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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
28/247

限定5回縛り

PVが4700!ブックマークは20件!!

皆さんのおかげです。

「やばくなったらスキル使ってもいいけど、2人で合わせて5回までにしとこうか」

「5回?スキルを?」

「そう。2人で5回ね」

「それはちょっと厳しくないかなぁ....」


弱気なルリと共にミノタウロスへ挑むことになった。


「まぁ、ちょっと作戦会議しよう」

「うぅん....」

「まぁ、いい修行だと思ってさ。ミノタウロスの魂結晶(コード)も出るかもしれないよ?」

「.....................がんばる」



ルリをちょっと励ましつつ作戦を考える。



「一番威力のあるスキルは『致命の一撃(スコーピオン)』?『天からの射(サジタリウス)』?」

「威力なら『天からの射(サジタリウス)』だと思うけど、一撃で倒せる?」

「多分無理....それにもしミノがこっちに向かってきたら私攻撃できないよ?」

「ルリの方に行かせず倒すってことか......あ」

「うん?」

「いや、あんまり使いたくないけどある意味ピッタリなのがあった。『挑発(プロボックス)』っていうんだけど.....」



などなどと話し合い、とりあえず1体を相手に試すことにした。


「いくよー、『挑発(プロボックス)』!」

「ヴモォォォォォォ!」

どしん、どしん、どしんどしんどしんどしん!!


段々速くなってくるミノ。


「ルリ!攻撃!」

「『天からの射(サジタリウス)』!」

ずどぉぉぉん!!


とそれは見事にミノの顔面に命中した。

しかし、それでもミノは迫り来る!!


「このぉ!」

俺はエッジでミノの足を狙う。


が、


「ヴモォォ!」

どごぉん!

斧が地面を割る。


地面が割れるのは攻撃がうまく入った(成功した)サインらしい。

手が痺れてる(スタン)状態の時は地面は割れないそうだ。


エッジの攻撃は割れた地面を前に足を止めてしまった故に届かず、更に振るわれた拳で弾き飛ばされてしまった。



HPが20%ほど削られる。


拳で20%ならば斧が直撃したらどうなるのか.....。


それでも、行くしかない。


「やぁ!」

ルリがミノの顔に矢を放つ。斧で顔を守るミノ。

攻撃は失敗である。

弾かれた矢は地面に落ちる前に空気に溶けるように消えた。


「ショウ!大丈夫!?」

「なんとか!」


これでルリの攻撃が通るなら俺は逃げ回ってればいい。しかし、ミノが防御をしたことでそう簡単にいかないことが分かった。


どうする?スキルはあと3回。

何か使って逆転させるか。

何を使えばいい?


「ん?」

ミノが来ない。


ミノを見ると、やっと斧を顔の前からずらして再度近付こうとしている所だった。


ずっと防御していて、動かなかった?



「ルリ!攻撃続けて!その間に後ろに回る!」

「わ、わかった!」

ルリから矢が飛んでいく。そのほとんどはミノの顔を狙ったが顔の前に斧を構えられ、1本も顔には当たらない。


しかし、その間に。


「うりゃあ!」

ミノの後ろを取った!右の足首に攻撃!

エッジを叩きつけるように何度も振り下ろす。

短剣っていうよりハンマーのようだ。



「ヴモォ」

そのかいあってかミノが膝をついた。


「ルリ!スキル!」

「『天からの射(サジタリウス)』!」


ミノの首に命中。

矢は遠くの物を狙うほど命中の精度が落ちるらしい。


けど、膝をついて、首を抑える今なら近付ける。

攻撃された部分はそのダメージの量に比例して焦げ痕のようなエフェクトが残る。

それを目掛けて!

「『斬り払い(スラーッシュッ)』!!」


ピンポイントダメージボーナスにより追加のダメージが入り、HPがゼロになったミノタウロスが倒れる。


ルリに向かって!!


「『加速ブースト』!」


それを加速してルリをかっさらう形で避けさせる。


「ありがと....」

「まさかこうなるとは」

倒れたミノはグラフィックを砕いて消えた。

正真正銘、俺たちの勝ちだ!


「あはは!お疲れ!ピッタリ5回だったなぁ!」

腹を押さえながら近付いてくるグレン。


投擲剣を投げようかと悩んだ俺は悪くない。

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