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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
22/247

リアルとゲームと

なんかジワジワとブックマークしていただいてる方が増えている....!!

移籍街の仕事人もブックマークしていただいた方、ありがとうございます!


PVとブックマークの上昇が力になるのです!!

翌日の放課後ーーー


「昨日はありがとな!早速やってみてどうだったよ?今の所手伝うこととかあるか?武器は何にした?それとも魔法か?ダンジョンどこにあるんだよ?なー??」

「落ち着け」


また友人(コイツ)といつものカフェでまったりしようとしていた。

昨日ゲームでゲスト紹介の特典をもらったらしくご満悦だった。若干うざいくらいに。


「手伝ってっていうか、聞きたいことも色々ある。でもそんなグイグイネチネチされたらしゃべれん」

「わりわり.....え、ねちねち?」

「昨日やってみて、まぁ色々あったけども、モンスターの配置が今の所は問題だな」

「あー、それな。確かにはじめは置けるのが少ないよな。ゴブリンとかウルフとかか?」

「昨日知り合った人はポイズンビー配置してたな。あとはマタンゴとかトレント?スライムじゃなぁ」

「スライムはやめとけ。どうしても強くならんしポイントが無駄になる」


話し始めれば共通の話題があるので早い。


「んー....モンスターの不足ってことなら誰かとパーティー組んで強いのに挑んでみるか?」

「パーティー?」

「そう、パーティー」


プレイヤー同士とはダンジョンを攻略され、攻略しての間柄だけになるかと思ったが、それだけじゃないのか。


「あ、武器か?魔法か?」

「武器。短剣にした」

「短剣かぁ.....」

なんかがっかりされた?


「短剣ってあんまり良くないのか?」

「いや、使いやすいって人は多いよ。ただなぁ、攻撃力足らないって剣に代えたり、もっと早くなる籠手にしたりする人が多いんだよ」


いや、ちゃんと長く続けますよ?


「まぁいいや。どうする?今晩にでも待ち合わせるか?プレイヤーネームが分かれば個人対個人チャット(ウィスパー)できるし」

「今晩はちょっと約束してるから...あぁいや、そっちにも話してみるか。一応会えそうなら会って、フレンド登録はしちまおう」

「おーよ。こっちは『グレン』って名前だから」

「こっちは『ショウ』」


そうして短剣人口が薄いというか飽きられやすいとか、ナントカの魔法がカッコいいとか、雑談をして日が暮れる頃には家に帰ってきた。



母さんも父さんも、今はいない。仕事で遅くなることも多いし忙しい時にタイミングが悪ければ1、2週間くらい顔を見ない場合もあるし。


おかげで夕飯は作れるようになった。今日は冷蔵庫に残ってる食材を使い切りたいので中華丼もどき。イカとしいたけとほうれん草と玉ねぎちょびっと。しいたけの出汁が決めてです。



お腹が膨れ、風呂も入れば自由だ。

洗濯物は朝回して学校に行く前に干してるから問題ない。


というわけで、

「『ダイブ・スタート』」


さぁ、ルリとパーティーを組んでモンスター狩かな?

その前にメールを2件.....


ショウ『ルリー?暇ならちょっと頼みがあるんだけどー』


ショウ『グレン?今ダイブしたんだけどいるか?』


ルリ『はーい。今カフェにいるから来てー』


グレン『おう。今アイテムの買い出ししてるんだわ。待ち合わせるか?』


ショウ『じゃあカフェで。ゆっくりでいいぞ』


グレン『あいよー』



ゲームの中だがカフェはある。フルダイブ故に味覚に『これを食べた』という信号が送れれば満足感が味わえるということで、特に甘いもの好きには『0カロリーでスイーツ食べられる』と好評なのだそうだ。


さぁ、ルリと友人(グレン)、化学反応起きなきゃいいな。

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