あっさりとした槍使い
ポーン♪
・ダンジョン防衛に成功しました。
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・GET!
300point
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「なっ!なっ・・・・」
「悪いですが、格上相手には容赦出来ませんでした」
「か、格上?俺が?」
「サブウェポンまで持ってるし、ここに来るまでに決まった戦い方で、型で勝ってきてました。それで格上と思ったんですが・・・・戦い方を分析して、強襲するのがこのダンジョンのやり方なので」
「っ〜・・・・・・はぁ。まぁそれでプレイヤーがやられたらこっちの攻略成功だもんな。やり方については一言申したいけど、我慢しとくよ」
あのタイミングならいけるとは思ったけど、なんとかなった。奥の手も見せずに勝てるならそれに越したことはない。
ちなみにやばくなったらオレだけ最終回層へ逃げてポーションで回復。配置しているBアクアナイトとの共闘に持ち込むつもりだった。
卑怯と言うなかれ。ダンジョンマスターがやられたら負けなのだ。どのタイミングで出ても構わないんだから律儀に最後まで待たないよ。
どのみちなんでもありなら勝つ確率は最大限上げる。それが工夫というものだ。
「まぁ色々初めてだったけど、いい勉強になったよ。俺はセブン。こっちのダンジョンにも遊びに来てね」
結局、互いにほとんど手の内を晒さぬままダンジョン攻略は終了したのだった。