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42話 解毒剤の完成と来訪者

ようやくupできましたー。

忘れている方もいるであろうキャラが再登場です。





 翌日、いつもと同じ時間に目が覚めた。



朝食の準備をしつつ、昨日の最後の方はどうやって自室に戻ったのか覚えてないことが気になってリアンに聞いてみた。

 起きる順番的に私とリアンが同じくらいに目覚めるんだよね。

最近、畑でリアンも何かを育て始めたので水遣りと草むしりは一緒にしてる。



「で、私昨日ちゃんと調合できてた?最後の方ほとんど記憶にないんだけど」


「そのことだが、ライムは今日から解毒剤の調合に専念してくれ」


「別にいいけど…ってやっぱり失敗したとか」


「失敗はしていないがほぼ1日酒を扱っていただろう。酒が気化したものを吸い込み過ぎたらしく、最後にはほぼ酩酊状態になっていたからな…飲んでいないのに酔う人間を僕は初めて見たぞ」



呆れたような視線を向けられるけど、覚えてないから痛くも痒くもない。

 小さな雑草を抜きながら聖水をアオ草に与えていると、リアンは一足早く雑草抜きを終えたらしく立ち上がって植えたばかりの樹木の様子を観察している。



「少し肥料を混ぜてやった方がいいのかもしれないな。水は足りているようだが」


「肥料かー…作ってみる?土と枯れ葉があれば何とかなるし」


「まて、肥料も錬金術で作る気か?」


「錬金術でも作れるとは思うけど普通に其の辺に穴掘ってさ、作ろうかなーって。丁度生ゴミも出てるし、ちょっと持ってくる。隅っこの方に穴掘っててよ、今持ってくるから」



リアンの返事を聞く前に台所へ踵を返すと背後からため息が聞こえてきたような気がした。


 台所の一角にある少量の野菜くずを器に入れて庭に戻るとリアンが丁度穴を掘り終わった所だったので、お礼を言ってスコップを受け取った。


 穴に野菜クズをいれて、陽の当たる場所と当たらない場所から土を半分ずつ、枯れ葉を少量入れて均等に混ぜ合わせていると感心したようにリアンが観察している。



「随分、手馴れているな」


「手馴れもするって。小さい時から家庭菜園はやってたし、肥料も手作りだったから。あの山って、色々取れたんだなーって今になって思うんだよねぇ…ここで生活し始めてから」


「ほう。人伝ひとづてにオランジェ様は険しい山の中腹あたりに居を構えていると聞いてはいたが本当だったんだな」


「お陰で行商の人も全く来なかったけどね!結構モンスターとか強くて危ないらしいんだけど、おばーちゃんの結界か何かのお陰で危ない目には合わなかったから石灰石や岩塩も取れたんだよ。岩塩は調合しないと使えなかったけど」


「それは…それで凄いと思うが、君の生活能力が高い理由がわかってきたよ」


「面倒だったりしてもやらなきゃ最悪死んじゃうから嫌でも覚えただけだから、リアンもできるようになるよ」


「僕は遠慮しておこう。ただ、君の住んでいた場所に興味はあるが」


「私じゃなくって“おばーちゃんの住んでた場所”に興味があるんでしょ?おばーちゃんの残したものって殆どないんだけど、便利は便利だったよ。一人で住むにはちょっと広いけど」



 思い出すのはガランとした、物音一つしない部屋。


 人の気配がしない家の中で生きるためにやるべきことをやる毎日。

 毎日がただ淡々と過ぎていくだけの日々。



「広いならば泊まっていくことも可能だな?君が良ければだが、いずれ家を見てみたいのだが」


「うん、来てくれるなら喜んで。かなり遠いから覚悟と時間はいるけど」


「わかっているさ。ベルあたりも強いモンスターが出るなら喜ぶだろうな」


「ベルも来てくれる、かな?」


「強い敵がいるとわかれば喜んでついていきそうだな。ああ、依頼者のエルもそういったことが好きそうだから誘ってみるのも手だろう。騎士科なら護衛としても使えそうだ」


「行くなら冬以外かな、冬の山は危ないから。でも、うん…来てくれるなら嬉しい。あの家に友達が来てくれるのって何年ぶりだろう」



おばーちゃんがまだ生きていた頃に一時期、一緒に暮らしていた男の子がいたけれど、その子と、その子の友達以外で私の友達と呼べる人間があの家に来てくれたことはない。


 家に帰るときは一人だろうけれど、でも折角知り合えた友達と数日でも一緒に家へ帰れるのは嬉しいよね。

卒業までに行けるかなーなんて考えている私の横でリアンが目を見開いているのに気づいた。



「?リアン、どうしたの」


「あ、いや…僕らはたまたま同じ工房生なだけで友人という関係ではないと思うんだが」


「え。そうなの?私てっきり友達だと思ってたんだけど」



違うの?と驚いて聞き返せばリアンは何故か数歩後ずさって「いや」だの「その」だのいまいちはっきりしない言葉を呟いている。

 変なの、と思いながらも使ったものを片付け終わった頃、我に返ったらしくバツが悪そうに近寄ってきた。


 流れるような動作で、工房の扉を開けて私を待っている。

お礼を言ってから先に工房内へ足を踏み入れると背後からリアンが小さな声で呟いた。



「――…君が僕を友人だというのなら、僕も君をそういう相手だと認めてもいい」


「つまり、友達だってことでいいんだよね」


「……まぁ。そういうことになる」


なんだ、結局友達でいいんじゃないか、と呟けばリアンに



「うるさいぞ」


と小さく注意される。


 機嫌が悪そうな憮然とした声だったけれど、ちらっと見えた顔は少し赤くて怒っている訳ではない…と思う。



◆◆◇




 食事が終わった後、私たちは真ん中にある私の作業台に集まっていた。



手元の教科書は『解毒剤』の作り方を教えてくれている。

今回作る解毒剤の材料もきちんと作業台に揃えたんだけど、初めて調合するものってやっぱり緊張する。



「解毒剤の作り方は基本的に薬酒と同じみたいだね」


「ですわね。ああ、最後に火を消して薬酒を加えるのを忘れないようにすれば問題はなさそうですわ…あとは時間、ですわね。手短にと書いてありますけれど、これは薬酒を加えてからという意味でいいのかしら」


「恐らくそうだろうな。青の実の成分は酒以外の物質には非常に溶けにくいという文献を読んだことがあるが、それを考慮すると薬酒を入れたあとの変化はかなり早そうだな。完成した解毒剤は無色透明のようだから、色がなくなったらすぐに魔力を切るべきだろう。移し替えもスムーズにできるよう、あらかじめ瓶と漏斗は用意しておいた方がいいな」


「ほかに注意点っていうのはなさそう、かな?魔力の量は薬酒とほぼ変わらないから魔力の方は大丈夫?一応、ベルから貰った魔力ポーションは飲もうかなーって思ってるけど」


「もしなくなったら私に言ってくれれば何本か融通しますわ。数が数ですし、初めての依頼を失敗するわけにはいきませんもの…ライム、薬酒の調合は私に任せてくださいませ。最初こそ解毒剤を作りますけれど、貴女が酔っ払うとリアンが使い物にならなくなりかねませんし」


「っべ、別に僕は…!」


「なんで私が酔っ払うとリアンがダメになるの?」


「あら、本当に覚えていないんですのね…ライム、貴女あまりお酒は飲まない方がよろしいですわよ」


「体質的に合わないのは自覚してるし美味しいと思わないから飲む予定はないけど」


「それならいいですわ。さ、ちゃっちゃと調合しちゃいましょう」


「…はぁ。疲れたら、適度に休んでくれ。一応、アルミスティーの茶葉も用意した。これは魔力を回復する効果もあるから休む時は積極的にとってくれ」



応接用のテーブルには茶葉とリアンが用意してくれたらしい果物があった。

 なんだかんだで食べ物に困らないよね…二人共自分の財布から出してくれてるっぽいし。

私もなにかそのうち提供したほうがいいのかも?


 そんなことを考えながら私は自分の調合釜に向き合った。



「まずはっと…調和薬と青の実を入れて…混ぜるだけ」


粘度もないから楽に杖でかき混ぜられるのがいい。


 ふんふーんと鼻歌を歌いながら釜の様子を見る。

魔力は遠慮なく、調和薬の10倍近くだから魔力が切れるのは割と早い筈。

でも、工房で生活を始めてから毎日魔力切れになるまで調合しているせいか総量自体が増えたみたいだし、5回分くらいなら調合できるかな。


 ぐるぐると釜の中を覗き込みながら混ぜること20分、少しずつ青の実の色が溶け出し始める。

本当に溶けにくいんだなぁと釜の中でコロコロ回る青い実を見つめる。


 40分経った頃には殆ど青の実はなくなったので、火を消してから薬酒を一気に注ぎこんだ。

ぐるぐると大きな円を描くように混ぜていくとすぐに変化が現れる。

 混ぜるそばから青い液体が透明に変わっていくので完全に青色がなくなったタイミングで私は杖から大きめの薬さじを使って釜の中の液体をすくい上げ、保存容器に流し込む。

丁度一回分の使用量で薬さじ1杯ね、と納得しつつ出来上がったものをリアンに見てもらうため作業台を移動する。


 リアンも同じタイミングで仕上がったらしく、自分の解毒剤を鑑定しているらしい。

色つきの瓶に入っているから仕上がりはわからないんだけど、鑑定なら開けなくてもわかるっていうんだから凄いよね。



「ライムも調合終わりましたのね。薬酒を入れてからの変化が早すぎて前もって予想していたとは言え、驚きましたわ」


「だねぇ。でも前もって反応を予想しておいて良かったよね。次の動作とか使う道具のこと考えなくていいし、準備しておけるからムダもないしさ」


「ええ、本当に。今後、もっと難しいアイテムを作るときは予想外に使う道具とかも出てくる可能性があるのでしょう?初めは面倒だと思いましたけれど悪くはないですわね」



まじまじと自分の調合した解毒剤を眺めながらベルが小さく笑う。

 マイペースではあるけど、ベルも始めの頃に比べると随分調合が好きになってきたみたいなので私も嬉しくなる。

やっぱり自分の好きなものとか好きなことをわかってもらえるのって嬉しいよね。


 リアンの鑑定が終わったようだったから私たちのも見てもらったんだけど、リアンが作成した解毒剤はC+で私たちはC判定だった。



「品質がCなら充分渡せるな。これから僕とライムは解毒剤、ベルは薬酒の調合を頼む。薬酒の方は素材がなくなったら解毒剤の調合に移行してくれ」


「わかってますわ。念の為、部屋の窓は開けてきましたけどいいかしら?昨日は締め切って調合していたから酒気が充満していたのでしょうし」


「工房の窓を開けているわけでもないし、影響は少ないだろう。流石に調合釜付近の窓は開けられないが」


「じゃあ、2回目からは3回分の材料で作ろう。数作らなきゃいけないわけだし」


「ああ、そうだな。作業の要領がわかれば量産はそう難しくない。できるだけ仕上げてしまおう」



3人で顔を見合わせて頷いたあと、私たちはそれぞれの作業に戻った。

 食事や魔力回復する以外、びっちり調合釜に張り付いていた私たちの集中力が切れたのは、丁度おやつの時間になった頃のこと。



「そろそろ休憩を挟むか…流石に腕が痛くなってきた」


「ですわね。はぁ…同じ動作を延々と繰り返すのも大変ですわ…アルミスティーは私が淹れますわよ」


「ありがと。小腹も空いたし、サンドイッチでも作るよ。材料はあるから挟むだけだし」


「それは嬉しいですわ。昼食も簡単に済ませたからお腹が空いてきましたもの」


「じゃあ、僕は作ったアイテムと在庫を確認してくる。準備が出来たら呼んでくれ」



私はパンを温めて薄い肉を焼き、味付けをしたあと野菜と一緒にパンに挟んで1人3つずつ食べられるように準備していると、工房のドアがノックされた。



「あら?エルが様子でも見に来たのかしら」



ふと手を止めるとベルはまだお茶を淹れている途中だったので、作業を終えていた私がドアへ向かう。



「はーい、なにか御用ですかー?」



 工房のドアを開けると、そこには予想外の人物が立っていた。


 美しいサラサラの金髪と切れ長のベルとは違った赤い瞳、身につけている服は騎士のそれだったけれど、初めて会った時の服とは違っている。



「え、フォリア先輩?!」


「やぁ。久しぶりだね、ライム。用事のついでに寄ってみたんだ」



元気そうでよかったと笑うキラキラしいフォリア先輩は、一度会って買い物しただけの私を心配してくれていたらしい。



「折角ですし中に入りませんか?」


「お邪魔にならないなら、是非」


「邪魔になんてならないですよ!ベルやリアンも紹介したいし、入ってください」



フォリア先輩の手を取って工房内へ招き入れると、丁度お茶をカップに移していたベルがあら、と目を見張っている。



「貴女は確か…―――」


「はじめまして、お邪魔させていただきます」



優雅に礼をしたフォリア先輩にベルは何かを言いかけていたけれど、緩く首を振って貴族の礼を返した。



「カップを追加しますわ。ライム、先に座ってもらってくださいませ」


「あ、うん。フォリア先輩、こっちです」



応接用のソファに案内して、急遽追加でサンドイッチを作った。

テーブルに軽食とお茶が並ぶ頃に地下からリアンも戻ってきたんだけど、リアンも何故か貴族用の礼をしている。

 席についたはいいものの、誰も何も話さないので不思議に思いながらサンドイッチを口にした。



「(うん、結構美味しく出来た)温かいうちに食べてくださいね、フォリア先輩」


「そうだね、じゃあ頂こうかな…――へぇ、これは美味しい。全部ライムが作ったのかい?」


「はい。私料理の担当なんですよ。そういえば、フォリア先輩はどうして私がここにいるってわかったんですか?」


「ん?ああ、エルに聞いたんだよ。これ、お土産。一番街のお気に入りの店で買ったんだけどね、新作の焼き菓子なんだ。ローゼルの花が練りこまれてるから香りもいいし、食べてみてくれると嬉しいな」




ローゼルっていうのはバラ科の植物で、バラよりも強い香りを持っていることからお菓子や調合にも使われる。


 受け取った焼き菓子は焼きたてみたいで紙袋越しでもほんのり温かい。

開けてもいいかな、と様子を伺っているとフォリア先輩は苦笑して今食べようか、と言ってくれた。

もらった焼き菓子は2個ずつお皿に乗せたんだけど、サンドイッチを食べ終わったこともあってすぐに手を伸ばした。



「うわぁ、美味しい!いい香りですねー…こんな高そうなお菓子食べたことない!」


「ふふ、喜んでくれて嬉しいよ。あと、これもお土産だ。調合に使えるといいんだけど」



どうぞ、とテーブルに乗せられたのは何かの植物の根と種だった。

 私はそれが何かわからなかったんだけど、リアンはわかったらしくギョッとしていた。



「これは…」


「ああ、君はわかるのか。たしか…」


「リアン・ウォードと申します。これは、イーズの根と宝石草の種ですね」


「ご名答。ちょっと遠征先で手に入れたんだ。錬金術で使うこともあると聞いたことがあったから持って帰ってみたんだけど、使えそうかい?」


「はい。この周辺では手に入らないものではありますが、薬効成分が含まれているので薬の調合などでよく用いられます」



へぇ、そうなんだーと感心して干からびた根っこを見ているとフォリア先輩がそういえば、と話題を変えた。



「エルから聞いたんだけど、解毒剤を作っているそうだね」


「はい!ちゃんと作れたのである程度は渡せるかなぁって」


「そうか、それは良かった。実は上級生の間でも結構話題になっていてね。騎士科でも教師たちが対策を考え始めていたところだったんだ…1つでも多く解毒剤を作ってくれると嬉しいよ」


「何十、何百という量は無理ですが出来る範囲で用意させていただくつもりです」



リアンの言葉を受けて機嫌良さそうに頷いたフォリア先輩はこれ以上邪魔しても迷惑だろうから、とお茶を飲んで立ち上がった。



「突然お邪魔して申し訳なかったね。今度来るときは手紙を出すようにするよ」


「あはは。手紙代も馬鹿にならないし、気が向いたらふらっと遊びに来てくださいね!フォリア先輩なら大歓迎です」


「おや、そう言ってくれると嬉しいよ。今度来る時もまたなにか美味しいものを見つけておくから楽しみにしていてくれ」



じゃあ、と工房のドアを開けたところでベルがフォリア先輩が忘れたらしいハンカチを持って工房前まで歩いていた先輩に駆け寄っていった。



「…ライム、彼女とはどういう知り合いなんだ?」


「こっちに来た時にエルとイオの代わりに商店街の案内してくれたんだよ。いい人だよねー、かっこいいし。私もあんな風になってみたいなぁ」



フォリア先輩は動作の一つ一つが綺麗で、びっくりするくらい様になってるんだよね。


 魔力も回復したし、小腹も満たされたので私はさっそく調合に戻るため作業台へ向かう。

 背後で戻ってきたベルとリアンが何か話していたけど、すぐに私と同じように自分の作業台へ戻ってきた。



「ねぇ、ライム。貴女、召喚科にも知り合いがいたりするのかしら」


「へ?いないけど…なんで?」


「騎士科に知り合いがいたからな。もしかしたらと思って聞いただけだ。まだ素材はあるし、今日中に昨日調合した薬酒を使い切るぞ」



まだまだあるんだからな、というリアンの言葉に私はやるべきことを思い出して青い実と調和薬を調合釜に放り込んだ。


 なんだかんだでこの日、結構な量の解毒剤ができた。

一応、エルに頼まれた分は完成したけど明日も引き続き調合することに決め、私たちは床についた。




ここまで読んでくださってありがとうございます。

なんか、一気に読んでくださる方が増えているような……どきどき。


=素材めも=

【イーズの根】山林や丘に群生している。茎が四角(ダイス型)で葉は剣に似ている。

黄色いユリの花を咲かせる。採取の際は根を一部必ず残すこと。残しておけば、また来年採取ができる。強壮、強精の薬効がある。


【宝石草】天気や天候によって花の色が変化する。現代で言うとホウセンカに似た花を咲かせるが自生しているものは乱獲により希少に。染料として使用されているが、毒の中和や外用薬としても優れている。一番珍しいのは漆黒、次いで真紅。


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