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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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キャラクターセット

冬の童話祭の作品が書けたので、こっちに集中します(>_<)

ダイブ(潜行)というのはピッタリだ、とよく思う。

闇の中にわずかに沈み、また浮上する感覚を味わうからだ。


初の完全VRゲームはその名もずばり『ワールドダイバー』と言う。

CGで再現された世界のあらゆる場所を泳ぐことができるということで、海を、空を、宇宙を。

様々な場所を泳ぐもしくは飛ぶことができた。


フルダイブする時にわずかに感じる水の抵抗のようなものは脳波をヘッドギアが読み込んでいる時にたまに起こる現象だ。



その『ワールドダイバー』から更にCG技術は進歩した。

そう、まるで現実との区別が付きにくくなるくらいには。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ここが、Db×wの世界・・・」

広場には大型のエレベーターらしき建物を中心に道が延びていた。

このエレベーターが現実とゲームのドアになるようだ。


「すげー・・・まずはどうしたらいいんだろ」

ポーン♪

「うわっ!?」


:運営よりメッセージがあります。


「あ、こーやってくるのね」

びっくりしたわ!


:はじめまして!お名前とアバターセットを致します。キャラクターネームを入力してください。

どうやらここで名前を決めるらしい。


自分の名前を少し変えて【ショウ】とした。

・・・ショート、した。



おほん。

次にアバターのセット。

これはこのゲームの中で使うキャラクターの容姿とかを決めるようだ。

髪型に眼の色肌の色、目鼻口の位置、身長、体型。


理想の体型でゲームをしたい!という人向けだが、特に頓着が無い場合はヘッドギアから骨格をスキャンし、現実の自分に近いアバターを作ることもできる。

まぁ例えばニキビとかそういうのは無くなって若干の補正もかかるけど。

何が言いたいかと言えばリアルな自分の感覚とリンクしてゲームが出来るということ。


まぁそんなモロモロを決定した。


するとようやく自分がこの世界(Db×w)に立つことが出来る。

ちなみに今までは動くことも話すことも出来ない幽霊みたいな存在だった。

後ろから他のプレイヤーが自分の身体をすり抜けていくのはビックリした。


【ショウ】のアバターはやや痩せ型で身長も普通。黒髪のセミショートで少しだけ垂れ目っぽい。垂れ目は現実ではコンプレックスなんだけど、なぜかいい感じに整わされている。

これがゲーム補正というやつかっ!!


いや、文句はないからいいんです。

ようはプリクラとかのちょっといい感じになった自分でゲームが出来るってことだし。

人間、醜いよりも少しでもカッコいい方が、ね。

ああ、コンプレックスよさらば・・・。


とりあえず、チュートリアルに行こう。


:アバターをセットできました!このまま北へ行き、キャッスルまでお越しください。


キャッスル()とな。

あのひと際でっかいのかな。


とりあえず動いてみよう。

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