次なる目標は
「新しい弓〜♪」
「新しい杖です〜♪」
少女二人が浮かれている。眼福である。
それにしても、だ。
「グレン、今でも強いのに新しい武器手に入れる必要ある?」
「いやいや、新装備だぞ!?欲しいに決まってるだろ!」
そかー、グレンが更に強化されるのか・・・。
「火山は行ったことないけど、社の場所に心当たりは?」
「全くない。火山には唯一というか、観光スポットがないんだよ」
「この風花の宝石ってそれを補助するものかね」
「多分なー」
「まぁ場所が見つかったら手伝うから」
「おう、よろしく。火属性には水属性が有効だしな、頼りにしてるわ」
「星も水魔法は使えるぞ。あとルリも連れて行かないとむくれるよ」
「確かになっ!というか、新武器の試運転したくて仕方ないって感じだなぁ」
新しい武器はやはり心が踊る。それは誰でも一緒らしい。
「さぁ、この弓でミノタウロス狩るよ!」
「お手伝いします!」
「風属性だと獣とかに効果が薄いから止めときなさい」
「弓と矢の属性違うとどうなるんだ?」
「同じなら相乗、どっちかが属性無しなら有る方になる。違った属性だと属性が消える」
「めんどくさいな」
「欲張りはいけないってことだ」
こうしてルリの目標であった風属性のレア武器の入手が終わったのだった。