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Db×W  作者: 黄野ポピー
1章 自由な世界
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色々なお試し

新しくブックマークしていただいた方、ありがとうございます!

自分のダンジョンは、ちょっと復旧が出来ない状態なので、閉鎖モードにしておいて。

ちなみにこの閉鎖モード中はダンジョンの出入り口に『ただいま復旧中!』と看板が出た。マスター(自分)お客さん(ゲスト)は出入りできるが、挑戦者は入れないらしい。



やってきたのはダンジョンに配置してたゴブリンやウルフが元々いた場所。

オウルの街からほど近い森の中。



色々と試してみたい。あとアイテムが欲しい。

ゴブリンの棍棒とか、ウルフの牙とか、そういうの。


モンスターを倒せばよし。倒すならスキルも武器も使うので好都合。



「なんか、よさげなヤツはいるかな~♪」


まずはスキル。名前が変わったが威力とかはどうなのか。ちなみに別の武器を装備してもスキル名はかっこいいのだった!



「「「ぎぎぎ!」」」

茂みの中からゴブリン3体が現れた!


「まずは『加速(ブースト)』!」

おぉ!?体が軽い!


ゴブリンは元々弱いモンスターとして設定されているが、スピードの差はそこまでじゃない。

しかし、『加速』しただけで攻撃は簡単に避けられる。


ひゅっひゅっ!ひゅん!

右肩左腕!そして強めに腹!


ゴブリンの動作で1回攻撃する間に3回攻撃できる!なんだこれ!


ゴブリン3体相手でも少し避けることに集中すれば全く当てられないで済む!!


「『振り回し(スタッカート)!』」

『加速』しているからだろうか?

一瞬で5回くらい斬りつけなかった!?


え、今までは、こう.....ぶん!ぶん!ぶん!みたいな。一振りずつ3回とか振ってたのが、ひゅひゅひゅひゅひゅん!みたいな!?


「っとわ!?」

あぶなっ!


うん、調子に乗っちゃいかん。

『振り回し』だけで1体倒しちゃったし。


あ、あれも試そう。

攻撃が来るのを見極・め・て~....


「『受け流し(ダンス)!』」

しゃりん。ざん!

あ、カウンター?


ただ避けるだけだったのがカウンターまで流れに組み込まれてるみたい。あと体勢も崩れない!次の動きに邪魔にならない!

ルリの矢にはそれでやられたからなぁ.....。



カウンターしたのが始めに攻撃してたヤツだったらしく、それで倒してしまった。

残るは『致命の一撃(スコーピオン)』だけど、こっちを向いてたら失敗になるしな。


あ、もしかして。

効果も切れたし、丁度いい。


「『加速ブースト!』」

「ぎ!?」

一度モンスターの視界から外れてから!

「『致命の一撃(スコーピオン)!』」


ずばぁ!

「ぎぎぃ....」

おぉ、すんごい手応えあった。もしかしてクリティカルか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Get!

ゴブリンの棍棒 ×2

6point

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あ、1体はアイテム無しのハズレだった。

いや、でもゴブリン(弱いモンスター)相手だったとはいえ、余裕だったな。


「わおーん!」

あっちにいるのはウルフか!


「装備変更、と」

装備するのは鉄の短剣。


うん、スキルはこっちもかっこいいです。

『致命の一撃』と『振り回し』は同じだが、短剣コレにしか無いスキルもあって、

「『忍び寄り(スニーク)』」


お?体が透明になった?これなら見つからないな。

.......。

足音もねぇの!?あと声が出ない!?


幽霊状態か。

「わん!わん!」

これなら見つかるまいよ。よし、『致命の一撃』で終わらそう。


くる。

「ぐるるるる!」


え、なんか見つかった!?


絶対に見つからないってわけじゃないのか。

そらそうか。そんなん出来たらダンジョン侵入してマスターをさくっと倒せちゃうな。

索敵能力が高いモンスターには通用しないのは覚えておこう。


「た、倒す!『加速』!『振り回し』!」

.....ん?


『加速』しないし、短剣も振れない?

あ。


SP(スキルポイント)が足りません。

:SPが足りません。


スキルを使いすぎて、調子に乗って回復しなかったせいか。


「ぐぅ....装備変更」

鉄の短剣から鉄のエッジに。


包丁っぽかった短剣から、大型のナイフのように変わった。持ち手の周りも保護されているし、刃も短剣の2倍くらいはありそうだ。


「がう!」

「せぇい!」

飛びかかってくるウルフの牙を刃で弾く。さらに斬りつける。


「きゃん!」

一度倒れたウルフもすぐに立ち上がる。


初めてウルフを倒した時はスキルの練習でもあったから『振り回し』を連発したんだっけ。

そんな相手にスキル無しでってのはキツいかな?


でも戦える。


攻撃される場所を少し引いたりずらしたりして避ける。合間に反撃する。ゴブリンよりもよほど早い。反撃も必ず出来るわけじゃないけど、出来るときは躊躇いなく。





そんな戦い方で、ウルフの動きに慣れてくると胴体に刃を振り下ろして仕留めた。

時間はどれくらい経ったかはわからない。


かつての強敵は最早スキルがなくても倒せるようだ。




「そういえば、エッジのスキル見てなかったな」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鉄のエッジ


挑発(プロボックス)

加速(ブースト)

致命の一撃(スコーピオン)

斬り払い(スラッシュ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


また新しいスキルがあるな。そして『受け流し』がないのか。

鉄系武器は全武器共通で初級編です。それで武器の種類(短剣、ダガー、エッジとかの方)によってスキルが変わります。ダガーはバランス型。エッジは攻撃型です。短剣はお試し型。

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