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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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海産物

お久しぶりです。年度末、忙しいけど書いちゃう。これもストレス発散よ!!

「ふむ、まぁまぁやるじゃないか。これなら海の中に入っても大丈夫だろう。ホレ、餞別だよ」


ぽい、と投げ渡されたのは青い玉。

あー、そういえばクエストの一部だったな、さっきまでの。


玉をキャッチしようとしたらするりとすり抜けて体に入った。


「お!?」

「へ?」

「お疲れ。今のが水中戦闘の許可証。『海の欠片』だ。これで本格的に海のフィールドに出られる」


なるほどー。とルリは言う。が、

「これなくても行くだけなら行けるのでは?」

「コレがないと本当にあっさい所しか行けないから無駄だな」


「そっちの坊やの言うとおりさね。海と一口に言っても広い。砂浜や浅瀬までで良いなら別だが、深海まで行こうと思ってるなら慣れるのは早い方がよかろうよ」


そういうものらしい。



と、いうわけで。

「さくさくと海の中に入るか。それと、ルリにはこれ」

少し休憩をしてから海にやってきた。そこでグレンは言った。ロープをルリに渡して。


「や、だってルリが流されたりはぐれたら色々困るし」

ごもっともだった。



「じゃあ改めて。海の街【ホエール】と海のフィールド【ウェイブ】へようこそ!」



やってきたのはまんま、海だ。

砂浜に岩場、ざざぁぁん、という波の音。そんな場所に鎧やら剣やらを持った人がいるのは、シュールの一言である。



まずは浅瀬から試すということで足首まで水に浸かりながらウロウロと歩く。

「この辺のはノン・アク(ノンアクティブ)だから手だしてもいいぞ。腕試しな」

「どこにいるのさ」

「そこらへんの魚影は全て敵だ」

「囲まれてんじゃねぇか!」

「なんか集まってきてない!?」

「まぁ、落ち着け『ファイアー・ストーム』!」

グレンが水に手を入れて魔法を使う。


・・・・・・。

ぷかり。


と浮いてくる魚?はすぐに消えた。

が、何匹かはグレンに向かっていく。

「このように水の中では火属性は効果が弱まる。この辺の弱いのでもストームの端でかすった程度じゃ生き残れるくらいにな」


説明しながら向かってくる魚?をすぱーんと剣で攻撃するのは流石だ。

グレンにはほとんどダメージにならない程度らしいので手伝いながらさくさくと進む。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Get!

・フィッシュスケイル 10こ(小共有(パーティー)ストレージに入ります)

・20point

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あ、今のは魚群(グループ・フィッシュ)ってやつで総数はランダムだけど、倒せばアイテムとポイントが一定で入るんだよ」

「スケイルが10とポイントが20きた」

「魔法が使えれば、それなりに稼ぎやすい?」

「それなり、だな。一匹は弱くてもあの数だし。最大で15匹くらいまでくるらしいし」

「まぁ一団倒してポイント20なら、それなりになるのかね」

「あ?一団ならポイント10だぞ?今のはグループ2つだ」

「いきなり2グループにちょっかいかけたんだね…」

今は出番なかったが、ルリの言葉には確かな重みがあった。



そして進む。水はすでに腰まできている。小柄なルリは波がきたら胸元あたりまで浸かり、体勢を崩すこともあった。しゃがめば体全部浸かって、逆に安定するんじゃね?とグレンに言われて戦闘があれば背後でザブンと音がしていた。

ここまで倒したのは、始めにきたグループ・フィッシュ(イワシの群れ)をはじめ、ナイフヒトデ(ヒトデ)レッドオクト(タコ)クラブクラブ(カニ)と海産物祭りだった。入手したアイテムも鱗や吸盤、触手にカニ爪と美味しそうだったりそうでないのもあった。

中には魂結晶(コード)も出てきたが、正直弱い。地上のゴブリン相当と思えば、わかるだろう。



グレンの先導でここまで来た。ここからが本番だという。

「海のフィールドの本番。ここからは完全に海中になる。プールで練習したの確認しながら行くぞ」

そうして、3人で立っていた岩から離れ潜っていく。



海の中。

字にしたらこれだけだが、なんとも神秘的な場所だった。立ち上る泡と降り注ぐ光。モンスターではない魚が色とりどりに泳ぐ。



「こういう所にこのゲームの凄さっていうかスタッフの熱意がわかるよな」

俺とルリが目を奪われているのをグレンが笑う。



「…と、どれかトレインしてきたな。でかいのがいるぞ」

その声にあたりを見渡す。



「物理が強い。ルリは気を付けろ」

「『ウォーター・スクエア』。これは、まあ海だしね」

「ロープは巻き付けとく」


やっと本格的な、水中戦闘とモンスター狩りだ。

まずはこのサメだ!


浅瀬にいるモンスターは、地球上にいる動物がちょっと攻撃手段を持った程度です。

グループ・フィッシュはひたすらイワシがたいあたりを仕掛けます(グループの生き残りが連続して飛び出てくるのでカウンター狙い)。

ナイフヒトデ(名前の通りヒトデ)は星形手裏剣的に漂ったり飛んできたり。でも何かにぶつかると止まるので一発屋です。

レッドオクトは赤いタコ。足にくっついて微量の継続ダメージと移動阻害をします。

クラブクラブはハサミが棍棒のようになったカニ。挟むよりも殴りに来ます。当たればそれなりに強いけど、横にしか移動できず転倒したら動けなくなるという悲しいやつ。


相変わらず名前考えるのが大変(--)

全部英語にすればいいかな、とか思ったけど一応ちゃんと考えてみました。


深海のボスはやはりクラーケンなのか、エメラルドオクト(グロキシニア様!)とかも出したいな。いや、鯨か…?

そこまでは中々到達しませんけどね。

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