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33話 三人でリンカの森へ! 前

 おそくなってすいません、ようやくできました、移動と採取の回!

移動中の会話に一部アレなのがありますが、嫌いな方は美しく受け流してください。

深く考えたら負けです。

……ダメな人間なので時々こういう情報がチラチラ出されます。すいません。


 早朝、私たちは夜明けとともに工房を出た。

工房から歩いておよそ片道1時間ほどでリンカの森入口に辿り着く予定だ。

ギルドカードを検問所で見せて街道に出た私たちはリンカの森に向かって整備された街道を歩いていた。



「リンカの森に行くまでまだ時間あるし、これ食べながら歩こうよ。まだ検問所の近くだしモンスターもほとんどいないよね?」


「そう、ですわね。行儀は悪いですけれど」


「冒険者も歩きながら栄養補給をするそうだし、気にすることでもないだろう。行商人や商人も割りと移動しながら食事を済ませるし腰を据えて食事をするのは野営やある程度の見張りを用意できるパーティーくらいだろうからな」



踏み固められた道は馬車が2台すれ違っても多少余裕があり中々広かった。


 早朝にリンカの森へ行く人間は私たち以外にはいないらしい。

周りに茂っている草が時々揺れて、野良ネズミリスがこちらを伺って、直ぐに姿を消す。

遠くの方では野生のファウングか狼の声が聞こえてくる。


 早足で歩きながら、草原と遥か遠くに見える山脈、そして登っていく朝日を眺めながら肉や野菜を挟んだパンを咀嚼する。

朝独特の空気は清々しくて、家にいた頃を思い出した。



「綺麗なものは、遠くから見ても近くから見ても綺麗なままなんだね」



家のある山から見る景色とは違うんだけどな、と苦笑して視線をリンカの森が見える方角へ。

 まだ、半分も来ていないから見える景色は変わらないけれど、この道は確かに見習い騎士のエルとイオの2人と一緒に歩いた道だ。



「そういえば二人はリンカの森に行ったことないの?首都から近いし」


「森に行くのは騎士くらい…いや、冒険者もだな。森では調合の素材が取れる上にモンスターも出るから見習いのうちは森で訓練をするらしい。中層まで行けるようになれば、首都から離れて各地を巡ったり、護衛依頼を受けて一度は首都を離れると聞いている」


「基本的に森で取れる素材を使うのは錬金術師や一部の召喚師くらいですもの、今まで錬金術師でもなんでもなかった私達が森へ足を踏み入れる理由はないでしょう」



言われてみれば確かに、と頷く。

この二人はお金持ちだし小遣い稼ぎをする必要も、食料を自分で調達する必要もなかったんだっけ。



「そう、なんだ。でもさ、それならなんで武器が使えるの?街の中じゃ武器なんて使わないでしょ?ベルは家の関係があるから、だとは思うけどリアンは必要ないじゃん」


「確かにそうですわね。ウォード商会の長男であれば自衛手段がなくとも護衛をつければいいだけですし」



徒歩移動では時間がかかるからこういう会話はいい暇つぶしになる。

食事も簡単なものだったから二人共あっという間に食べ終えてしまっていたし、することもない。

 モンスターが出てきても、すぐにわかるし、街道に出てきてまで人を襲うような凶暴な奴はこの辺にはいないみたいだし。



「―――…体が弱かった僕を心配して、父と母が体力作りと“もしも”の時に備えただけのことだ。病気自体は特効薬で治っていたから必要はなかったんだが、弟がたまたま剣の才能があったらしく僕にも何か戦闘系の才能があるんじゃないかといろんな武器を試させられただけのことだ」


「弟って確か家を継ぐって言ってなかった?」


「よく覚えていたな。まぁ、商人でも自衛手段は持っている方がいい。剣の才能があると分かった時、弟は喜んでいたし、実際あっという間に指南役と並ぶほどの腕になった。ただ、本人は騎士や冒険者をやりたいとは全く思っていなかったから重荷にはならなかっただけのこと」



今じゃ護衛代を浮かせられると喜んでるくらいだ、とため息を着くリアンの顔は“兄”そのものだった。

 へぇ、と相槌を打つ私に対してベルは少し眉を寄せて不機嫌そうな顔をしている。



「剣の才能なんてそうそう恵まれるものではないですのに…もったいないですわ。私なんて、どんなに望んでも…――」


「貴族とは事情が違うからな。比較的、裕福な商人の子供は道を自由に選べるから下手をすると貴族よりも恵まれている」


「でしょうね。まぁいいわ、それで?弟君が剣を使うのは分かりましたけれど、リアンはどうして鞭を武器に?才能があった、とでもいうんじゃないでしょうね」



胡散臭そうな目でリアンを見るベルは若干やさぐれていて随分投げやりな声色だった。

 なんだかなーなんて思いながらリアンを見ると、こちらも苦虫を3匹ほど思い切り噛み潰したような顔をしている。



「……まさか」


「――――…その“まさか”だ。僕には“鞭”を扱う素質があった」


「鞭の素質って、つまりは剣の才能みたいなものでしょ?なんで二人共そんな変な顔してるの?」



ドン引きしてリアンから距離を置くベルと追加で2匹の苦虫を噛み潰したような顔のリアンを不思議に思って聞いてみる。

 すると、ベルは小さく息を吐いて理由を教えてくれた。



「“鞭”の才能を持つ男性は合わせて特殊な性癖や嗜好を持つものが多いのですわ。言ったでしょう、鞭を武器にしているのは女性が多いと。女性であれば少々、気性が荒くなるくらいで大した害はないんですけれど…男性の場合は腕前に応じて執着心やら“欲”が強くなるのだと言われていますの。そういった事情があるからこそ鞭を使う男性は調教師くらいですし、武器として持ち歩く人間はかなり限られているのです。で、そっちの方はどうでしたの?スキル判定は義務化されているはずでしてよ、鞭の才能を持つ男性には」


「………執着心が少し、強くなるくらいでスキルを消す程のものではないと判断された。それに執着心は限定的なもので間違ってもベル、君に対しては発動しない」


「あら、それはなによりですわ。せいぜい犯罪者堕ちしないようにしてくださいませ」


「折角オランジェ様と同じ錬金術師になれたのに犯罪者になってたまるか…ッ!って、そうだ。ライム、君に提案があったんだが」


「リアン、貴方この話の流れでライムに提案とやらを持ちかけるんですのね」



呆れたような視線を受け流したリアンは妙にギラギラしたあの時の目で私を見据える。

 というか、正確にはポーチを見ているようだったので少し身構えつつ言葉を促せば回復薬のことだ、とちょっと予想外の言葉を吐かれた。



「え?回復薬?初級ポーションのこと?」


「違う、そっちではなくてオランジェ様が作った霊薬についてだ」


「おばーちゃんの薬がどうかしたの?変な効果でもあったりした、とか」


「オランジェ様が作った薬に変な効果などあるわけないだろう。そうではなくて、だな…その、僕にそれを売ってくれないか?いや、正確にはウォード家に、と言った方が正しいな。売値はいくらでもいい。金貨200枚でも300枚でも支払おう」



オークションに出せばそのくらいはするだろうし、父の許可も降りていると続けざまに言われて思わず歩みが止まる。

 立ち止まった私に気づいたらしいリアンとベルも同じように足を止めて、私を見ていた。




「え、いま、え…?金貨200枚とか300枚って!そ、そりゃ作るの難しい薬だっていうのはわかるけど…ッ」


「オランジェ様が作った薬を手に入れるのは、もうほぼ困難だからな。無名の錬金術師でも金貨10枚の値が付くんだから、教科書にも名前が載っていて各国にその名を知られているオランジェ様が作った薬なら金貨300枚など安いものだ」


「ですわね。貴族の中には金貨600枚だしても構わない、なんて人間もいるでしょうし…思う存分ふっかけておいたらいいのではなくて?ここでまとまった金額を貰っておけば奴隷堕ちすることもないでしょうし」


「は!そ、そうか…!じゃ、じゃあ…金貨100枚、で。それで、戻ったらそのまま学園に借りた金額ってことで返して、残りはとっておけばいいよね、うん」



すっかり忘れていたけれど学園に返さなければならない金貨50枚を完済できるのだと気づいて金額を提示すると二人共頭を抱えていた。



「君は僕たちの話をしっかり理解しているのか?まぁいい、金貨300枚で買い取らせてくれ。金貨50枚は君の分として学園に支払っておくから実質金貨250枚をギルドカードに入れておくがそれでいいな」


「き、金貨250枚って多すぎだってば!おばーちゃんの薬、まだ結構あるわけだしっ」


「それは他の人間に言うなよ、いいな?僕たちも聞かなかったことにする。金額については決定したから、文句を言わずに受け取るんだな」



会話は終わりだと言わんばかりに話を打ち切って再び足を動かし始めたリアンと呆れたような顔のまま再び前へ足を動かすベルの二人の背中を少しの間見つめていた。

 なんか、予想外に莫大な金額を押し付けられたというか無理矢理寄付された気分なんだけど、夢じゃないよね?

起きてるのに夢でも見てるんじゃないだろうかなんて考えながら、少し遠くなってしまった二人の背中を慌てて追いかける。

 リンカの森には、予定通り到着することができた。




◆◆◇




 朝独特の森の空気を思い切り吸い込んでいる私とベルの後方で聞こえる荒い息。



ちらっと振り向くと膝に手をついて辛そうに呼吸をしているリアンがいた。

私もベルも普段と変わらないペースで歩いていたんだけど、彼からすると結構な速度だったらしくリンカの森が見えてきたあたりで徐々に歩くスピードが落ち始めたんだよね。

 一応私たちも速度は落としたんだけど…それでもまだ早かったらしい。



「ええと、大丈夫?」


「全く。情けないですわね…半日歩きづめというわけでもありませんのに」


「っぜぇ、はぁ…君、達と一緒にしないで、くれ…っ」



途切れ途切れにでも文句を返す姿にホッとしつつ、リアンの息が整うまで採取の予定を立てることにする。


 ポーチから取り出したのは、ここの駐在さんから貰った地図だ。

リンカの森全体が書かれた地図の三分の一、前半部分は今の私たちが自由に採取及び立ち入りができる部分だけれど、群生地帯、とメモ書きされた部分が結構な箇所あった。



「取り敢えず、必要なのはアオ草とエンリの泉水、アルミス草かな。群生地ってところに入って、それから目に付いたら少しだけ残してあとは確保しようよ」


「そうですわね。ライムのポーチに荷物は入れて貰えるわけですし、それが一番ですわね。その三つ以外に採取できるものってありますの?」


「この間はセンマイ草があったよ。あとは…探してみないとわからないけど…泉付近に何かあるかもしれないよね。魔力草は少ないけど時々見つかるみたいだし、エキセア草―――俗に言う薬草も少ないけどあるみたい。薬草と魔力草が多いのは奥の方らしいから見つけたらラッキーくらい、かなぁ。あ、ここらへん野良ネズミリスが結構いる場所みたい。どうする?」



地図の一角を指差したもののベルは首をゆるく横に振った。



「野良ネズミリス程度では実力もなにもわかりませんわよ。最低でもブラウンウルフくらいでないと…ちなみに、ウルフ系を相手にしたことは?」


「ない、かな。野良ネズミリスとスライムしか倒してないから何とも言えないんだよね。ねぇ、リアンは?」



背後から聞こえていた荒い呼吸が収まってきたので振り返って声をかけると、話だけは聞いていたのかリアンが疲れた顔で近づいて地図を覗き込んで少し考える素振りを見せた。



「あるにはある。ウルフなら一体ずつおびき寄せて倒すのがいいだろうな。基本的にウルフ系は群れを成しているが最悪、煙玉を投げれば逃げられるし追っては来ないから余計な怪我をする事もないはずだ」



リアンの言葉を聞いてベルが感心したような声を上げた。

赤い瞳には何処か楽しそうな色が浮かんでいる。



「へぇ、詳しいんですのね?」


「ブラウンウルフなら何度か相手にしたことがあるからな。この周辺で出る、もしくは一般的なモンスターの対処方法なら頭に入っているし、道具も仕入れている」


「じゃあ、相手はブラウンウルフで決定ですわね。方向性は決まりましたし、さくっと採取してしまいましょう。他の人間に採取されるかもしれませんもの」



ベルの最もな言葉で私たちは地図を頼りに足を踏み入れる。


 森に入るために駐在騎士にギルドカードを見せて採取及び討伐ができるエリアに。

 一度来たとは言え、やっぱり何が出てくるのかわからない場所っていうのは神経を使う。

私はもちろん、他の二人も周囲を警戒しながら途中生えている素材を採取しつつ群生地へ向かう。



「先に採取を済ませて、それから実力を見るってことでいいんだよね?このあたりだったら群生地が密集してるし手分けして採取しない?声出せば直ぐに気づける距離だしさ」


「―――…そう、ですわね。私は構いませんわ。日が高くなると見習い冒険者なんかも増えるでしょうし」


「じゃあ、ライムはここで泉の水を採取、僕とベルはアオ草やセンマイ草なんかを採取する。野良ネズミリスやスライム数匹なら大丈夫だろうが手に負えないと思ったらすぐに声を上げること…これでいいか?」



うん、と頷いた私たちは早速動き始める。

 私が体力を使う水の採取に回されたのは、ポーチを持っているからだ。

ポーチがあれば汲んだ水をすぐに収納できるし持ち歩く必要もなくなるから効率がいいと判断したんだろう。



「よい、っしょ!うーん、結構飛んだなぁ」



泉ギリギリに立って、できるだけ遠くへロープのついた桶を投げ、中央付近の水を水袋に移す。

 これが地味に時間を食うんだよねー…最終的にポーチに入るギリギリの大きさの大瓶にもたくさん水を汲んだ。

これなら三人が調合するのに困らない量を確保できた。

まぁ、一ヶ月くらい経ったら採取しに来なきゃいけないかもしれないけど。



「水って結構使用頻度高いから多めには汲んだけど…小瓶にも少し入れていったほうがいいかな」



ちょうど空いている酒瓶もあるし、とポーチから空き瓶を出して追加で水を入れ終えた頃、足の裏にざりっとしたものが当たった。

 あれ、と視線を落とすと小さな穴がたくさん空いた白っぽい石が結構な量転がっているのが見えた。



「あれ、この石って」



一つ、小指半分くらいの大きさの石をつまみあげると表面に沢山小さな穴があいていて、とても軽い石であることがわかる。

 じぃっといろんな角度から見てわかったことがひとつ。



「これ【浄水石】だ。うわ、よく見るとこれ全部【浄水石】!?」



慌てて他の石も拾ってみると同じものなのがわかる。

その場にしゃがみこんで泉の底をよーくみてみると、どうやらこの泉の底は全部【浄水石】が敷き詰められているらしい。


 エルによると森の奥から水が湧いているってことらしいから、今私の目の前にある水は自然に濾過されていることがわかる。

勝手に採取しちゃっていいんだろうか、と思ったので一応二人にも聞いてみようと振り返る。

 ベルもリアンも見える範囲にいたけれど、なんだか二人共採取に慣れていないらしく首をかしげながら採取をしている。



「手伝うついでに持って行ってみせたほうが早いか」



濡れた足をタオルで拭いて靴を履いた私は近いところにいるベルに近寄ってみる。

足元には根元から切られたアオ草と雑草。



「ベル、ちょっといい?泉の底に浄水石っていう調合素材見つけたんだけど、採取して行ってもいいと思う?」


「構わないと思いますわよ。採取っていっても根こそぎ取るとか環境に影響があるほどってわけじゃないのなら構わない筈ですし」


「わかった。ありがと、それと…アオ草はあってるけど、その横のは調合に使えない雑草だよ。センマイ草はコレ、あ、これが薬草って呼ばれてるエキセア草ね」


「見本がなかったので助かりますわ。どれも似たような草なんですもの…狩りをする方が私には向いていますわね。こう、ちまちました作業って性に会いませんもの」



もうっと拗ねたように唇を尖らせるベルはちょっと可愛く見えるけど、言ってることは大分物騒だと思う。



「ええと、一応リアンにも聞いてくるね。浄水石採取したら私もこっちに加わるから」



わかりましたわ、という声を聞いて反対側の群生地あたりで採取をするリアンに近づく。

 足元には採取用の布袋が広げられていて綺麗に分類され、ついでにサイズも揃えているようだった。

雑に置いてあったベルとはかなり違うけど、作業を見てると丁寧に吟味しすぎて時間がかっているのがわかる。



「リアン、ちょっといい?浄水石を見つけたんだけど、これもある程度採取してく?」


「ん、ああ…そうだな。浄水石は確か色々な用途があったはずだし、多めに採取しておいてもいいだろう」


「わかった。あと、リアン丁寧に採取するのはいいけどこの当たりで取れる素材はそんなに丁寧にしなくても大丈夫だよ。丁寧に採取しなきゃいけないモノとか扱いが難しいのはこのあたりにないし…量を集めた方がいいからもう少しざっくりしていいと思う」



こんな感じで、としゃがみこんで目に付いたアオ草やセンマイ草を刈り取って、パパパッと仕分けすると目を丸くして驚いていた。



「随分と手馴れてるんだな」


「そりゃ、まぁ…小さい頃から採取してるし薬草の仕分けも結構してるからね。っていうか、この速度でしないと乾燥間に合わなくなって買取価格が下がっちゃうものも多かったから」



基本的に出来高制だったからね、と胸を張ると可哀想なモノを見る視線を頂戴した。

 それから暫く夢中で素材を回収して、ひと月分は十分調合できるであろう量を確保したので場所を移動することにした。



「にしても、本当にライムって色々知っていますのね。素材に関してもそうですけれど、採取方法も効率に関しても無駄がなくて驚きましたわ」


「確かに生活と錬金術に関することはかなりの知識を持っているようだな。代わりと言っては一般常識が壊滅的だが」


「そうですわね、本当に一般常識と危機管理能力は壊滅的ですけれど」


「黙って聞いてたけど二人共私のこと褒める気ないでしょ、褒めた分以上に貶してるよね、どう考えたって」



むっとして二人を睨めつけると彼らは素知らぬ顔であさっての方向を向いた。

ベルとリアンが小声で「流石に気づくか」「わからないほど鈍くなくて良かったと考えるべきですわよ」なんてやりとりもきっちり聞こえてるからね?






ここまで読んでくださってありがとうございました。

待て次回!     …ちょっと書いてみただけです、待っていただけると嬉しいです。


=素材=

浄水石じょうすいせき

液体の不純物を吸着する性質がある。

コップいっぱいの泥水を泥と水に分けるほど浄化能力に優れているが、あくまで魔力を通すことで可能に。魔力を通さなくても水につけておくだけでも不純物を吸着するので地域によっては日常に取り入れられている。


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