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Db×W  作者: 黄野ポピー
決闘大会
192/247

決闘大会 予選1日目 ランク2は飛ばしてランク3

ランク2の予選はかなりの接戦だった。


魔法の使い所、スキルに頼らない攻撃手段、立ち回り、攻撃の躱し方。勉強になることはたくさんあった。

が、すぐに実践するのは難しそうなのでグレンに聞きながら練習していこうと思う。

見ていた試合では勝ったのは大鎌使いと斧使いだった。



さて次はグレンの参加するランク3だ。

これにはルリとシンも合流し三人でグレンの試合を見ることになった。


しかし、なんというか流石はランク3。装備からしてオシャレ、派手、レア感が漂っていた。


グレンも所々に金細工の入ったフルアーマーに籠手、赤茶に銀色の混じるブーツと普段の防具と大違いだった。

なによりも違うのは剣だ。火山エリアに行ったときに手に入れた火の長剣。それは明らかに強化がなされていて赤と金が交じる異様な剣に変わっていた。


緊迫した空気が流れると、皆近くにいたプレイヤーと向かい合った。そしてそれぞれの武器に手をかける。



5

4

3

2、ここでグレンの剣が光りだす。それだけじゃなく他のプレイヤーも攻撃のモーションに入った。

1

START!

合図と同時に攻撃が開始された。

グレンも『閃きの剣戟』を向かい合っていたプレイヤーに放った。


俺たちはスタートの合図が出てから攻撃のモーションに入ったが、間合いや攻撃のタイミングを完璧に把握していれば合図と同時に攻撃が可能なのか。


グレンもタイミング・踏み込みによる攻撃の位置を共にきっちりと把握しての攻撃だった。

対してグレンの相手は防御を選択。持っていた盾でグレンの攻撃を正面から防いでみせた。


そこからは乱戦のようでいて礼儀正しい戦闘が続いた。俺のように不意打ちをするプレイヤーはなく、ルリとシンのように徒党を組むプレイヤーもいず、互いに一対一を繰り返した。グレンも最初の攻撃からスキルや通常攻撃、魔法を織り交ぜ戦う。相手もグレンのみに集中し盾による防御と、片手剣による攻撃を繰り返した。



どんな駆け引きがどれだけあるのかも分からないが、グレンが剣盾持ちのプレイヤーを降したのは試合開始から2分後のことだった。

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