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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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グレンのダンジョン

お久しぶりです。毎日暑いですが、皆さんは無事ですか?

ぼぉう!

「うわっ」


扉を開けた瞬間、壁から火が吹き出した。ダメージはないようだけど.....?


「改めて、ようこそ。ダンジョン属性は火。お客さん(ゲスト)だからダメージにはならないけど、今のもちょっとしたトラップだよ」


ダンジョン開けて早々に炙られるのがちょっとしたって程度なのだろうか?



「これ、装備とかは大丈夫?」

「アイテム燃やしたりするのは別のトラップだから、心配ないよ」

あるんか、アイテム燃やすのが。


グレンの先導でダンジョンを見て回った。

途中で、

「そこはマグマ溜まり」

「天井から鍾乳石が落ちてくる」

「ガス溜まってる所は火気厳禁」

などなど、凄まじく物騒な説明がされていた。


モンスターの方は、見たことのないやつばかりなのは当たり前として、やはりというか火属性がほとんどらしい。

中には闇属性のコウモリもいるらしいが、見当たらなかった。



なんというか、

「物凄い勢いで致死トラップにかけさせようとしてる感じ」

とはルリの言。言い得て妙だ。



「さて、モンスターの方は火山地帯とかに行けば出会えるけど、説明だけはしとくか」


・レッドオーガ→巡回設定。火属性ではあるものの基本的には物理攻撃。攻撃防御の両面に優れている。


・フレイムエスカルゴ→巡回設定。動きは遅いが防御と体力が高い。攻撃は火を吹いたり体に触ることで継続ダメージを与える。


・ファイアブル→巡回設定。火を纏った突進が基本的な攻撃であり、攻撃はとても強い。


・ヴァンパイアバット→巡回設定。基本的には天井に張り付いているが、迂闊に手を出すと周りの仲間が集団で襲ってくる。小さな体なので体力は低いが、数が多いため厄介。


「第一階層はこんな感じ。全部で第三階層まであるけど、構成はそれほど変わらない。ちょっとずつモンスターは強くしてるけどな」

「モンスターは全部巡回にしてるの?」

確かに、説明されたモンスターは全部巡回設定だった。運が良ければ全くモンスターと戦わずに次の階層に行けるんじゃないだろうか?


「それはね、第二階層の入り口に行けば分かるよ」


そうして歩く。俺やルリのダンジョンにもある『次の階層へ繋がるゲート』だ。が、何か違和感があった。


『扉を潜る者、以下の物を収めよ』

という文章の下に穴が空いていた。


「ここに対応するアイテムを収めないと、このゲートは開かないんだよ。ちなみに何を要求するかはランダムだけど、この階層にいるどれかのモンスターのドロップだよ」

「つまり、それを探すために最低でも1回は戦闘をしなくちゃいけないんだね」

「そのとーり」



「試しに何かと戦ってみるか?」

「「やめとく」」

「じゃあ最下層まで行くか」


読了感謝。暑い中であっついダンジョンの解説の話にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

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