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追憶令嬢のやり直し。  作者: 夕鈴
第一章  幼少期編

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元夫の苦難1

リオ視点


全寮制の学園に入学する前に叔父上に武術の適性を見てもらうためターナー伯爵家を訪ねた。

面倒だが自分の適性を知るのは武術を極める上で大事と言う母上の命令だから仕方ない。

武術を極めるつもりはない言えば、長々と母上に嗜められるので余計なことは言わない。父上よりも母上のほうが武術についての教えは厳しく容赦ない。


ターナー伯爵邸に着くと出迎えたのは母上の妹であるターナー伯爵夫人とビアード公爵家の嫡男と令嬢。

嫡男のエイベル・ビアードはクロード殿下の側近候補で武芸に優れると評価は高い。

クロード殿下も実直な性格も臣下としての姿勢も気に入られている。

ビアード公爵令嬢は深窓の令嬢と呼ばれて、病弱で水属性を持つ以外は知られていない。ビアード傘下に探りをいれても何も情報が掴めないと友人が言っていた。

兄のエイベル・ビアードの挨拶の後に妹のレティシア・ビアードは綺麗な礼をして頭を下げた。

顔をあげると大きな銀の瞳から涙が流れ落ちている。声もなく止めどない涙が溢れ落ち、潤んだ瞳で見つめられ思考が止まる。叔母上に肩を叩かれて我に返った時には彼女達はいなかった。


「リオ、大丈夫?」

「すみません」


ターナー伯爵邸内を案内されて、足を進めるも伯母上の話が頭に入らない。

彼女の泣いている顔が頭から離れなかった。

うっとりと見られることはあっても泣かれたのは初めてだった。美しい、爽やか、端正な顔と評価されるから人に恐怖を与える容姿ではないはず……。


食事の時に会った彼女に綺麗な礼で謝罪をされた。

そのあとは上品な笑み浮かべて食事をしていた。深窓の令嬢と言われる理由がよくわかった。

兄とは比べものにならないほど、グラスを手に持つだけの動作さえも美しい。一つ一つの所作は洗練されており、記憶の中の誰よりも美しい所作。その夜はなぜか彼女のことが浮かんで中々寝付けなかった。

翌朝、兄に手を引かれたレティシアは俺を見て綺麗な礼をしてすぐに離れてた。

話しかけてこない令嬢は初めてだった。


***


叔父上に適性を見てもらい、午後からエイベル・ビアードと訓練を受けることになった。

同じ風属性で歳も家格も近いから丁度良いという叔父上達の計らいらしい。

腕試しに手合わせを始める準備をしていると、レティシアがいつの間にかちょこんと木の下に座って見学をしていた。

手合わせすると振り下ろされる剣は重く、動きも速い。武門貴族の嫡男のエイベル・ビアードは強かった。俺は最低限の自衛ができればいいから、負けて当然だ。

手合わせが終わるとレティシアの呟きが聞こえて視線を向けると驚いた顔をしていた。

そしてぱあっと花が咲いたような明るい笑みを見せた。初めて見る表情に目が奪われた。兄の腰に抱きつき勝利を喜ぶ彼女は可愛かった。食事の時の上品な笑みで淑やかな顔とは別人のようだった。

彼女は邪魔をしないようにと礼をして立ち去った。全然邪魔じゃなかった。声をかけようとするとすでに見えなくなっていた。足が速いのか……。


「マール、レティシアに近づくなよ」


消えた方向をみていたら肩に手を置かれ敵意を向けられ睨まれている。


「なんで?」

「お前の周りには女はいくらでもいるだろう。妹をお前の取り巻きに入れたくない」

「勝手に近づいてくるだけだ。俺は望んでない。兄の過干渉は嫌われるよ」

「うるさい」


ビアードに睨まれていたが、放っておくか。三男の俺は兄に構われるのも干渉されるのも面倒だとよく知っている。彼がレティシアに嫌われようが俺には関係ない。


レティシアと顔を合わせるのは食事の時だけだった。

俺の前ではいつも礼儀正しくお淑やかで上品な笑みしか見せない。他の奴の前では無邪気な愛らしい笑みを見せていた。俺の家格が彼女より高い所為だろうか……。

ビアードと一緒に訓練してもレティシアは近づいてこない。ビアードは俺に近づくなというのに他の男が妹の傍にいることは気にしないのか…。どういう基準だよ。


「レティシア様、付き合いますよ」

「ありがとうございます。お願いします」


聞き覚えのある声に視線を向けると令息と愛らしい笑顔で談笑しながら武器の手入れをしていた。


「え…」

「大丈夫ですよ。これ使ってください。それは……」

「まぁ!?そんな方法が。ありがとうございます。」


令息に弓の手入れを教わり目を輝かせている。照れて頬を染める様子に気付かず、にっこりとお礼をいうレティシアは可愛い。


「マール、伯父上が待って、ああ、あれは放っておけばいい。急ごう。」


レティシアに気付いて苦笑したビアードに急かされて俺は足を進めた。

訓練をおえて屋敷に戻ると綺麗なフルートの音色が響いていた。


「レティシアだよ。両親に聴かせたいって練習してる。彼女の両親の思い出話をしたら、二人の思い出の曲を覚えたいって言うから楽譜を貸したんだ。大好きな両親を喜ばせたいって。あの夫婦にしては子供達がまともに育っているよな」


俺は苦笑している叔父上の話を聞いていた。

叔父上よりもビアード公爵のほうが魔力が高かったので弟が継いだらしい。叔父上はビアードを支えるつもりだったが、叔母上と恋に落ちた。ビアード公爵にターナー伯爵になったほうが役に立つから出て行けと言われたらしい。不器用な弟の精一杯の背中を押す言葉に噴き出したと言っているがどこに笑う要素があったのかわからなかった。ただターナー伯爵夫妻にとってはビアード公爵もルーン公爵夫人も手のかかる弟と妹らしい。

一緒に演奏しようと誘ったら頷いてくれるだろうか。ただ食事以外で会えることはほどんどなかった。会えても挨拶をするとすぐに離れていってしまい談笑一つかわせなかった。


***

訓練を初めて1週間経った頃に突然叔父上に野営の訓練に連れていかれた。

ビアードはともかくレティシアも一緒だとは思わなかった。彼女は木剣の訓練中のため弓だけが自衛手段らしい。野営の訓練にレティシアも戸惑っていたけど、いつの間にか率先して行動をはじめた。俺の周りの令嬢達とはやはり全然違っている。前を歩く彼女は俺達に守られる気は全くない。危ないところはビアードが注意をしていたが、俺よりもよっぽど森での知識が豊富だ。鳥を仕留めて、ニコニコと笑顔で捌く姿は可愛かった。俺の前では貴族の顔しか見せないレティシアの無邪気な様子に目を奪われ野営が有意義な時間になるとは思わなかった。


木の枝を短剣で削っているレティシアにに声を掛けた。


「手伝うよ」


目を丸くした彼女の横に座り、削り終わった枝を見て、同じ物を作るための作業を始めた。


「ここにあるだけ作ればいい?」

「はい。」


まさかレティシアが不器用だとは思わなかった。枝の先を尖らせるだけなのに1本作るのに時間がかかっていた。


「申し訳ありません」


俺が削り終わった枝の山を見て頭をさげていた。


「いや、気にしないで」

「ありがとうございます」


レティシアは削った枝を抱えて、兄の元に駆けていく。俺の前では礼儀正しい様子は変わらなかった。やはり家格の所為だろうか・・。同派閥だしそこまで気にしなくていいと思うけど・・。

レティシアは慣れた手つきで料理をしていた。


「レティシア、手伝うか?」

「もういいです。どうぞお好きに」

「勝手に出歩くなよ」

「わかってますよ。訓練してもいいですが、少しだけです。無駄な体力を使っては」

「わかってるよ」


ビアードが鍛錬の準備を始めるのを笑顔で見送りながらも料理する手の動きは止まらなかった。

公爵令嬢が料理をできるのか。料理の量の多さに不思議に思っていたら護衛の食事まで用意していた。護衛にまで気遣う姿に驚いた。武門公爵家の令嬢ゆえの気遣いだろうか……。

食事をおえると、火の番を決める時に自身もやると言うとは思わなかった。幼くて守られて当然なのに、全くその気はないのか。野営に一言も文句も言わない所も凄いよな。

火のそばで熟睡する寝顔はあどけなかった。幼いのに病弱な体を鍛えようと頑張る姿に将来が楽しみだと思った。謎に包まれたビアード公爵令嬢は今まで出会った令嬢の中で一番好感が持てた。


***


無事に野営をおえ、叔父上との待ち合わせ場所を目指していた。

前を歩いていたレティシアは悲鳴を上げて、俺の腕に抱きついた。視線の先には白い大蛇がいた。

動揺する姿は初めて子供らしかった。

潤んだ瞳でリオ兄様と呼ばれ、時が止まった。怖がる彼女を宥めていると意識を失ったので、慌てて抱き上げた。一度目を開けてふんわり笑うとまた眠ってしまった。俺の服を握って眠る彼女に頬が緩んだ。もともと可愛かったけど、格別だった。バカにしていた父の恋に落ちるという話の意味がわかった。大蛇を倒したビアードが俺の服を握る彼女の手を解こうとしたけど、離れがたく譲ってもらった。


ターナー伯爵邸でレティシアをベッドに寝かせるとビアードに問い詰められた。

彼女が慕ってくれた理由はわからない。

邪な気持ちがないかという問いには答えられなかった。今まで令嬢に興味はなかったけど、初めて笑顔をみたいと思ったから。脳裏に浮かんだふんわりした笑みを思い出すと彼女のことが頭から離れない。頬に熱がこもるのもわかった。

ただ目覚めた彼女は見たい笑顔を浮かべてくれなかった。

見慣れたお淑やかな顔で謝罪をする彼女に寂しかった。呼び方もマール様に戻っていた。

翌日、レティシア達は帰ってしまった。

体の弱い彼女は倒れたら帰宅とビアード公爵と約束していたらしい。彼女のいないターナー伯爵家は退屈だった。楽しそうに笑う叔母上がビアード公爵家は騎士や令息の訓練の受け入れをしていると教えてくれたので、マールに帰ったら彼女を訪ねることを決めた。


***


マール公爵邸に帰宅すると、運よく父上が帰っていた。


「父上、ビアード公爵家の訓練に参加させてください」


父上に凝視された。


「強くなりたいのか?」


外交官なら護衛騎士がいるから最低限の強さがあればいい。

でも訪ねたい本当の理由は言えない。


「はい」

「グランド伯爵家のほうが近いが……」

「ターナー伯爵家でビアード兄妹と知り合いました。友人として親しくしたいと」

「ビアード令嬢もいたのか?」

「はい。」

「どうだった?」


期待する父上の問への答えを悩む。

変わった令嬢だったとは言えない。


「礼儀正しい愛らしいご令嬢でした」

「そうか。ビアード公爵には話をつけよう。課題が終わるなら行っていい」

「ありがとうございます」


あっさり許可が出て拍子抜けした。

俺はレティシアに会いにいくためにいつもより多い課題を文句は言わずに終わらせた。父上が愉快な視線を向けるのは気にしない。


***


翌週にビアード公爵領を訪ねるとエイベル・ビアードに出迎えられた。


「久しぶりだな。世話になる」

「歓迎する。両親は留守だ。妹も視察で今日は帰らない」


病弱でも視察には行くのか……。昨日の王家のお茶会も欠席だったから元気なら良かった。


「挨拶したかったけど残念だ」



その後も何度ビアード公爵領を訪ねてもレティシアはいなかった。ビアードはレティシアの話を全くしない。


「ビアード、ターナー伯爵家で世話になったからビアード嬢に礼をしたいんだが」

「いらない。うちの妹は忘れっぽいから感謝されても困惑するだけだ。礼をしたいなら関わらないでくれ。うちの妹は女慣れした男が苦手だから」


素っ気なく言われた理由と願いに目を見張った。

俺は女慣れしたと思われているのか・・。ビアードはともかくレティシアには誤解をされたくない。


「女慣れしてない」

「それをモテない男の前で言うと、恐ろしい目に合うから気をつけろよ」


ビアードが俺の言葉を信じていないのはわかった。

周りの話に耳を傾けるとレティシアは訓練場によく顔を出すらしい。

誰が俺を女慣れしていると教えたんだろうか・・。誤解を解きたくても全く会えなかった。


***

久しぶりにカナト兄上夫妻が帰国した。

母上に相談はできないが時々しか会わないエレン義姉上なら安心だろう。

義姉上にお茶に誘わてたので了承すると驚かれた。誘いを了承したのは初めてだった。いつもは面倒で断っていたからだろう。


「リオがお茶に付き合うなんて初めてね。何が知りたいの?」


義姉上には俺の思惑はわかっているらしい。


「親しくなりたい令嬢がいるんですが・・。」

「デートの相談かしら」


楽しそうに義姉上が視線を向けて微笑んだ。


「全く会えないんです」

「え?カナト様には内緒にしてあげるわ。相手はどなた?」


レティシアのことを話すと義姉上は穏やかな顔で聞いてくれた。


「社交デビュー前なら神殿に通う以外は姿を見せないわ。神官から情報を買ったら?深窓の令嬢が神殿に通っているかはわからないけど。社交デビューすればいくらでも接点はあるけど。」


神殿は思いつかなかったので義姉上に相談して良かった。


「ありがとうございます」

「素性は隠しなさい。調べられてると知られれば警戒されるわよ。頻繁に顔を出す彼女に会えないのは、理由があるかもしれないわ」

「わかりました」


神殿に寄付金を納めに行くと母上に話すと不思議そうな顔をされた。余計なことは言わずに寄付金を預かり、神殿に向かった。ローブを着て神殿に入り、寄付金を納めて祈りを捧げた。祈りをおえて神官を探すと、同じくローブ姿の令嬢がいた。神殿も出会いの場なので、着飾ってくる令嬢もいるがローブ姿の令嬢は珍しい。なにかを下位神官に渡しているな。情報を買うにしては袋が大きい。無表情の下位神官が嬉しそうに笑っている。下位神官って笑えるのか。

頭を下げた令嬢のフードが脱げて、銀髪が見えた。


「マール様!!」


令嬢に声をかけられた。ローブを着たのにバレたのか。無視するわけにはいかないので、挨拶をすませて立ち去るとローブの令嬢はいなかった。何かを受け取っていた下位神官に声をかけると怯えた視線を向けられた。


「危害は加えるつもりはない。先ほどのローブの令嬢を知っているか?」

「存じません」

「何か受け取っていたよな?」


探るように視線を向けると勢いよく頭を下げられた。動揺しているのか仕草が荒い。


「申しわけありません。レティシア様です。下位神官達で分けるようにとお菓子を受け取りました。どうかお許しください。」


やはりレティシアだったのか。追いかけてももう遅いだろう。せっかくの機会だったのに・・。

神官の言葉の意味がわからない。菓子で情報は買えない。


「咎める気はない。お菓子なのか?」

「はい。もし咎められたらレティシア様の命に従ったと。」


震える声に怯えた視線を向けられている。


「いつものことなのか?」

「はい。寄付金とは別に差し入れをくださいます。どうか胸に留めていただけませんか」


差し入れ?供物でも礼でも対価でもなく?神官に聞いてもわからないよな。レティシアと親しいかもしれない神官の心象が悪くなるのは避けたい。差し入れは禁じられてない。


「他言しない。彼女の訪問日は決まっているのか?」

「月に2回足を運ばれる以外はわかりません」

「わかった。他言はしないと約束する」


情報料を渡して帰った。時々神殿に通っても会えることはなく、二度目に会えたのはレティシアの社交デビューのパーティだった。

ビアード公爵令嬢の社交デビューは有名だったので俺も参加するために帰宅した。母上に苦笑されたけど気にしなかった。なぜか義姉上も帰国されたのでエスコートして一緒に参加した。


上品な水色のドレスに身を包んだ可憐なレティシアは、会場中の視線を集めていた。ただ彼女は人に囲まれていたため近づくことはできなかった。社交デビューのファーストダンスの相手は兄のビアードだった。社交デビューのファーストダンスは特別な相手と踊ることになっている。親族か婚約者と踊るのがほとんどだ。柔らかな笑みを浮かべて軽やかなステップでビアードと踊る姿は可憐だった。

レティシアを見ていると、義姉上がいなくなり令嬢達に囲まれていた。気づくとレティシアは令息達とダンスを踊っていた。中々令嬢達から解放されずようやく解放された頃にはレティシアはいなかった。俺もダンスを申し込みたかったけどさすがに疲れているよな・・。記憶の中では4曲は踊っていた。

義姉上を見つけたので近づくと視線の先にはレティシアが令嬢と談笑している。愛らしい笑顔に目を奪われた。笑顔を向けられる令嬢が羨ましい。声をかけようとすると義姉上に止められた。

レティシアが友人になってほしいと頼むのはグレイ伯爵令嬢だった。無属性の彼女に向ける優しい言葉と笑顔にさらに目を奪われた。レティシアがまがいものの深窓の令嬢と言われてるのは知らなかった。

義姉上に腕を強く掴まれてレティシアが移動したことに気付いた。

義姉上に促され、一人になったレティシアに声をかけたが、穏やかな笑みを浮かべ、すぐに立ち去ってしまった。

社交デビューしたなら夜会で会うこともあるので、次に会えるのを楽しみにすることにした。義姉上には談笑ではなくダンスに誘えと怒られた。次こそはダンスに誘うことにした。


***


レティシアと会えない日が続いていた。

登校するとサイラスに小袋を渡された。


「リオ、あげるよ。レティシア嬢にもらった」

「は?」

「ビアード領に行ったら差し入れを配っていた。エイベルが学園から帰ってこないのが寂しいらしい」

「俺は全然会えないのに」


ありがたく受け取った。

小袋の中のクッキーを口に含むと素朴な味だった。

侍女にでも作らせたんだろうか……。


「ビアード家門は彼女を溺愛しているから邪な気持ちの人間は近づけないらしい」

「うちの茶会も夜会も来ない」

「彼女は武門貴族の伝手を広げているよ。派閥は落ち着いているから顔を出す気はないってさ。」

「そうか」

「あと読書が趣味だって。ビアードの騎士は遠征に行くときは彼女にお使いを頼まれて本を買って帰るんだってさ。」


遠征の休憩時間に騎士が本を買いに行く光景を想像して笑ってしまった。

サイラスはレティシアの情報を集めてくれる。

俺は全然会えないからありがたい。


「ライバルは多いから頑張って」


俺は友人に恵まれている。頼りになる友人の勉強をみてやることにした。どうやったら会えるんだろうか。


リオとサイラスは父親同士が仲が良いため幼馴染件友達です。次男で面倒見の良いサイラスと末っ子のリオは仲良しです。

いつも令嬢に囲まれてチヤホヤされていたリオにとって素っ気無くされるのはレティシアが初めてです。

そしてまだ免疫のないリオはレティシアの泣き顔にイチコロされました。

逃げられると追いかけたくなる精神をレティシアもエイベルもわかっていません。

次回から学園編に入ります。

接点がほしいリオと関わりたくないレティシアの攻防戦が始まりますかね…。


読んでいただきありがとうございます。

誤字報告、評価、ブックマーク登録、感想等も嬉しく感謝しています。拙い文章ですがまたしばらくお付き合いくださいませ。

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