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Db×W  作者: 黄野ポピー
決闘大会
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決闘大会 予選2日目 ランク0 ルリの場合

予選二日目。今日もランク0からスタートだ。


余談ではあるが、昨日の全試合。ランク毎に一斉にやったとはいえかなりの時間だったが、実際には僅か1時間でのことだった。体感時間の加速化。凄まじい技術である。更に加速することも出来るそうだが、脳に負担かかるのは避けられないため推奨はされていないらしい。当たり前の話だが、仮に丸1日24時間フルダイブして加速機能まで使ってしまうと30時間分、40時間分の負担・精神的疲労が蓄積する。結果は火を見るより明らかである。


それはおいておいて。


大事なのはルリとシンの試合だ。

昨日よりも人数を絞ってのバトルロイヤル。それぞれのステージの最後の一名が勝者。つまり本戦出場となる。

選手はシャッフルされ、昨日見たことのあるプレイヤーはほぼいなくなった。ルリとシンも別のブロックになったので両方が本戦に出られる可能性は十分にある。



ルリの方は同じ弓使いのプレイヤーとの一騎討ちに持ち込まれた。他にもプレイヤーはいるのだが、極力一対一での勝負が繰り広げられている。やはり昨日のランク3の試合が影響しているらしい。


周りを巻き込む恐れのある『天からの射』は使わず、通常攻撃や『直射』『チャージショット』などが使われている。ルリは魔法は使えないので、手札を出し切っている事になる。

一方、相手の弓使いは腰に短剣を差しているのでいざとなれば近接戦に持ち込もうとしているのだろう。


「『天からの射(サジタリウス)!』」

ここで相手が動いた。


ルリは慌てて矢が降り注ぐ範囲から脱出。しかし相手もルリに接近し、短剣を抜いていた。


「『タイガークロー!』」

ルリの手の甲から白い爪のようなものが生えた。

その爪で相手を切り裂き、ノックバックさせる。

そして弓に矢を番えて攻撃。


相手はノックダウン。



「今のは武道家のスキルだな。それをカウンターで使って大ダメージを与えたんだ。それで倒しきれなくてもう一撃、と。いつの間にあんなスキル身につけたんだ」

と言ったのはグレン。


確かに。模擬戦での課題でルリには近づかれた時の対処があったが・・・・。


まさかの武道家スキル。このスキルを見せて以降、遠距離では弓を近距離では武道家スキルを使い、見事本戦への切符を手にしたのだった。

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