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vs炎天剣士 その3
「スタン解除!参戦する!攻撃は刀と脇差による広範囲の居合い切りと高速移動!多分『縮地』系統!突進からの居合い切りと思え!とりあえずはそれに注意!」
スタンが解除したグレンが分かったこと、というか推理を叫ぶ。炎天剣士は左腰に鞘を着けてる。つまり左から斬撃がくる。
それが分かってるのに防げない。
単純に間に合わないのだ。縮地からの居合い切り、という単純なコンボ。ただし、速すぎる。
ガードしてもガードごと吹き飛ばされそう。
「『威嚇』『ファイアアロー』」
グレンもスキルを使いヘイトを稼ぐ。
「効かぬわぁ!!」
今度はグレンに突進する。
すでに刀は抜かれて、グレンは吹き飛ばされる。
ノックバックもあるのか?
「『ウォーターアロー!』」
これは背後から撃ったためクリーンヒットした。
「クカカカ、次は貴様か」
攻撃の軌道は分かってるのだ。思いつきだが、試してみる。ワダツミを剣にして、地面に刺す。そのまま耐える。
がきぃぃぃん…!
刀が折れた!
「舐めるなぁぁぁ!」
脇差で逆サイドを斬られた。