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真っ暗な光  作者: 54
第三章 嘘がつけない君を僕はいつ嫌いになったのだろう
15/21

純粋な不純物

散文詩はもうやめました。

正直な君を僕は嫌いになった

澄んでいるのに濁っている君を

ただ濁っているだけの僕は嫌いになった

僕は正直なのが嫌なんじゃないんだ

って

何回言ったろう

誰のために嘘がつけるようにできているのか

って

何回問うたろう

誰が嘘をつくなと君に言ったんだ

誰が正直になれと君に言ったんだ

僕がいつ人の言うことを信用していいと君に言ったんだ

濁っているのに澄んだフリをするんじゃない

僕はそれが嫌いなんだ

澄んでいるのに濁っている君を

ただ濁っているだけの僕は嫌いになった

誰が嘘をつくなと君に言ったんだ

誰が正直になれと君に言ったんだ

僕がいつ人の言うことを信用していいと君に言ったんだ

自分の為に嘘をつけと僕は言ったんだ

誰かのために正直になれと僕は言っていないのに

誰が嘘をつくなと君に言ったんだ

誰が正直になれと君に言ったんだ

君はいつ僕に嫌いになれと思うようになったのか

どうして君は嘘がつけなくなったんだ

何故誰が何時何処で君に何を言ったんだ

何故誰が何時何処で君に何を言ったんだ

何故誰が何時何処で君に何を言ったんだ

いったい君はどうしたって言うんだ

僕が知らないうちに

いつ君は純粋な不純物になってしまったんだ

第三章終了。

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