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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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泳ぐのは得意?

ミノタウロスを倒し、魔法を覚え、グレンのダンジョンを見学した翌日。またゲームにログインしていた。


「えー、では今日はショウのモンスターを探しに行く。水魔法もあるし、水属性のモンスターにしようと思っているが、問題あるか?」

「大丈夫。すぐにでも行けるよ!」

「ルリも張り切ってるし、大丈夫だろう」


そんなわけで、今は船に乗っている!


グレン曰く、水属性は基本的には海や川、池や沼などで倒すものらしい。

なお、小さな川には小物が。深い海には大物がいるらしい。

沼とかには場所により毒や厄介な攻撃を持つのもいるし、ルリもいるしビジュアル的にも止めとこう、ということに、なった。



で、現在船に乗って移動している。行き先は海の街【ホエール】。グレンはショートカット出来るそうだが、俺とルリは行ったことないし、折角なので船に乗ってみることになった。


今乗っている船は定期船のようなもので、【オウル】から少し移動した港から乗ることが出来た。



「戦う場所がな、水中になるからちょっと準備してから行くぞ」

「……水中?」

「『ワールドダイバー』みたいな感じか?」

「あー、近いな。でもやったことないプレイヤーもいるからその練習する所があるんだよ。そこ行っとけば、『水中での行動制限が解除される』ってことになるから、海じゃなくても使えるぞ」

「ふーん」



そうしてやってきた【ホエール】の中心部。

見た感じ、サーファー御用達な雰囲気。


え、ここ!?


「ちわー」

「はいはい、誰だね」

「練習したいんだけど、プール空いてる?」

「あぁ、空いとるよ。好きな場所使いな」

「サンキュー」





「さて、プールです」

「見ればわかる」

「ここで何するの?」

「水中戦の練習だって。まずは入ってみ」

どぼん!

グレンはそのままプールに飛び込んだ。

装備とかはそのままでいいのか?


「行く、しかないか」

「かなー」

どぼん!どぼん!


「さて、息止める必要ないからなー。好きに動けー」

水の中ではグレンが逆さまになって、入った直後にそんなことを教えてくれた。



プールの中は凄まじく深くなっていた。そして自由に動けた。まるで本当に水の中にいるように!

水を蹴って推進力に変える。

水を掴んで停まり、方向を変える。

前後左右上下の全てに思うままに移動できる。


「相変わらずな。まさに水を得た魚」

逆さまのままのグレン。

「ほっとけ」

「ショウは泳ぐの上手いんだね」

ルリが感心!という風に言う。

「コイツ、昔は水泳の選手だったこともあったしな」

「昔のことは忘れた」

「ところで、ルリ」

「なんで遠ざかっていくの」

「私、泳げなくて」

「………よく飛び込んだね」

「なんか、足場とかあるかなって。でもほら、息できるし」

「まぁゲームで溺れたくないし」

「そーかー」

「あ、ショウ魔法だ!」

水魔法か?

「なんで?」

「各魔法を覚えて、対応する場所に行くと、新しい魔法が使用可能になる。水魔法開いて確認!」


どれどれ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

水魔法




・ボール(LV1)


・アロー(LV1)


・ブリット(LV1)


・ウェポン(LV1)


・ストーム(LV1)


・スクエア(LV1) new!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

確かに、スクエアってのが増えた。


「『ウォータースクエア!』」

使ってみると、青い大きな板?が出てきた。スクエアだから四角だが。


「ルリ、それの上に乗って!」

「むりかもー」

「「おい!」」


「『ウォータースクエア!』」

狙いはルリの真下!


「お?おー!?」

ルリが板の上に落ちた(・・・)

流れはどうした!?


「スクエア系の魔法はその属性の足場を作るんだ。その足場では流れとか、熱とかの影響を受けなくなる」

「とりあえずルリには必須か」

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