アクアナイトの剣の欠片
「そなたの持つアクアナイトの剣の欠片を寄贈せよ。さすればワダツミに新たな力を授けようぞ」
話がうますぎる。
「この剣の欠片に何かあるんですか?」
「ギクッ・・・・おほん。どうする?新たな力はいらんのか?」
「えーと・・・・・・いくついるんですか?」
「全部じゃ」
アクアナイトの剣の欠片。製錬すると海蒼鋼という金属になる。無論水属性を帯びるので、これで防具でも作れないかな、と少しずつ貯めていたのだ。
ついでにルリのスキルで『水の矢』の上位版の『海の矢』になるためポイントやアイテムとトレードしていた。
現在、アクアナイトの剣の欠片は15こ。製錬は5こ単位なので3つの海蒼鋼ができる。
「どんな力を付けてくれるのでしょう?」
「そなたなら素早く動けるほうが良かろう。【海神の加護(速)】をやろう」
アサシンスタイルに磨きがかかると。
「・・・〜。分かりました。全部お渡しします」
「うむ。では加護をつけるぞ。ワダツミを出せ」
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海の剣・ワダツミ
剣、大鋏、双剣に変形が可能。攻撃時水属性による追加攻撃5%。水魔法使用時、効果を10%増。
【海神の加護(速)】武器として装備している時、素早く動く事ができる。
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「ちなみに剣の欠片はどうするんですか?」
「玉鋼に鍛え直して新たな宝物を作るのじゃ」