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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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練習は大事

休みに入ったので更新です

「こ、んのっ」

投擲される槍。

その槍が纏う見慣れた青い光。


水属性ボーナスの付加(エンチャント)か!


「『ウォーター・スクエア』!『ウォーター・エッジ』!『斬り払い(スラッシュ)』!」

自分の足下に足場(スクエア)を作り、武器の間合いを僅かにでも伸ばし、確かな足場からスキルを使い槍を攻撃する。


槍は俺の頭上を通るであろう軌道。後方のルリを狙ったものだ。よって、それに真下から攻撃を加え軌道を反らす。



届く。

そう確信できるほど2つの武器が近付く。


耳をつんざく金属音。

が響く直前、正に刹那というべき時間差で2つの武器の纏う青い光が接触した。



パァァン!!!


予想とは全く違う音が聴こえた故に呆然とした。

「あぶない!」


体を貫く青い光は冷たかった。



「今のなんだ!?」

サーペント()のバレットかアローだと思うぞ!『ファイアー・バインド』!」

グレンが魔法を使ったらしく、火のロープのような物がモンスターを縛り、やがて動かなくなった。


というか、あれが貫通か!!


「戦闘中に止まるなよ。どした?」

「がきーん!って音すると思ったらぱぁん!だったからビックリした」

「…あぁ、付加の反発か。同じ属性で攻撃し合うと付加が剥がれるんだよ。風船みたいに破裂して」

「…それか。槍は?」

「反発の衝撃とスキルの勢いに押されてどこかにいった」

ルリは無事なようだ。


「さぁ仕切り直すか」

火のロープ(ファイアー・バインド)が切れたらしく、また襲い来るモンスター。しかしグレンとルリの攻撃で大分ダメージが溜まってるようで、残り半分ほどしかHPは残されていないようだ。


「今度はショウも抑えに加わって一緒に攻撃な」

「その前にスクエアお願い!」

その声に後ろを向けばルリが逆さまでもがいていた。


「『ウォーター・スクエア』!」

「ありがと!」

「おう!『加速(ブースト)』」

そうして戦うこと数分。


「『斬り払い(スラッシュ)』」

「『致命の一撃(スコーピオン)』!」

グレンの剣スキルと俺の短剣スキルを受けた直後、2体のモンスターは泡となって消えた。


「「「よっしゃああ!!!」」」

3人の雄叫びが水中で響くのだった。

後半ちょっとはしょりました。

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