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互いの手の内
セブンと名乗った槍使いのプレイヤーを帰してやられたモンスターを補充しておく。オーシャンホエールの在庫が減ってきたな。そろそろまた狩りに行かないと。
「セブン・・・・7か」
ラッキーセブンとかそういうことだろうか。
深く考えるのは止めてモンスターの補充に専念した。
「見たことない剣だったな」
閉じたハサミのような。真ん中に穴が空いてて、そこに何か仕掛けがありそうだったな。
決闘大会で当たるかもしれないし、よくチェックしておかなくては。むしろこっちのダンジョンにきてくれないかな。
そうしたら隅々まで観察できるのに。
やり方についてはなんだったが、絶対に勝つって気迫が伝わってきた。多分、最後の所で危なくなったら次の階層まで逃げていただろう。
ポーン♪
ダンジョンに挑戦者が現れました。
それはさっき行ったダンジョンのマスターだった。