187話 登って降りて進みましょう
ちょっと尻切れトンボ気味ですが……。
こういう未知の場所の描写などをするとワクワクしてきます。
読んで下さった方に上手く伝わればいいのですが……
雨の中を先導するのは、青い蜂。
薄暗い森の中でうすぼんやりと光る青は私が手を伸ばせば届く距離をずっと飛んでいる。
時折、私たちがついて来ているか確認する様にその場に留まっているのが何だか可愛らしくみえて、休憩をとった時に小さな水色魔石を餌として渡した。
嬉しそうに私の周りを飛び回り、頭の上で休んでいる姿は使い魔を手に入れた気分を味わえて、愛着心みたいなものが湧いているのを自覚する。
「可愛いなぁ、青っこいの」
よしよし、と指を差し出して小さく揺らせば甘えるように寄ってくる。
硬い感触すら愛おしくなってきた。
「飼いたい、とか言わないわよね」
警戒するようなベルの声に苦笑しながら頷く。
流石に私もそこまで子供じゃない。
「言えないよ。蜂って群れで暮らすものだし、希少なハチミツを作れるんなら狙われそうだもんね。来年も……来られたらいいな」
そしたらまた会えるのに、と言えばミルルクさん達が驚いたように声を上げた。
「なんじゃ、お前さんら来年は来ないつもりだったのか!? 薄情な……ワシはライムちゃんの飯を食うのを楽しみに生きていこうと思っておったんだぞ。おい、ディル。弟子にしてやったんじゃ、学院には上手いこと言って雫時はこの集落に泊まりに来んか!」
後方から機嫌良さそうに私の作った氷石糖入りの瓶を眺めていた筈のミルルクさんが私の横を歩くディルの胸ぐらを掴み上げた。
ミルルクさん、実は結構背が高い。
ディルより高いんだもん……びっくりしたよ。私。
上下に激しく揺すられているディルは凄く面倒そうな顔で舌打ちを一つ。
「うるせぇ、クソ爺」
「なんじゃと! クソ生意気な弟子め!」
ギャーギャー言い争いを始めた二人はなんだかんだで楽しそうだった。
ディルは嫌そうな顔をしているように見えるけど、目も口元もしっかりミルルクさんを尊敬しているのが分かる。昔のディルみたいで私はコッチの方が好きだ。
その少し後ろで心底困ったような声が聞こえた。
ケイパーさんの声だな、と思っていると隣にいるラクサに話しかけているらしい。
「ラクサの坊主も弟子認定しちまったしな……まぁ、学院の生徒じゃねぇって話だし、リアン坊に手紙を渡してくれるんならスールスまで迎えに行ってやるぜ」
「あー、オレっちも戻ってみてからじゃないと予定は分かんないんスよ。ただ、リアン達がこっちにくるってんなら間違いなくついてくるっス。まぁ、それまでには宝石のカットには慣れておくんで一段階上の細工を教えて欲しいっスね。あ、酒は買ってくるんで宝石の目利きも伝授してくれねぇっスか、おやっさん」
「なんでぇ。そんくらいで弟子から酒を巻き上げる奴がどこにいるってんだ。ま、酒はいいのがあったら買ってきてくれや。金は払うからよ」
いつの間にか弟子として認められているらしいラクサに驚いたけど、二人の相性はそんなに悪くなかったらしい。父親と息子って感じの雰囲気だ。
そんなことを考えているとカルンさんがベルに話しかけている。
一緒に農作業をしていて、味の好みがあっている事やカルンさんが意外と社交界について詳しいことで仲良くなったそうだ。
「あの、ベルさん達もやはり忙しいのですか?」
「無事に進級が出来たとしても、どうなるか分からないのが正直な所ですわね。確か、二年から色々な行事もあった筈ですし……そちらの兼ね合い次第、かしら。まぁ、私自身もまた来たいと思っていますの。ここの集落は想像以上に居心地がいいし、農作業って結構トレーニングにもいいのよね」
「ああ、わかります。私もですが才能で力は強いのですが、それを生かせるように日頃からある程度の運動をしておかないといざという時に上手く実力を発揮できないですから」
ベルはミルミギノソスを次々に倒していく彼の実力をかなり評価しているらしい。
楽しげに話し始めたみんなの話を聞きながらのんびり歩いていると、センカさんに名前を呼ばれた。
「アンタ達は、どうしたいんだい」
「え? あー。勿論来たいなぁって思ってます。でも、学院のこともあるし、調整がうまくいけばまたセンカさんに色々教えてもらいたいなぁって。あと、お茶の調合失敗しちゃったから来年こそはしっかり作りたいですねっ」
「そうかい。リアン坊は」
「僕も同じです。ただ、工房制度はまだ始まったばかりで問題も多いようですから……どうなることやら。可能な限りこちらへお伺いできればと思っています。ただ、今回の様に一ヶ月という長い時間は滞在できないでしょうね」
残念ですが、と首を振ったリアンにセンカさんは、そうかい……と少し寂しそうだった。
それを見て思い出すのはあの広い家にセンカさんが一人で暮らしているという現実。
一人で暮らすのは楽だと言っていたけど、でも、寂しくなることだってある筈だ。
「……そうだ! ねぇ、リアン、たしかリアンが拾った白いギフトートバードってまだどうするか決めてないんだよね?」
「あ、ああ。毒がないというのは確認済みだが……それがどうかしたのか」
「私たちは工房もあるし、人が沢山いる首都に連れては帰れないでしょ? 私たちの代わりにセンカさんにお願いできないかなぁって。羽とか錬金素材になるならそれはそれでいいだろうし」
「は、はあ?! いや、そんな迷惑を……」
驚いているリアンは放置してセンカさんを見ると目を丸くはしていたけど、動物は嫌いじゃないみたい。
少しだけ、口の端が緩んだのが見えたのでもう一押しだと言葉を発する。
「センカさん、お願いしますっ!」
「……ま、まぁ。そうだね。暇だし、引き受けてやってもいい。アンタ達三人はまだまだ未熟だから生き物の世話まで手が回らないだろうからね。それより、その鳥は今どこにいるんだい」
ちらと見たっきりだ、と言われてリアンを見ると現在地を口にした。
聞き覚えのない名前が出てきたんだけど、センカさんは知っているらしい。
「ああ、そういや昔研究をしていたと聞いたことがある。世話の仕方やエサはアイツから聞いておくよ。それと、鳥の羽はアンタ達に送ってやるから何かに加工するんだね」
「……羽、ですか」
リアンが聞き返すとセンカさんはこくりと頷いた。
「鳥の羽―――……特に尾羽と左右にある七番の初列風切羽は御守りとしての効力が強い。特に、初めて抜けた羽は効果が段違いさ。尾羽や風切羽は大きいからね、ベルトや鞄なんかにつけておくといい。アイテム名は【羽飾りのチャーム】さ。昔から作られているお守りの一つとしても割と有名だから覚えておきな」
「お守りって【結晶石の首飾り】みたいな感じですか?」
「そうさ。古くから伝わる装飾だ。羽と石を組み合わせた錬金チャームは『幸運の兆し・魔除け・風を掴む』といった意味がある。風を掴むっていうのは、そうさね、いい風向きを掴めるという意味合いもあって商売をやっている商人には人気だ。工房を経営しているんなら持っておくといい。鉱石に関してはケイパーに相談しな」
レシピは帰ったら教えてやる、と言われワクワクしていると青い蜂がブゥンと頭の上から飛び立った。
暗い森の中を進んでいたんだけど、一層暗い影が落ちていることに気付いて視線をグッと持ち上げる。
「う、わぁ……絵にかいたような断崖絶壁」
まさかここを登るの? と指さすとミルルクさん達が首を縦に振った。
リアンが小声で「正気の沙汰じゃない」とか呟いていたけど、ミルルクさんが先頭を歩き始める。迷いなく進んでいくので素直についていくと、細い木々の間を縫って進む。
「ここの木が細いのって崖の下だからですか?」
「よくわかりますね。その通りです。この辺りの木々は日光の代わりに微かな月明かりなどで成長します。年中雨が降っているこの土地ですが、夜の深夜と呼ばれる時間帯は雨が一時的に上がることが多く、その際に月明かりに照らされることで木々が成長しているのです」
カルンさんの説明に相槌を打ちながら進むとミルルクさんがピタリと動きを止めた。
細い亀裂が幾つか天に向かって走る壁面と上から垂れ下がるロープ。
かなりの長さがあって、途中の凹んだところで途切れているようだった。
「……これを伝って登る、なんて言いませんよね」
平坦すぎるリアンの声にこたえたのはケイパーさんだ。
何をいまさら、というように大きく笑う。
「登るぞ? 登らんとハチミツにありつけねぇからな! なぁに、ロープをうまく手に巻き付けて登ればあっという間だ」
「あ、センカさんは私の背にどうぞ」
「いつもすまないね」
慣れた様子でセンカさんを背負ったカルンさんは一番近い所にあったロープの下へ。
残ったロープは二つあるので、真ん中のロープの下へ移動する。
「私、一番最初に登っていいかな? たのしそうっ」
「これを『楽しそう』だと表現する君の感覚はどうかと思うぞ」
正気か、とリアンに言われたけど木登りが崖登りになったくらいでしょ? と言えば黙り込んだ。
「ロープがあるだけ登りやすいと思うんだけどな」
ボソッと呟いた言葉を聞いて笑ったのはケイパーさんだった。
残りのロープの下へ移動して、グッと何度か引っ張って見せる。
「安心しろ。俺みたいな図体が登ってもびくともしねぇんだ。ま、まずは手本を見せるとするか。ああ、落ちたら困るから体力に自信がない奴は俺とカルンが上からロープを引き上げてやるからな」
滑らない様に革製の手袋を嵌めるよう言われたので、付け替えてしっかりと崖に向き合った。
ロープをしっかり両手でつかみ、両足を崖の壁面にしっかりとつける。
崖と足がほぼ垂直になる様に気をつけながら太いロープをしっかり抱えるように持つ。
「じゃあ先に行ってるね!」
採取はしないでおくから、とちゃんと伝えて一歩進むごとに歩幅と同じくらいロープを辿り、壁を登っていく。
木登りよりは楽だな、と思いながら登っていると左右から呆れたような感心したような声がした。
「てっきりあの体力自慢の嬢ちゃんが最初だと思ったんだが、まさかお前さんが真っ先に声をあげるとはな」
「実は私も驚きました。ベルさんを誘おうと思ったのですが」
「危ないって言ってもロープもあるし、わざわざ危ない道を皆さんが行くとは思わなかったので大丈夫かなぁって。私もちょっと高い所に登るのにロープを木や岩に括り付けて登ることも多かったので慣れてますしねっ」
リアンは勿論だけどベルも多分こういう風に崖を登るのはしたことがないと思っている。
ディルは私としょっちゅう外で遊んでたから登ったことがあるから安心だけど、ラクサはわからない。高い所が苦手じゃないといいんだけど……。
「あの、カルンさん………サフルは元気ですか?」
「ええ。勿論。ライムさん達の手伝いが出来なくて申し訳ないといっていましたが、短期間で植物の事を叩きこまなくてはいけないので、かなりの量の課題を出しました。ただ、彼はやる気があるのでとても教え甲斐があります」
いい付き合いをしているんですね、と褒められていやぁ、と照れつつ片手で頭を掻くと下からベルやリアンの怒号が飛んできた。
片手を離したことが駄目だったらしい。
「割と平気なんだけどなぁ……ま、いいや。登っちゃおう」
「……なんつーか、苦労してんなぁ。あいつらも」
「ふん。能天気なのが一人いた方がうまくいくものさ。リアン坊とベルは元々性格も、気質も正反対だ。ライムが居なきゃ上手くは回ってない筈だよ」
カルンさんの背中から黙っていたセンカさんが口を開く。
そんなものかな、と首を傾げつつロープを伝い登って、下を見てみた。
大体、三分の二程登った所だろう。
「結構高いですね! 晴れてたら遠くまで見通せたのかな」
勿体ない、と思いつつ再び登り始めると左右からは苦笑が返ってきた。
逞しい錬金術師だな、とケイパーさんが笑いながら速度を上げたので、私も速度を上げる。
私が崖の中腹に両足をつけた所で、ベルとディルがロープを登り始めたのが伝わってきた。
チラッと覗くと二人とも凄い形相だったのでそっと見ない振りをして引っ込んでおく。
最終的に、全員が無事に登り切った所で改めて周囲を見回してみる。
どうやら、洞窟の様になっているらしい。
下から見えた細い切れ間は風の通り道になっているとかで中に入っても酸欠にはならないとカルンさんが教えてくれた。
「ちなみに崩れてこないようにミルルクさんがしっかり魔術で固定してくださっています。安心して入ってください。先に言っておきますが、この洞窟に採取物は一切ありません。ただの道なのでそのまま進んでください」
「はぁい」
残念、と思いながら返事をしたのが伝わったらしくカルンさんにクスクス笑われた。
センカさんは呆れた顔をしつつ「錬金術師そのものだね、あんた」と思ったより柔らかい口調でため息を吐かれる。
魔石ランプを照らしながら洞窟内を進む。
大人一人が通れるような細く狭い洞窟だ。一応高さはあるけれど低い所は三メートル、高くても四メートル位しかないみたい。
「結構歩くんですね」
「ええ。目的の場所は少々特殊な湖なのです。洞窟の中に流れる川に水蜂たちは巣を作っていると言いましたが湖などでも生息は可能です。ここは水質も水温も一定で殆ど彼らの敵がいないので安全なのです。更に、此処にはブルーモコ、ポンポンパールなどと呼ばれる【月光サシアの木】がありますから」
初めて聞く花の名前だったので詳しく説明してもらった。
【月光サシアの木/ブルーモコ】
一般的にブルーモコ、ポンポンパールと呼ばれる木。
花は可愛らしいフワフワしたポンポンとした房状の花を咲かせる。色は青みがかった乳白色。月明かりが差し込む、または青属性の魔力を浴びると青く発光する。一般的には淡い黄色の【サシアの木/イエローモコ】が広く知られている。その為【月光サシアの木】はかなり珍しい。
水中で咲く特殊な樹花。花は水中から出すと瞬く間に枯れてしまう。
説明を聞いてみるのが楽しみだな、と思っていると頭の上に乗っていた蜂が私の前方を再び飛び始めた。
迷いなく進んでいくので慌てて速足で追いかける。
巣が近いんだろうな、と思っているとグイッと首の後ろを掴まれた。
「うわっと……?!」
「嬢ちゃん。蜂と追いかけっこも良いが、足元をよく見ろ」
ケイパーさんに言われて視線を落とすと少し先は、崖だった。
驚きつつお礼を言うとポンポンと頭を撫でられる。
「ここから先は梯子を下りるぞ。縄梯子だから、一人ずつだ。嬢ちゃん、先に行くか?」
「いいんですか?」
「おう。降りたら梯子から少し離れた所で待っていてくれ。恐らく、蜂は先に飛んでいくだろうが、それは仲間に俺たちが来たことを知らせに行くためだ」
「わかりました」
おしえてくれてありがとうございます、と礼を言うとラクサの方を振り返って「娘ってこんな感じか?」と聞き始めた。
ケイパーさんらしいなぁと思いつつ、先に行くねーと声をかけてひょいッと穴を覗き込む。
真っ暗だ。
腰に下げた魔石ランプの灯りをともして、縄梯子に足をかけ、降りていく。
ギシッ としっとりと湿った梯子が音を立てるけれど安定感はあったので気にせずに手足を交互に動かし、降下。
一人ずつしか降りられないのが分かってるからあまり時間を掛けたくないんだよね。
早くハチミツ欲しいし、ブルーモコって植物を早く見たい。
ソワソワとはやる気持ちを押さえながらどんどん梯子を下りていくと、少しずつ空気が冷えてきたのが分かった。
同時に水の匂いがする。
(水の匂いはするけど水の音がしない……ってことは、湧き水、かなぁ)
流れる川や水源があるなら音がするはずだ。
そんなことを考えながら長い梯子を下り、大地に足をつける。
降りてきた梯子を見上げるけれど上の様子は全く見えない。真っ暗だ。
「結構長い梯子……これ、途中で切れちゃったら戻れないよね」
他に出口があればいいけど、と呟いた声は不思議と反響し、そして消えた。
私の近くにいたはずの青い蜂はいつの間にか姿を消していて、水の匂いがする不思議な暗闇に私は今、一人で立っている。
最初に、ここを見つけた人は良く進んだなぁと感心してしまった。
私でもちょっと躊躇するもんなぁ。これ。
ここまで読んで下さって有難うございます!
思いつくまま、書き進めていますので展開は遅めですが、少しでも双色の世界が楽しんで頂けますように……なむなむ。
誤字脱字変換ミスは、作者もがんばって見つけておりますが中々発見できないことも多く……もし発見した場合はそぅっと誤字報告などで教えて下さると幸いです。
もう、教えて下さる方は皆さん編集者名乗っていいと思います……素敵。
=素材・生き物=
【月光サシアの木/ブルーモコ】
一般的にブルーモコ、ポンポンパールと呼ばれる木。
花は可愛らしいフワフワしたポンポンとした房状の花を咲かせる。色は青みがかった乳白色。月明かりが差し込む、または青属性の魔力を浴びると青く発光する。一般的には淡い黄色の【サシアの木/イエローモコ】が広く知られている。その為【月光サシアの木】はかなり珍しい。
水中で咲く特殊な樹花。花は水中から出すと瞬く間に枯れてしまう。
【水蜂】共存型と呼ばれる魔物。
元々は蟻だったといわれているが、水色の魔石と相性が良かった個体が【水蜂】に進化・変異した。餌は花の蜜。巣に持ち帰る際に体内で魔力と混ざり合う。また、口移しで巣の奥にある蜜室と呼ばれる蜜専用の部屋にため込むので魔力が凝縮。蓋をする為に、蜜係と呼ばれる蜂は魔力を羽に纏わせるので更に魔力が染み込む。その状態で熟成する為、糖度も味も見目も通常の蜂蜜とは異なる。
水蜂によって熟成・濃縮させられたハチミツは【ジェムニー】【ジェムニー・ブルー】と呼ばれ恐ろしい程高値で取引される。高い魔力回復効果を持つ。
水蜂の生息条件は、一定以上の水気があること・特定の花もしくは魔力が一定以上湧いている事・巣作りに必要な白磁粘土があることの三点。
特定の花のうちの一つは【月光サシアの木】
巣作りに関しては、水中に作るが蜜蝋を出す蜂と白磁粘土と魔力を練り合わせて白い巣を作り上げる。
ただし白磁粘土でコーティングするのは水と接する外壁部分のみ。
《ジェムニー(水蜂のハチミツ)の入手方法》
・青い蜂の後を追う(騒がない・攻撃しないが鉄則)
・蜂が止まったら小さな水魔石の粒を渡して待つ
(長い時は数日。短ければ数分)
・先鋒蜂に変わって守護蜂が現れ、OKであれば近づいてきて大きく八の字飛行をするので、そうしたらハチミツを入れてもらう瓶に水魔石を入れて蜂に渡す。
・女王蜂が魔石の質などを判断し、適切だと思った量の対価(蜜)を判断し、相応しい量と品質を決める。
【白磁粘土】通称:人形粘土と呼ばれる。
白く滑らかな粘土を乾かし、不純物を取り除き、陶器や人形に使用する。
耐水・耐火・耐腐食効果があるが衝撃に弱いので錬金術で作った特殊な溶液を加えることも多い。水蜂が巣を作る際に使用する。