決闘大会 2日目 開会式
ランク3のステージの1つが本選進出者2名という異例はあったものの、抽選でシードを作ることになったそうだ。
そして、ついに開会式だ。
『あーあー、マイクテス〜マイクテス〜。あー、こんにちは?もしくはこんばんは?まぁ皆さんのプレイスタイルと現在の現実時間を考えるとどちらでもいいのですが。ようこそ決闘大会へ。そして、ようこそこの世界へ!私はこのゲームの開発・運営主任、皆さんの言うところのゲームマスターでごさいます。あ、ヘルプセンターとも連動してますからね。何かしらバグや問題があったら迅速に対応致しますので、応援のほどよろしくお願いします!
・・・・こほん、改めまして、ようこそ決闘大会へ!昨今は新しいプレイヤー様も増え、新人さんもベテランさんも楽しめるイベントを考えた結果、今回の決闘大会となるに至りました。プレイヤースキル等もありますが、最も公平と思われるダンジョンランクにて分けさせていただきました。そのうちランクも関係なく大会を行うのも面白いかも知れませんね。今回はその第一歩として、ランク別・決闘大会を開催いたします!
予選ですら血湧き肉躍る戦いが繰り広げられました。本戦からはモンスターの召喚や所持アイテムの使用も解禁されます。予選以上の激戦が予想されます。しかしご安心を。この大会中に消耗したアイテムは戦闘後に補填されることとなっていますので、全てを出し切っていただきたく思います。
それでは、お待たせいたしました!明日より、決闘大会、本戦を・・・・・開催いたします!』
同時に大きな花火が打ち上がる。
おー!と皆の声が、そして連続する花火の音が重なる。
明日より本戦だ。召喚もアイテムも使えるなら、また強敵も増えるだろう。気合を入れないと。