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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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砂漠の謎解き

なんでかなんもない。

いや、正しくは遠ーくの方にオアシスっぽいのとかでっかい岩とか見える。それに向かって歩いていたはずなのに、いつの間にか全く違う方向に進んでいたのだ。


「逃げ水…蜃気楼ってやつか?それにしてもおかしい」

「あ、あの…」

3人で悩んでいた所にシンが発言する。


「戦闘を回避しないで、もっと確認しながら進むのはどうでしょう?」

「あー、遠回りをしすぎてたのか」

確かに戦闘回避のために回り道をしたり方向感覚で目標を確かめないで進む場面は多々あった。


「それでやってみるか。シンさんとルリは虫出てきても大丈夫か?」

「「なんとか…」」

ここまでシンクロするのもある意味すごいな。


シンの提案に従ってまた進んでみた。

しかし、やはりなぜかずれてしまう。



「なんでだ!」

「地形的にトラップになってる可能性は?道が変わるとか強制的に反転するとか」

「いや、そんなことをするとこの地形が過疎化する。そんなことこのゲームはやらない」

「オブジェクト、あったのは入り口にあった岩とかくらいだよね。一度戻ってみる?」

「・・・岩にヒントでも描かれてるかな」



そうしてスタート地点に戻ってきた。戻ってこれた。

これも謎なのだ。どれだけ迷ってもスタート地点には必ず帰れる。


スタート地点にある岩をぐるりと回りながら調べるが何もない。

「昔あった映画思い出すな」

「どんなやつ?」

「トラップだらけのレースをするんだけど、誰もクリア出来ない。でも主人公がある時クリア方法を見つける。なんとスタート地点で全力で逆走することだったの」

「えー、だれも気づけないよそんなの」

「まぁここで逆走したら街に戻るだけなんだろうけど」

「そうだねー」

「いや、案外当たりかもしれんぞ」

「「は?」」

「岩の上に『stay』って書いてある」

「もしかして…」

「岩に登って待て?」

「休憩がてらそうしよう」



そんなわけで4人で岩によじ登って座っていたら…

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