森の社、再び
以前にも来たマウスの東。通称・ミノタウロスの森。正式名称・深き森。
その深部にある『森の社』が今回の目的地。
途中まではルリの弓や星の魔法、ワダツミなどで簡単にあしらえるモンスターばかり。こいつら相手にスキル連発してたんだよなぁ…とちょっとしみじみとした。
ちなみに森の中、獣と樹・虫属性とということで星は火魔法をメインで使っている。
はじめはカスタムしてないことをきにしていたが、初の魔法使いプレイヤーというだけでもテンションが上がったルリ、火属性剣士のグレンもいるし、ということでリラックスして参加している。
進んで暫くは簡単。そうしてたどり着く広場。
周囲にはミノタウロスが跋扈し、下手をするとリンクして複数に追いかけられる。
今思えば、森の社の守護者的なものなのだろうか?
何はともあれ一応目的地の『森の社』である。
それぞれが道中拾ったアイテムを奉納する。
ゴゴゴゴゴゴゴ…
『ありがたや、人の子よ。我が試練を受けたくば申し出よ。試練を超えし時はわが宝物をやろうぞ』
「これって」
「星さんがいるからか?」
「私も風魔法とったよ」
「なにがあるんですか?」
ルリは風魔法とったのか。
星は何かわかってないらしい。
「オレのこの剣もこれと同じ、社でのクエストで手に入れたんです。だから、もしかしたら同じようにレアな武器とかが手に入るかもしれない」
「なるほどー」
「起動の条件がホントにわからんけどな。ルリが風魔法とったからか?奉納の回数か?」
まぁ、何はともあれ。
「イベント戦闘だ、準備はいいか?」
そうして現れたのは、巨大な白蛇だった。