03
「きぼむ~…」
「○○うるさい」
英語は全くわからないし暇だし。
きぼむにちょっかいだしても答えてくれないし(当たり前)
じんぎ先生の声聞こえないし
『□□さん、音読』
「なんで今日に限って…
『文句言わない』
「チッ」
…わからない。
本気でわからない。
「わかりませーん」
『そりゃ授業聞いてなかったらわからないでしょうね』
「ですよねー」
『ですよねーじゃないわよ、じんぎ先生に言うわよ』
「え、それだけはやめてください」
なぜかじんぎ先生好きが知れ渡ってるんだけど。
「○○」
「ん?」
「○○さ、じんぎ先生は恋愛対象じゃないの?」
休み時間、きぼむが不意に聞いてきた。
「違うよ~生徒が先生に恋するとかダメなやつじゃん~」
「本気でそう思ってるならいいけどね」
「どうしたのきぼむw」
「○○のことだから、じんぎ先生と結婚したい~とか言うんじゃないかと…」
「さすがの私でもそこまで言わないから」
「だよね」
「当たり前」
きぼむ何言ってるのw
「□□さーん」
「あ、じんぎ先生!」
「今日放課後ノート集めて準備室持ってきてくれる?」
「はい!了解しました~」
やった、放課後もじんぎ先生に会えるんだっ
ってウキウキしてたのに
「○○」
「なに」
「あれ」
「ん?」
そこには朝いた教育実習の先生がいた。