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説明書風―幻影の君に愛の祝福を2設定―(ネタバレ&カップリング注意)

エピローグでもう一人のファントムロードと一緒にいた仲間たちについてのプロフィールです

あとリオンの国にいたダンジョンマスターについての情報もついでに

まあ本編読んでもらえればわかると思いますがバッドエンド(?)の続きなので本編とは切り離して考えてもらえれば……?

――私は諦めない――

主人公ファントムロードリリエット・イディム

 性別―女 初期クラス―ファントムロード(アイテムユーザー) 所持属性―幻影

 義弟シオンから幻影の君を引き継いだ乙女。

 何も理解できないまま自分を置いていったシオンを知るため、そしてシオンを取り戻すため迷宮の主ダンジョンマスターたちとの戦いへと身を投じていくことになる。


 

――迷いは置いていきました。今の私は幻影の君あなたの忠実なる僕――

クロード・ヴァンダレイム

 性別―男  初期クラス―執事 所持属性―闇・重力

 幻影の君の忠実なるしもべ

 かつてはリリエットと敵対していた過去があるが、亡き主人、イリューシオンの遺志を引き継ぐために新たな幻影の君リリエットに仕えることを決める。

 しかし、イリューシオンの死の遠因となったリリエットに対して内心どう思っているのかは未知数。



――全く、あなたはいつもいつも――

マキナス・マクシミリアン

 性別―男 初期クラス―指揮官 所持属性―光

 リオンとアルトレイアの息子。アイルーン王国所属の指揮官。

 王女クリスティリアの目付け役として、そして新たな幻影の君を見極めるために迷宮都市に派遣されることとなる。

 父譲りの金色の髪を持つ見目麗しい青年だが、その見た目に反して性格は度が過ぎる程の生真面目。その上鈍感な面もあり、見た目とのギャップも相まって口を開けば残念と女性から言われること多数。



――別に。あなたに期待なんてしていないわ――

クリスティリア・アイルーン

 性別―女 初期クラス―剣舞姫ブレイドダンサー 所持属性―歌、重力

 スレイとフィオレティシアの娘。アイルーン王国王女。

 その出自故に祝福を受けず、王国内での立場も危ういまま孤独な幼少期を過ごした。

 自らのことを扱いあぐねている王国より離れ、何かに導かれるように迷宮都市を訪れる。

 両親の血が混ざり、少しくすんだ灰色の髪。女性らしい豊かな体つきをしており露出度の高い服装を好む。歌と踊りのまじないにより敵を翻弄する剣舞姫であるが、本人は歌よりも踊りの方が好みであるらしい。

 性格は何事にも冷めていて、達観している。自分の命も含め、あらゆることの関心が薄い。



――ワハハハハ! われに任せておけばなにも問題はない!――

アルフレッド・ココレット

 性別―男 初期クラス―蒼眼の魔女 所持属性―氷

 アスタとアイリシアの息子。

 本来、蒼眼の魔女は遺伝するような性質なものでは無いのだが、何故かアイリシアから受け継いでいる。しかし、それもどうやら不完全なようで、瞳はオッドアイ、髪も毛先に向かって段々と本来の朱毛に変色している。

 性格は不遜。そして若干中二病。どんな時でも自信満々に笑う、ムードメーカーである。魔法の才能もアイリシアから引き継いでいるためあながち大言壮語でもない所が悩ましい。容姿は年頃の乙女にしか見えない小柄な美少年でよく間違われることも多いのだが致し方なし、と一笑に付す。

 常時は不完全な蒼眼の魔女のクラスであるが、完全に乙女になりきることで蒼眼の魔女の力を最大限に発揮することが出来る。本人のプライドからしてこれは最大限の屈辱なのだが、大切なものを守るためならそれも辞さない慈愛を秘めている。



――あんたが幻影の君だってんなら。まあ、せいぜい俺に囚われてくれるなよ――

ヴォルセルク・サイファー

 性別―男 初期クラス―盗賊 所持属性―闇

 エドヴァルドとミスティの息子。

 誰のことも信用せず、他を寄せ付けない。特に女性に対してはかなり辛辣な言葉を吐くがこれにはわけがある。

 淫魔の血を色濃く受け継ぎ、インキュバスとして覚醒している。幼少時、制御が効かず淫魔の魔力を垂れ流してしまっていたため、知らず知らずのうちに乙女を魅了してしまった過去がある。この時の経験から女性不信になっており、好かれるよりは嫌われていた方がマシ、とわざと遠ざけるような暴言を吐いている。



――悪いが、私にとってお前はただのか弱い女に過ぎない――

アルジアス・P・ファイローン

 性別―男 初期クラス―円卓の竜騎士王ペンドラゴン 所持属性―無

 道中で会うことになる迷宮の主のうちの一柱。

 幻影の君の古くからの知り合いであり、その喪失に心を痛めている。その簒奪者であるリリエットのことを密かに監視し、その結果、か弱き人間が幻影の君の力を持つには足りないと結論付け、リリエットと対峙することになる。

 長く苦しい戦いに身を投じることになるリリエットを気遣っているが故の決断であり、確かに慈悲深くもあるのだが同時に隠しきれない傲慢さを持ち合わせている存在でもある。


 

――私は永久機関エクスマキナ。それ以外の識別名を持ちません――

エクスマキナ

 性別―女(?) 初期クラス―永久機関エクスマキナ 所持属性―極光

 今は亡きアルフィレド王国の後ろ盾となっていた迷宮の主の一柱。

 この世界におけるステータスの概念を確立した存在である。指揮官たちの光魔法の正体は彼女の解析結果を基に計算されている。

 エクスマキナがクラスでもあり、本名でもある。これは、永久機関エクスマキナがこれまでもそしてこれからも自分以外現れることは無いという自負の表れであり、彼女の数少ない非合理的なこだわりである。

 エクスマキナが人の支配を離れた理由は『完璧なシステムというのはそれを運用する者の素養に左右されないから』という持論からである。自分という歯車が抜けただけで崩壊するような体制であれば、そんなものは完璧などではない。人の世の安定などどうでもよく、ただの社会実験に過ぎなかったのである。

 それでも、とその実験に協力を申し出たのがアルフィレド王国の祖であり、エクスマキナにとっては滅んでしまうのであればそれまで、という関係にしか過ぎなかった。



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