335話 才能屋
ギリギリ間に合わなかった(笑
割と楽しいです、才能考えるの。これを生かせるかどうかはもう、あれですが…。
港町の中でも一番賑やかで、時間帯によって顔を変える場所の一つだよ、と教えてくれたのはアウルさんだった。
そんな彼はすれ違う人々やこちらに気づいた人に話しかけられ、名前を呼ばれる度にヒラヒラ手を振り返して応えている。他にもゼンやイマルさん、ハッシーさんもそれぞれらしい感じで反応していた。
ラクサがその様子を見て「流石、有名冒険者」とぼそりと呟く。
「ここは赤の大国……カルミス帝国なんだね。まだ実感わかないけど、風の感じとかトライグルとは違うってわかるし。空気がカラッとしてる感じ」
「えっ! ライムちゃんもわかる? こいつら『別に変わんねー』っていうんだけど、絶対違うよね。トライグルは全般的に穏やかでさ、風も涼しい~って感じが多いでしょ? でも、こっちはゴォオオオ!って感じするもん。青の大国も他の国も気候は割と極端なことが多いんだよ。わかりやすいから準備はしやすいけどさー…のんびりするにはちょっと」
そう言って肩をすくめるのはイマルさんだ。船旅を通して、イマルさんと話をする機会がかなり多くなった。人見知りが発動してただけ、と彼の仲間三人は声をそろえて言っていたっけ。
「御者が到着するのは午後四時です。かなり時間がありますし、少しゆっくりしましょう。連結用の馬車もお願いしているので、冒険者の皆さんも同行できますが……学院が手配した馬車というのは問題になります。口実として現地で雇用したという形にさせて頂いても宜しいでしょうか」
「ええ、それでしたら問題なく。生徒ではなく、学院関係者の護衛としての方が処理も楽でしょうしそうしましょう。今回の様な学外指導の場合は補助制度なんかもあるんじゃないですかね」
ハッシーさんがそう提案するとスタード助手先生は頷いて話が早いとその場で契約用紙を取り出す。
署名しているのを横目に、私は改めて周囲の様子を窺った。
流石というか、大きな港町だ。
海は全面的に開かれていて海中から生える木などはない見晴らしのいい海。トライグルの港とは違って、波は若干荒くて激しい。海域的にこちらの方が荒れやすいのだとか。海色もカルミス帝国はジェイブルーと白波が目立つ。トライグルはシアンの凪いだ海面だった。
「積み荷、あちらこちらにあるね」
「まぁ、貿易港だからな。ライム、あまり僕から離れないでくれ。基本的に『婚約者』は二人で行動することが多いからな」
「そうなの? わかった」
カルミス帝国第二貿易港では、大量の荷物とそれを受け取り、チェックする人やそれらを買い付ける人、運ぶ人は勿論、早速並べられた商品を仕入れている商人、どこからか商品を運んできた行商人、護衛の冒険者……他にも地元の人間らしき人、騎士、観光客と人と物でごった返している。
特に船が到着して下船する時には、人と物が同時に移動するので混み合うのだとか。私達も邪魔にならないように自分の荷物を確認して馬車に乗り込む。
そこからは暫く待機ってことらしいのだけれど、馬車は一時停留所へ置くことになっているそうだ。というのも、カルミス帝国側が用意してくれた御者さんを待たなくちゃいけないからなんだけどね。その御者さんは大型の馬車と来るらしいのだけれど、仕事の都合でどうしても到着が夕方になるのだと聞いている。
「停留所に停車後はどうする?」
「俺たちは軽く歩いて観光と飯を買おうかと」
「クローブ達には俺が付くか。スタード、そっちを任せていいか」
わかった、と頷いてスタード助手先生は私達を見た。
視線だけでどうするのか、と問われているのが分かったのでベルやリアンを見る。答えたのはリアンだった。
「ひとまず、ライムは共存獣たちに食事を。その間にどの店を回るかある程度意見をまとめましょう。最初に行くのは『才能屋』で決定していますから、そのあとどう回るかですね。時間も限られていますから。僕ら『アトリエ・ノートル』としては必要物品の買い出し、食事の購入、目ぼしいものがあれば今後の為に購入……といった所でしょうか。ラクサ、ミントは?」
「オレっちは情報収集してくるッス。ミントはそっちに同行で。あ、混み合うからルヴとロボスは停留所待機の方が良いッスよ。奴隷は……あー、才能屋に連れてくンだったか」
「ライム様。才能屋へ行った後は私がこちらへ戻り、共存獣の世話をします」
「いいの? トーネ」
「はい。御者としての仕事もありますし、今のうちに機嫌を取っておきたいので。賢く気高い馬ですから」
そういうことなら、とラクサはトーネが戻るまで停留所にいることになった。その間食事ができないので、飲み物と所望された甘いものを渡す。
待機、と言われてショックを受けているらしいルヴとロボスをよしよしして、食べ物と飲み物、そして私が使っていた毛布を二枚取り出すとそれぞれ一枚ずつ咥えてそこにスリスリ。どうやら落ち着くらしい。
ポーシュにも魔力がたっぷり入った麦茶とポーシュ用のオヤツ、そして沢山のご飯を置いておく。嬉しそうに目を細め、顔を近づけてくれたのでしっかり撫でて長旅を労わった。毎日顔を見にいってはいたが、本来は陸を走る生き物だ。それはそれは退屈そうだった。
しっかり給餌をしている間、スタード助手先生やリアン、ベルといった面々はどこを見て回るのかなど話をしていたようだ。
私の準備が整ってすぐ出発することになり、徒歩で港町を歩く。
といっても、停留所から市場はそれほど遠くない。
「建物も素材が違うからトライグルとは印象が違うね。こっちは丈夫というか頑丈そうだね。実用的っていうか」
「ああ、こちらは石材が豊富だからな。ちなみに木材はトライグルから輸入したものが多く利用されている。青の大国であるスピネル王国は煉瓦と木材が多いな。煉瓦の素材である粘土質の土が良くとれるから、陶器の類も発展していて土産としても人気だ。赤の大国では、陶器より銀食器などが多く使用されている。まぁ、陶器もないわけではないが基本的に高値が付くのはトライグル王国から仕入れた土を使って作られたものに限定されている。多少割引などはしているが、いい取引先が多いな」
シレッとした顔で良くあることのように説明してくれるリアンは旅のガイドとして中々優秀だと考えつつ、先頭を歩くアウルさんへ視線を向ける。
丁度振り向いたタイミングだったらしく、パチッと目が合った。
「これからお勧めの『才能屋』を紹介しようと考えているんだけど、俺の関係者ってことで話をしてもいいかな?」
「かまいませんけれど……紹介制というのは珍しいですわね」
「ははは。まぁね。これから行くのって高級店の部類に入るから、どうしてもね。才能屋にもランクがあって、店主の持つ免許で色々変わる。俺みたいな『害才者』は国に登録している分、しっかりした資格もちの店じゃないと売買できなくってさぁ」
いやぁ、参った参った~と全く参っていない表情で笑うアウルさんは複雑そうな声で了承したベルに数回頷いて、大通りから細い小道へ。
少し急ぐよ、という宣言とともに移動速度が上がった。建物と建物の間を縫うように進むので、私達は必死で追いかけていくんだけど、木箱とかをひょいっと跳んでいくので少し驚いた。幸いギリギリ跳べるくらいの大きさだったからよかったけれど、同行していたゼンとイマルさんに「進む道とスピード考えろってー!」と文句を言われて慌てて私たちに謝罪していたのが少し面白かった。
薄暗く狭い道を通る人ってどのくらいいるんだろう、そんなことを考えつつ足を動かしていると突然ピタッと前を走っていたリアンが足を止める。
ぶつかりそうになったけれどどうにか踏みとどまって、左右の壁を見比べてみる。片側は普通の石壁だったけれど、もう片方は真っ黒な煉瓦でできた壁だった。
「黒い煉瓦…?」
「珍しいが『裏』では割とある。高級店でも基礎の部分に組み込んでいることも多い。特殊な素材と魔術と錬金術を使った高度な煉瓦だ。魔力登録者以外の魔力がすべて無力化される。ああ、入店しているようだな。最初にアウルさんが店主へ説明をして、了承を得られたら店内に招かれる筈だ」
門前払いされることもある、と言われてそうなのかとしみじみ。
他にも金銭が必要になることも多いとのことで、店主によって求めてくる対価は異なるらしい。大概が金だとのこと。
しばらくして入店を許可されたんだけど、店内はひどくシンプルで、そして壁も天井もカウンターも黒がベースになっていた。黒の煉瓦、黒の木材、黒の布、黒いカウンター……というか窓口。壁に一部分だけ穴が開いていた。
「……え」
「うんうん、わかるわかる。皆大体そういう反応するから。君たちの『冒険者カード』と指の腹を切って血を提示して。後は欲しい才能を片っ端から『書く』だけでいい。相応しければ出てくるし、そうでなければ出てこない。別のものを出されることもあるけど、それで命拾いすることが多々あるから、出されたものを購入するのが一番いいと思うよ。相場に関わらず、そして出てくるかどうかに関わらず値段は金貨二枚だけどね。注意点は返品ができない事、そして説明がないってこと。自分でしっかり決めたいって人はここじゃないところを紹介するよ」
どうする、と問われて私たちは顔を見合わせる。口を開いたのはミントだ。
「一つだけ質問を。ここで取り扱っている才能は【ダンジョン専用】だけでしょうか」
「お。いい着眼点だね~。ココでは【ダンジョン専用】もあるけれど通常の才能も取り扱っているよ。どちらが出てくるかは分からない。値段で言ってしまえば一つでも通常の才能があれば当たりだ」
「そう、なりますよね。ダンジョン専用と通常の才能じゃ価格が違いますし……ライムはどうしますか?」
「私はここで買うよ。自分でアイテム系があればって思ったけど、何が役に立つのかわからないし……サフル達もここで才能を揃えるつもり」
意見を聞こうと視線を向ければ奴隷達は非常に何か言いたげな表情をしていた。思わずどうしたのかと小声で問えば「俺達奴隷にそんな高額な金は」と言い淀む。それを受けて心で納得をしつつも手を腰に当ててちょっとだけ、怒ったような表情を意識して彼らに向き直る。
「予算は多めにとってあるから平気。それに此処で使ったものが無駄じゃないって思えるくらい収穫があればいいだけだよ。ダンジョンや採取旅で長い間死ななければ、元は十分取れるでしょ? ってことで、トーネからでいい?」
ラクサと入れ替わる予定なので一番先に、と話を通していたので全員から了承を得た。
トーネは奴隷なので主人である私も足を進める。トーネは珍しく緊張した面持ちでぽかりと開かれた縦十センチ、横十五センチほどの小さな窓口の前へ。私はその横から代金になる金貨を置けば、手袋に包まれた手が一瞬でお金を攫っていった。
次にトーネは奴隷専用の冒険者カードを渡す。交換、と言わんばかりに小さな板と白い紙とインク瓶、羽ペンが差し出される。
どうやら小さな板は血を擦り付けるためのもののようだ。ナイフは自分のものを持っているのでそれを使って親指の腹を浅く切り、血液をつけて差し出せば、それもサッと消えてしまった。
「トーネ、これ使って血を止めて」
「舐めときゃ治る、と言いたいところだが助かる」
御者の仕事というのは手綱を握るだけではない。汚れ仕事もあるので、怪我をしたままだと病気になる確率が高い。作っておいたアルミス軟膏をさっと塗り込んで、次に用紙にあれこれ才能を書いていく。
予め話し合っていた内容の才能ばかりだったのだけれど、何故か妙に緊張する。
人がかなりいる空間なのに音が酷く遠く感じるのはなぜだろう。
「頼んだ」
そう、静かに空気を震わせたトーネは最後に用紙を差し出した。
手が用紙を受け取ったかと思うと、カコン、と仕切り板が降ろされて完全にあちら側と遮断される。
「これが一連の流れ。適切と判断された『才能玉』がトレーの上に置かれて戻って来るよ。ただ、最初に話した通り才能玉がないこともある。才能玉の数は、一つだったり、二つだったりマチマチだね。あとここでは『才能の説明』がないから後で別の才能屋で鑑定してもらう必要もあるんだ」
「なんつーかさぁ今更だけど、随分癖の強い才能屋を案内すんの何なの……普通のでいいんじゃない?」
「んー…まぁ、そうなんだけどね。俺としてはここ、本当にお勧めなんだよ。ギャンブル感もだけど、本当に『必要』なものしか出てこないから。実際それで何度も命拾いしているから、少しでも長生きしてほしいと思った相手にはココ紹介しているんだ。ライムちゃんに死なれると俺ら心から困るし」
「そりゃそーだけどぉ」
「癖が強いんだよなぁ。なんつーか」
アウルさんとハッシーさんの会話にイマルさんやゼンも加わって話始める。
私はトーネと相変わらず窓口にいるのだけれど、少し離れた所に立っているリアンたちも同じくここを利用するつもりらしい。ミントは少し迷っていたけれど、ベルが「面白そうだし、約束したでしょ。ミントとライムの分は私が払うわ」と楽しそうにしていたので諦めたようだ。
しばらくすると、窓口が開いて真っ白な布の上に二つの親指の爪くらいの大きさの玉が。
才能玉、と呼ばれるそれは一見何なのかは分からない。わからないけれど、トーネはそれら二つを一気に口に入れて飲み下した。そして礼を告げ、私達に深く一礼。そのまま退店した。この後、アウルさんがトーネに待ち合わせ場所の「食事処」の名前を伝えるように頼んでいたので、ラクサとは其処で落ち合うことになる。
そうしている間に次の購入者であるリッカが進み出た。リッカもトーネと同じく二つ才能を手に入れ、クギは一つ。サフルは、三つ才能を入手することができた。
「今日は随分大盤振る舞いだなぁ……どういう基準なのかわからないけれど」
アウルさんののほほんとした声を聞きながら私が窓口に立つと、ベルが素早く寄ってきて窓口に金貨を置く。お礼を言って、手順通りに冒険者カードを置けば、物々交換のように板、紙が出てくる。
インクと羽ペンは仕舞われることなく置いてあるので、ささっと一連の動作を行う。
ドキドキしながら真っ黒な窓口を見ていると五分ほどたってやっと窓口が開いた。
二つの玉が白い布の上にあったので、両方つまんで口に入れ飲み込む。
玉の色は、無色透明だった。上等な水晶石のようなソレは飲み下した瞬間にじわりと熱を帯び、胃へ。それらが体の中でジワジワ溶け広がっていくのがわかって、思わず目を閉じる。なんだか、変な感じがする。
ぐら、と一瞬世界が揺れたんだけど肩と腰を掴まれて我に返った。
「大丈夫か」
「あ…うん。平気。ごめん、ちょっとクラッとした」
咄嗟に支えてくれたのはリアンだったらしい。
一瞬だったので問題なく立っているのを確認し、そっと心配そうな表情になったミントとベルの元へ。
なんだったんだろう、と思いつつ、私は何の才能が増えたのかちょっと心配になりつつ、次々に手続きをしていく仲間たちを眺めていた。
今回、才能を貰えなかった人は誰もいなかったので内心ほっとしたのはここだけの話だ。やっぱり金貨二枚で何も才能がもらえなかったってなるとショックだし。安くない金額だからね。
こうして、一般的ではない『才能屋』デビューを果たし、私達は真っ黒な店を後にする。
複雑な路地を通り真っすぐに向かうのは待ち合わせの食事処。
「その店には個室があるんだ。何の才能を手に入れたのかも視てもらわないと困るでしょ」
リアンが詳細鑑定を持っているからこその配慮のようだ。ごはんも美味しいよ、と続けてくれたのには思わず笑ってしまったけれど、私達だけだったら絶対に経験できない体験をさせてもらったと思っている。
私達のどこかソワソワした雰囲気から、楽しみにしていることが伝わったらしく冒険者四人はとても嬉しそうに笑っていた。
案内された食事処は海鮮メニューが豊富にある大食堂だった。個室は別料金がかかるといわれたけれど、そこはアウルさんがパパッとお金を払ってしまう。
「このくらいはおじさんが払っておくよ。大人数じゃなきゃ頼めない宴会メニューっていうのもあってさぁ……一度食べてみたかったんだよねぇ」
へらへら笑う彼に仲間であるゼン達が「まったくもー!」とか「自由かよ!」などとそれぞれらしい突っ込みをしているけれど、始終彼らはいつでも楽しそうだ。
ちなみに、大食堂というだけあって、観光客や冒険者、地元の人が食事を楽しんでいるホールは席数が全て埋まっていて非常に繁盛しているようだった。
個人客というよりも団体客をターゲットにしているらしく、個人用の席は少なめ。ドーンとテーブルがいくつも置かれ、そこには様々な人が届いた料理に舌鼓を打っている。
料理は大皿に盛られた料理を取り分けて食べるスタイルのようだ。
案内してくれたのは従業員らしい女の子。可愛らしいヒラヒラした服と笑顔で私達を店の奥、個室へと案内してくれた。
席に着くとメニューが広げられ、注文を済ませてから……リアンが防音結界を展開。
「口頭で伝えるより書き出した方が良さそうだから、紙に書いて渡す」
とそれっきり口をつぐんでサラサラと手元のメモ帳に鑑定結果を書き写していく。
開示は自由だ、と口にしてハッシーさんがそれに同意した。
「俺から一つ。才能の情報は大事だから、それは仲間内で。一応、雇われの身ってことだし、ずっと君たちについていられる訳じゃないからさ」
「わかりましたわ。では、そのようにさせて頂きます」
ベルの返事に満足したのかハッシーさんは、うんうんと頷いて関心がありませんよ、と行動で示すように仲間たちと会話を始める。
それを見ながら、私はトーネの分の才能と自分の才能を書き出された紙をリアンに貰った。そこに書いてあったのは……求めていたものと、想定外の才能。
効果、というかどういうものであるのかもわからなくて困惑しているとリアンが耳元で「後で個別に説明する。君が最初に望んでいた方は公言しても問題ないが、もう一つは話さない方が良い」と囁く。
確かになぁ、と心の中で声を漏らして用紙に書かれた文字を思い浮かべそっと息を吐いた。なんだか、うん…あまり良い感じの響きではなかったのだ。内容がわからないから余計不安。
願わくば、皆の足を引っ張るような才能でありませんように……などと考えて、ため息の代わりに苦笑するにとどめた。
チラリと再度確認したメモ用紙には神経質そうなリアンの文字で【投渡】※アイテム投擲の上位系。と解釈付きで書いてあって、その下には【ソヴドナーシャ】と書かれていて、直訳で『絶対的な支配・統治する者(禁約つき)』と書かれていた。
禁約については何も書いていなくてそれが更に、不安を煽ったのだけれど、しっかり書いていないということはリアンが個別に説明してくれるという事なのだろう。
名前的にどう考えてもやばいもんねコレ、なんて考えつつ現実逃避気味に「オナカスイタナー」と口にすれば、何かを察したのか皆が気のない返事を口にした。みんな手元の用紙に書かれていた才能についてあれこれ考えていることだけは確かだ。
うう、知りたいような、知りたくないような…ッ!
ここまで読んで下さってありがとうございました!
今回も一晩寝かせております。熟成、まではいかないと思うのだ・・うん。
誤字脱字変換ミスなどあれば誤字報告で教えて下さると非常に有難いです。こう、ぴゃっ!みたいな感じで。
いつも読んで応援や温かい言葉、ありがとうございます!