。」

「おはよう ヴィクトリア 今日も お綺麗ですね」

「今日も 制服が お似合いです」

「ありがとうございます」


フランツ王太子のエスコートで

階段を降り 玄関へ 向かい 馬車に乗り込む

馬車では フランツ王太子さまは ヴィクトリア様の隣に座り エスコートの手を添え続けて 守りの体制を崩さない

「今日の ヴィクトリア様は 昨日の ヴィクトリア様より 100倍 美しいです 日々 美しさに 磨きが掛かる ヴィクトリアを 見続けられる 幸せに 浸っております」

「フランツ様こそ 益々 かっこよく なられてますわ」

(殿下 幸せ)


馬車が学校内の正面玄関に着く  フランツ王太子様のエスコートで 教室に到着し 軽く談笑する


「今日は、体育が あるのですね 怪我などされないように 気をつけて下さい」

「まあ フランツ様は 心配性ですね 令嬢たちの ボール投げなどで 怪我などする事は ありませんわ」


「授業が 始まりますわ」

「ヴィクトリアと離れるのは 淋しいが しばしの別れでございます」


影からの連絡が入る

「フランツ様 あと 2分でチャイムが鳴ります」

「わかった すぐ行く ナンバー2」


アカデミーでは 男女七歳にして席を同じゅうせず の 校則があり 男子のフランツ王太子のクラスは 隣棟になる


「殿下 後 2分で チャイムが 鳴り 先生が いらっしゃいます」

「分かった チャイム係と先生を 足止めておけ ナンバー3」

「了解致しました」


影は素早く ナンバー13に 命令して チャイム係の ベルを取り上げさせた

ナンバー14は 先生の足下を狙って タックルを掛けた

そのスキに フランツ王太子様は 教室に入る


「今日も セーフだな よくやった ナンバー4」


1時間目の授業が終わりに近づく 


「殿下 終了5分前です 先生に 終了の合図を 送ってきます」

影は鏡の光の合図を 先生に送った 眩しさに気がついた 先生は いそいそと 


「今日の 授業は ここまでにします」授業を 中断した


フランツ王太子は 駆け足で ヴィクトリア様のクラスに向かった


「フランツ様 エスコート ありがとうございます」

「ヴィクトリア 次は体育の時間だね」

「フランツ様のクラスも 体育ですわね」

「同じだなんて 奇遇ですね」

「そうですね 楽しみです」

「ヴィクトリア 更衣室につきました 別れるのは淋しいが 中に入るわけにはいかない しばしお別れを」

「私も 辛いですわ でも 行ってまいります」


ヴィクトリアは 更衣室に 入って行った

中には メイドのドロシーが 

体操着を抱えて 待機している


「ヴィクトリア様の体操着姿 一段とお美しいですわ フランツ様が 離れられないのでは」

「そんな事 ありませんわよ」


ヴィクトリア様の着替が 終わり

殿下のエスコートで体育館に 到着 


「ヴィクトリア様 お怪我など なさりませんように」


フランツの後ろから ヒソヒソと 影の声が

「殿下 準備しないと 間に合いません」


「さよなら ヴィクトリア 次 会えるのを 楽しみにしているよ」

「私もよ フランツ様」


フランツ様は 校庭に急ぎ足で向かった 制服をささっと脱ぎ 体操着に着替える 影は 6人掛かりで 幕で殿下を覆い いっせいに 走りだす


「殿下 幕から はみ出さないで下さい」

「私は 男だから この 6パックを見せたいんだ」

「でも パンイチは 駄目ですよ」

「殿下 お早く 次の授業に 間に合いません」

「チャイム係と 先生を 足止めしておけ」

「ラジャー」

「頼むぞ ナンバー5」


フランツ王太子は チャイムがなる前に 校庭に到着し 先生の点呼に 間に合った


「先生 今日も よろしく頼む 私は ここに いるからな」

「かしこまりました 確かに 確認致しました」

「今日の授業は サッカーか

私は サッカーが 得意だ コーチを やろう」

フランツ様は 仁王立ちになり 次々とメンバーに 指示を 出していた

「フランツ様 カッコいい」

「皆 惚れるなよ」


ご令嬢の体育は ボール投げです 4人一組で 一つのボールを投げ合うのです

各御令嬢には 2人から5人位のフットボーイか影が付いており

一人の御令嬢がボールを30cmぐらい投げ それを 影が拾い 相手の影に渡す すると 相手の影が ボールを消毒し ご令嬢に渡す 次のご令嬢が 30cmほどなけ 影が拾い 影に渡す その繰り返しである


ヴィクトリア様も 同様に 影がついて ボールの管理をしてくれる


「ヴィクトリア様の影 少し多くないか?」


「点呼取ります」

「1 2 3 4 5 ……6」

「ん? 誰だ? 持ち場を離れた奴は?」


影達が確認する


「フランツ様」

「ご自分の授業は どうされたのですか?」

「ナンバー6が 仁王立ちで 偉そうに 立たせているから大丈夫だ」

「こちらは 万全の体制で準備しておりますので 殿下は いらないです」

「お願い 僕も 入れて ヴィクトリアの手助けが したいんだよ」

「ずっと 側にいたいんですね」

「うん うん」

「仕方ありません ヴィクトリア様に ボールを手渡す係ですよ」

「うん うん」


ヴィクトリア様に ボールを手渡す

(殿下 幸せ)


授業が終わり ヴィクトリア様を エスコートして 更衣室へ

ヴィクトリア様が 身支度を整えている間に 殿下はまた 幕の中で 身支度を整えて ヴィクトリア様を 待っている


次は ランチの時間 

ヴィクトリア様をエスコートして 王室専用の豪華食堂のVIPROOMで 豪華なランチを 御二人で 仲良く 頂く


「ヴィクトリア 今日は 体育が あったから お疲れでしょう」

「はい ボール投げは 疲れますわ」

「さあ 僕の肩にもたれ掛かけて 少し お休みください」

「ありがとうございます」

「お言葉に甘えて 肩を お借りします」


(殿下 幸せ)


昼食後 次の授業の為の教室に ヴィクトリア様をエスコートし

チャイムが なる寸前に 自分の教室に移動


「ナンバー7 いつもどおり チャイム係と先生を頼む」


影は いつもどおり チャイム係に お茶とケーキで遅らせる

先生には スライディングタックル 殿下は 間に合う


帰りは ヴィクトリア様を エスコートして ヴィクトリア様使用の馬車で帰途につく


「フランツさま 今日も 遅刻や早退もなく 無事に 終わりましたね」

「ヴィクトリアが 美しいからだね」

「まあ ありがとうございます フランツ様」


「ヴィクトリア 今日のおやつは 私の作った プリンだよ

我が城に 寄っていって くれるよね」

「はい 殿下が 作ってくれるデザート いつも 美味しく 頂いていますもの 楽しみですわ」


(殿下 幸せ)


影は思う

(殿下が お幸せなら これでいいんだ でも もう少し 影の顔 覚えてほしいです ナンバー1からナンバー8までは 隣国の情報活動で 居ないんだよね)


馬車は お城に向かって ゆっくり 走って行く



 


 








お読みいただいて ありがとうございます。

また 評価して頂き ありがとうございます。

評価 頂けるなんて 夢にも 思ってなくて ビックリです。

嬉しかったです

すごく 励みになりました

また 書きます これからも よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] フランツ様 カワイイ
[一言] 素晴らしい作品ですね! ☆5個つけさせて頂きました。 これからも頑張って下さい! 応援してます。
2021/11/08 21:18 退会済み
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