10/21
紫色の静けさという音を君は出しているんだ
二章の終わりという事で散文詩です。では、また後ほど。
僕は一人しかいない。
だけど、二人いる。
君は一人しかいない。
だけど、二人いる。
ほら、見えるよ。君の「善」の心の中に
「悪」の心が住み着いているのを。
表では僕に対して良いように振る舞っているけど、
裏では僕を嫌っているんだ。
僕の心の中に住み着くものが、
君には見えるかい?
表では強がっているんだ。
裏は泣き虫なんだ。
同じであって違う人がいて何が悪い。
もし、その質問に答えられないんなら、
君の「善」と、
「悪」は、
ポンコツなんだよ。
え?
そんなことないって?
嘘をつくんじゃない。
だって、僕は最初に尋ねたはずだ。
「騒がしい静寂にどうして君は目を向けるんだ」
ってね。
その時君は、
何も答えられなかったじゃないか。
「騒がしい静寂」とはこれらの詩の事ですね。明らかに。
ネタ切れ問題発生。