イベント戦う
なんとなく明けましておめでとうございます。
さて、カナタイベントやれよ
さて、怒りが落ち着いたところで、どうするか?
メールを読み終えて,
出て来た、イベント用のエリアに行くか、行かないかの確認画面の前で悩んでいた。
ここで行くと戦闘になるらしいから準備して行くべきか、とか悩んでいる訳ではなくメンドクサイからどうするか悩んでいる。何処かの友達が“悩まずにやれ”と言う声が聴こえるが気にしない。俺はもう遅いし(三時半だが)、明日は日曜日だから明日やろうと思い、行かないのボタンを指で押そうとした時
「うお・・あ!」
リーが腕に体当たりしてきた。
リーは小さいながらも翼が有って、それで俺に気付かないよう静かに飛びながら俺の腕に体当たりしてきたらしい。
それがどうしただ?と言うと思うが体当たりされた腕は隣に有った行くボタンに触れた。
その直後、足元に魔法陣が出て来て周りがピカっと光って目が眩んだらなんかウォーンみたいな音がして目が慣れてきたら暗い所に転移されたらしい。
そしてよく周りを見るとさきまで居た場所、イフ草原であた。どうやらイフ草原は今、時間設定が夜であって空を見上げれば星は全くない真っ黒な夜空に紅い月がぽっかり浮かんでいる。
それを見て俺はなかなかいい趣味してるな、運営!と不覚にも思っていた。
「そういえば、リーは?」
俺を無理矢理転移させた張本人だから首を振って左右を見回そうとしたら・・・
「キュ♪♪」
結論から言うとリーは俺の頭上に乗っている。本当に体重軽いな~。・・・・・じゃなくて
「おい、リー」
「キュ?」
かなりいろいろと問い詰めたいと思っているだがモンスターは喋れないのことで諦めた。
「誰かさんのせいとは、言え来ちゃたからしょうがないか、イベント進めるか」
「キュ~♪」
リーは俺の言葉を分かっているか知らないが喜んで鳴いていた。それを聴いて、頑張るか!と自分に言い聞かせた時、地面を叩き付ける音が後ろに聞こえて後ろ振り向いたら、人間と同じくらいデカイ猪が牙を俺達に目掛って凄い勢いで突進してきた。
「はあ、クソ!」
突進してきた猪に即座に【武器流し】を発動させて、ダメージを軽くさせようとしたが、いきなり過ぎる攻撃でタイミングを外したからか、HP二割削られて、横に吹っ飛んだ。
「あ、リー!!」
吹っ飛ばされてリーと離れたと思って捜そうとしたが頭上からリーの鳴き声が聞こえ一安心。
俺は体勢を直しながら相手を見て、気付く。こいつイフ草原に出てくるモンスター『ホーンボア』じゃないか
昼の時にキナと一緒に何度か戦って勝っているが正直言ってヤバイ、ホーンボアはその鋭いホーン(牙)で貫く突進攻撃を使うことが多くその突進は素早いことで何度か当たっている。そして、HP、VITが高くて倒しにくい
ある方法を使えば倒せるが
「動かれると難しいだよな!くらえ!!」
「ブモッ!?」
俺は再度、突進をしようとするホーンボアを【ステップ】ですぐさま近付き【スラッシュ】を放った。ダメージは二割ぐらいしか削れなかったが、攻撃を中断させたことには成功した。
「これで終わり。」
俺は剣を真っ直ぐに立てて、ホーンボアの頭を刺す。
「ブモッ?!?!」
「よし、当たりか!」
一瞬、剣が発光したと思ったらホーンボアのHPが一気に無くなったことに気付き、剣を抜いたらホーンボアは銀の粒子になって消えた。
「ふぅ~なんとかなって良かった。」
俺は周りに警戒しながら休憩して、さきの一撃を思い出していた。
「さすがクリティカルヒットだったな。」
クリティカルヒットは相手の弱点を攻撃することで4倍のダメージを喰らわせることができるがそれは難しい、普通そこは見付けにくい所に有ったり、そこだけ、強度が強かったりしている。そして特別なスキル以外、通常攻撃でしか出来ない。云うならば、スキルが使えない時に使える強い裏技みたいだがほぼ賭けみたいなもんだ。
そして、ホーンボアを倒したことで分かったがこのエリアでは戦っても経験値やスキルポイントは上がらない、メニューで調べたがさきの戦闘でステップのスキルポイントが増えるはずが増えていない。一応スキルポイントやレベルアップで手に入ったプレイヤーポイントはまだ手付かずだ。
理由はイフ草原はレベル1のステータスでも倒せる敵しか居ないから全く振っておらん。イフ草原のボスと戦う時にやろうかと考えていたけどホーンボアが出ることはイフ草原のモンスターも居ることはほぼ確実にいる。キナと戦ってから楽勝だったけど一人では難しい奴もいるから新しいスキルやポイントの割り振りもしとこう。
俺は周囲を警戒続けながらいろいろステータスをいじる。
読んでくれてありがとうございます。
そして、今キナはさっさとβの知識を使って街でのクエストを攻略中です。
頑張れ、カナタ!!