12話 買い物と敵情視察? 【前】
心の底から久々の投稿です。
妙な点、不審な点、変質者など見つけましたら教えてくださ……変質者は私か。
エルとイオは、彼らの仕事場である正門検問所にいた。
話している相手は、私たちと同年代くらいで遠目でもわかるくらいに綺麗だ。
首にかからないように切り揃えられた髪はサラサラの金髪で服装は、街中でたまに見かける騎士に似ている。
(同性の騎士って初めて見たかも。エルとイオから、男よりは少ないけど結構女騎士もいるって聞いてたけど…)
ちなみに、女性の騎士は王族の姫とか貴族のお嬢様とかに重宝されるんだとか。
そりゃそーだよね、実力があるなら同性の方が何かと都合いいし。
声をかけたくても友達らしい友達がいなかった所為か何て声をかけたらいいのかさっぱりわからない。
気づいてくれるのを待とうか迷っていると、イオが私に気づいてくれた。
「ライムさん!!よかった、これから向かおうかと思ってたんです」
「私の方も素材の仕分けが思ったより早く終わったから、『緑の酒瓶』よりも検問所に来た方が早く会えるかなーと思って」
「行き違いにならなくてよかったです――――…フォリア先輩、こちらがお話しした錬金術師のライムさんですよ」
にこにこと口元に柔らかい笑みを浮かべるイオが女性の騎士に話しかける。
近くで見るとあからさまに美人だった。
騎士の服装は男物なんだけど、胸があるのは女性用鎧をつけてるから簡単にわかったし、短いけどサラサラな金の髪と落ち着いた紅色の瞳がすごく雰囲気に合っている。
こんな都会っぽい、っていったらアレだけど…なんかこう、綺麗な感じの女の子って村では見たことなかったからちょっと感動した。
「早いうちに会わせたいって思ってたから丁度いいや。ライム、この人は俺らの先輩でさ今年卒業するんだけど、一年の時から実技も筆記もずーっと主席なんだ!すっげーだろ」
「実技ってことは剣を使うってことだよね」
「そりゃそーだよ。あとは現地実習とかでも一番なんだ!んで、親父さんが聖白騎士で上流貴族なのに俺らのことよく分かってんだよなー」
何故か胸を張って自慢げに話すエルの話を聞きながら、思わず相槌を打っていると困ったような女性にしては少し低い声が聞こえてくる。
「あまり持ち上げても何も出やしないぞ、エル。すまない、挨拶が遅くなってしまって…私は騎士養成科三年のフォリア・エキセアだ。気軽にフォリアと呼んで欲しい」
「科は違うけど先輩だし、フォリア先輩って呼んでもいいですか?私はライム・シトラール。家名だと目立つのでライムって呼んでください。今年錬金科に入学することになりました」
「シトラールというと、大錬金術師オランジェ様やSランク初の女性冒険者カリン様と同じ名字だが親族か何かだろうか?」
少し遠慮気味に尋ねられて話すべきかどうか一瞬迷った。
なにせ、話しやすいとは言え上流貴族らしいし小さい頃に無駄に蓄積された“よろしくない貴族”の印象が簡単に信用するなよ~と呟いてる。
「…オランジェはおばーちゃん、カリンは母ですよ。シトラールって家名は珍しいのかなぁ。大概会う人皆に聞かれるし」
でも、気づけばポロっと答えていた。
経験よりフォリアと名乗った彼女が信用に値すると勘が言ってるような気がして。
貴族嫌いだっていうエルが親しげなのも大きな判断要因の一つ。
「っと、やべ!ライム、悪ぃんだけどよ、街の案内は明日でもいいか?これから騎士科のクラス決めに行かなきゃなんねーんだ」
「くらす?何それ」
「クラスというのは、そうだな…実力や身分といったものを考慮して、教える教師が違うんだ。騎士科は人数が多いから、四十人で一クラスとして担当の教師が着くことになる」
「なるほど!村でやる畑の受け持ち決めるような感じね」
ぽんっと思わず手を打って納得していると三人が変な顔をしている。
間違ってはいないけど、変な納得の仕方だって言われた。
わかりやすいと思うんだけど。
村では畑の数が限られてたからクジを引いて受け持ちの畑を決めてたんだよね。
多分、そんな感じなんじゃないかと思う。実際に見てみたらわかると思うけど…あの大きい学校で気軽に見に行けるとは思わないし。
納得して頷いた私にイオがクラス分けについて教えてくれた。
いくら田舎以上の辺境にいたとしても知らなすぎるかな…常識とかそのへん。
「毎年のことですけど、騎士科希望の人数は三千人を優に超えます。だから、千五百人まで絞ってから『とっておき』の二十人を抜いて三十七クラスに残りを全員分けるんですよ」
「………規模が大きすぎて理解が追いつかないんだけど」
「ちなみに、その『とっておき』っつーのが“特別クラス”って呼ばれる三クラスな。大体は王族血筋やら聖騎士子息とか実力と将来が保証されてるやつらが選ばれてる。人格が相応しくなけりゃ落とされるらしーから俺らにゃあんまり関係ねぇんだけどさ」
「人数と作りが複雑すぎて混乱してきた」
「でも騎士科の中だけじゃなくて“特別クラス”は錬金科から見ても将来上級の顧客になる可能性があるから人気があるはずだよ。“特別クラス”はA・S・SSの三種類。SSクラスは五人しか選ばれない。AとSクラスがSSクラスに上がる為に努力して、SSはAとSクラスに落とされないように頑張らなきゃいけないんだ。まぁ、貴族でもなんでもない僕らには関係ないんだけど」
「でも、そっか。クラス分けがあるなら街の案内頼むのは無理そうだし、ちょっと一人で見てみる。頼ってばかりってのも悪いし」
土地勘がないのは不安要素だけど、最悪はいろんな人に聞いて回ればいいだけだ。
入学しちゃえば友達か、友達できなくても先生に聞けばいいし。
ちらっと商店街を見ると広く長い道が続き、沢山の看板と色とりどりのタペストリー。
タペストリーっていうのは壁掛けやカバー等に用いられる室内装飾用の織物の事なんだけど、首都モルダスにはたくさんのお店があるから個性を出す為に使われている。
看板は遠方からきた人や文字が読めない人用に国が指定看板を掲げるように義務付けてるから、個性を出すには入口にタペストリーやリースを飾ったり呼び込みをしたりする工夫をして店の差別化を図るんだとか。
ちなみにこの知識は、家から首都に来るまでの間に御者のタイナーさん提供です。
物知りなんだよね、タイナーさん。
「悪いな、約束してたのに。今度さ、埋め合わせするから勘弁な」
「すいません。もっと早くに分かっていたら予定も調整できたんだけど」
両手を合わせて頭を下げるエルと申し訳なさそうな顔でうなだれるイオの二人を責める気にはなれない。
気にしなくていいよ、そう伝えようとした時に予想だにしない声が耳に飛び込んできた。
「―――…もしよければ、私が街の案内をしてもいいだろうか」
何かを考えるように形のいい顎に手を添えて呟かれるような声を一瞬理解し損ねて、理解した。
多分、理解した時間はエルやイオと同時で私たちは思わず顔を見合わせて、何度かフォリア先輩と自分たちの顔を交互に見る羽目になる。
「幸い、私には卒業くらいしか行事がないから暇だからな。卒業前に若き錬金術師のお嬢さんに小さな恩を売っておくのもいいだろう?」
からかう様に口角を上げた彼女に私も釣られて笑ってみる。
ちなみにエルとイオはまだ固まって…あ、口開いてるよ。
「そうですね、私も綺麗な女騎士のフォリア先輩を連れて歩くのはとっても魅力的な話だしお願いしちゃいます!」
「そうか。それはよかった…じゃあ、早速私がこの街を案内しよう。これでも生まれも育ちもこの街だから色々口利きさせてもらうよ。まずは…そうだな、道具屋にでもいこうか」
自然な動作で私の手を取ったフォリア先輩はチラッと物凄く楽しそうな顔で後輩二人を一瞥する。
私もそれに釣られて二人をからかうように彼女の手を取ってツンっと出来るだけ澄ましてみせた。
勿論、おばーちゃん仕込みの貴族的な振る舞いで、ね。
手馴れた様子で手際よく私をリードして歩き始める。
背筋を伸ばして、初めて行く『道具屋』へ思いを馳せ、歩き始めてふと思い出したこと。
「私は大丈夫だから二人とも早くクラス決めに行かないと遅刻しちゃうんじゃない?がんばってねー!」
顔だけ少し振り返って大きく手を振ってみると、ハッと我に返ったらしい。
二人とも慌ただしく学園に向かって走り始めた。
人を器用に避けて進んでいく二人は体力と素早さがあるお陰かあっという間に見えなくなる。
「んー、二人とも間に合いますかね?」
「ふふ。間に合うだろうね、ギリギリにはなるだろうが」
「私の用事に付き合ってくれる予定だった訳だし、ちょっと申し訳ないなぁ」
「二人はこれから『緑の酒瓶』に向かう予定だったんだ。気にしないでもいいさ」
フォリア先輩は楽しそうに笑いながら、周りの屋台に目を向けている。
背筋を伸ばし真っ直ぐに歩く姿はとても綺麗で凛々しい。
なんというか、男装とかしたら恐ろしく似合いそう。
多分、物凄くモテるんじゃないかな…今も道行く人がチラッチラ見てるもんね。
「ライムはピーチェの実が苦手か?」
「ピーチェは好きですよ。甘くて美味しいし、あんまり日持ちしないから熟したやつは食べて、あとは乾燥させてドライフルーツにしてたかなぁ…おばーちゃんが」
「へぇ。オランジェ様が作られたなら相当に美味しいものだったんだろうな。オランジェ様は料理人や美食家としても有名だ―――…これを飲んでみてくれ。私のお気に入りなんだ」
そう言って差し出されたのは木のカップに入った液体。
色はやや黄色みがかった乳白色で、器の中で揺れる度に甘くいい香りが漂う。
びっくりしてカップとフォリア先輩を見比べていると、彼女はふっと口の端を持ち上げた。
「私は幼い頃から男に紛れて剣を振るっていたから、密かにこうやって女の子同士で話しながら歩くのが夢だったんだ」
「フォリア先輩なら学園でいくらでも女友達がいるんじゃないんですか?」
「それが妙なことに私と二人でこうやって食べ歩きに行くような感じじゃないんだ。声をかけても顔を赤くして倒れたり、走って逃げられてしまうし…女の子やご婦人には優しくするよう心がけているんだが」
「あれじゃないですか?ほら、フォリア先輩ってキラッキラしてるし、その辺の騎士より騎士っぽいから、緊張するのかも」
「キラキラ?まぁ、髪は確かに太陽の光をよく跳ね返すような色をしてると思うが」
「金って目立ちますよね。私の髪も凄く光を反射するから気持ちはわかります」
「いやいや、君の場合は色自体が珍しいし私の髪とは比べ物にならないさ―――…それよりほら、飲んでみてくれ。実はこういったものを人にすすめるのは初めてなんだ。いつも出歩くのは先輩たちばかりで男向けのモノが多いからな」
そんなものだろうか、と思いつつカップに口を付けて一口。
口の中に広がる瑞々しくトロリとした濃厚なピーチェの甘みと仄かな酸味のあるアリルの爽やかな甘み。サラッとしてるのはレシナ水が入っているんだと思う。
「すごく美味しい!ピーチェの濃厚な味は勿論だけど、ピーチェって甘みも香りも立つから普通に食べたり加工するならまだしも、磨り潰したり濾すだけじゃクドくって後味も良くないのに…アリルにレシナ水を合わせてるから、後味もいいし……これ作った人、すごいなぁ」
「いや、私からすると一口でそこまで分かるライム嬢の方が凄いぞ」
「おばーちゃんの料理食べてたら自然に。今思うと何かの実験されてたような気もするんですけどね、まっずい薬飲まされたりとか」
おばーちゃんは料理をするのが好きだった。
よくわからない薬を作って孫である私に飲ませ、反応を見ては…時々お腹をかかえて笑ってたりした。多分、死なない程度の毒とかもあったんじゃないかな。
御陰で腐りかけのモノ食べても何ともないんだけど。
他愛のない話をしながら、商店街を歩く。
飲食店が立ち並ぶ区域を抜けると今度は宿屋がひしめき合う区域に出た。
フォリア先輩によると、首都モルダスの大商店街と呼ばれる大通りには、検問所から『飲食店』『宿屋』『道具屋』『雑貨屋』『武器屋』『防具屋』『錬金店』という並びになっているらしい。
冒険者ギルドは『宿屋』と『道具屋』の境にある。
奥の方に行けば行くほど、冒険者が増えていくようになっているのは『武器』や『防具』『錬金術』は商品を作る際に多少なりとも音が出るので住民や宿屋に宿泊する人たちに配慮した結果らしい。
「各店には国で定められた“看板”が掲げられているから少なくとも、武器屋と道具屋を間違うなんてことはない。宿屋ならベッド、武器屋なら剣といったように看板が出ているだろう?」
「言われてみれば確かに。でも、店の種類が分かっても特定の店を覚えるのは大変そうですね」
「ふふ。それも結構簡単なんだ。店を区別する為に、どの店も異なる色のタペストリーを掛けている。タペストリー以外にもカーテンや店の屋根なんかも塗り替えていたりするから色さえ覚えてしまえば問題ないんだ」
大通りを歩いていると本当にいろんな人がたくさんいる。
食品街では客引きの声や活気にあふれた商人の声。
宿屋では食堂をしているところも多いようで美味しそうな匂いと冒険者らしき人たちの声。
今歩いている道具屋が連なる通りには、冒険者の姿と籠を持った夫人や子供の姿。
どの人たちも皆それぞれに生き生きしている。
「今は昼だから昼食の為に戻ってきている冒険者も多い。朝と夜の混雑に比べるとかなり歩きやすいんだ」
フォリア先輩の言葉を聞いて、この街に初めて来た時のことを思い出す。
着いたのが少し暗くなり始めた頃だったけど、確かに今の倍は人がいた。
納得して頷くのが見えたらしい彼女は満足そうに一つ頷いて少しだけ表情を引き締めた。
「実は案内役を買ったのにはちょっとした下心がある」
「下心?あー…お金ならフォリア先輩の方が持ってると思いますけど」
間髪いれずに事実を口にするとフォリア先輩は困ったような、気まずそうな表情で私を見た。
言い出しにくそうだったものの、意を決したのか形のいい唇を動かす。
「…実は贔屓にしている店がいくつかあるんだが、どの店も“庶民”出の錬金術師と繋がりを持ちたいと昔から言っていたんだ。この街に限らず錬金術師は…その、高慢な者が多くてね。ライム嬢のことを噂で知って、皆が私にどうにかして欲しいと泣きついてきたんだ」
申し訳なさそうなのは、多分私のことを考えてくれているからだろう。
貴族出身のフォリア先輩なら下手に出ずに頼むというか強引に連れて行くことだって出来るし、何も言わずに案内してしまえば済む。
「黙って連れて行くことだってできたのにどうして教えてくれるんですか?」
「これはあくまで私が頼まれたことだし、君にとって必ず利になるという保証ができないからだ。私としても錬金術師とのツテは欲しい。ただ、君は…その、打算や裏工作のようなことは好きじゃないだろう?」
頷くとフォリア先輩は疲れたように笑う。
私もだよ、と小さな声で呟いて「だから貴族としての生活じゃなく、騎士の道を選んだんだ」と自嘲しながら教えてくれた。
貴族というのは、体裁や振る舞い、噂や駆け引きをしてより優位に立つことが重要らしい。フォリア先輩自身はそういったことを得意としていなかった所為で苦労してきたのだろう。
少ししか一緒にいないけど、そのくらいはわかる。
彼女は貴族らしく振る舞いに品はあるけど情に厚く、根本的に誰かを貶めることを好まない。
まぁ、やろうと思えばできちゃうんだろうけど。
「確かに先輩の言うとおりそういうのは好きじゃないですけど、でもお店の人達と知り合えるのは凄くありがたいことです。だってこの街に知り合いは殆どいないから。首都初心者の私にとっては色々教えてくれる人が沢山いた方が助かります。まぁ、ぶっちゃけ……」
ここで一度言葉を切って、さっきから妙に緊張した面持ちで私を見ているフォリア先輩に思いっきり笑顔で本音をぶっちゃけた。
「私、貧乏ですから!店の人にツテがあれば割引とか値引きとかオマケとかお得な情報とか貰えるかもしれないでしょう?!それってすっごく大事ですよ!」
グッと両手を握りしめて力強く力説する。
いや、本当に首都ってなんでもあるしモノはいいんだけど高いんだって!
今のところ収入を得る手段もないわけだし。普通に買い物してたらあっという間に借金まみれになっちゃう。
「……そ、そうか…私からも融通してもらうように頼んでみるよ」
そんなに金に困っているとは、なんて呟きが聞こえてきたけど気にしない。
実際、食費も光熱費も殆ど0な生活だったんだよね…収入源もかなり限られてたし。
(最悪は持ってきた素材を売るしかないな)
持ってきた素材は比較的珍しいから結構な値段にはなると思う。
そんなことを考えていると正気に戻ったらしいフォリア先輩が小さく咳払いをして、ピタッと歩みを止めた。
習って足を止めると、そこにはフラスコが描かれた『道具屋』の看板と綺麗な深紅の布地に金糸で花の模様が縫い込まれているタペストリーが下がっていた。
「紹介したい道具屋ってここですか?」
「ああ。そうだ。知っているかもしれないが、一応説明させてもらう。道具屋は日用雑貨や街の外へ出る時に必要なモノを扱っている店のことを言うんだ。最近は変わったものを扱う店も多いし、結構な頻度で通うことになるんじゃないか?学園で使える『手紙』も扱ってるから、休日は学園の生徒で賑わう店も多い」
「なるほど。日用品とか殆ど持ってきてないしここで揃えるしかないか…作れるもの以外」
「それなら交渉してみるとしようか。恐らく、かなり値引きしてくれるだろう」
先行投資というやつだな、とフォリア先輩は小さく微笑む。
…美人の微笑ってすごい。
ちょっとドキドキした。
おぉー!と見惚れている間に彼女が鉄製のドアノブに手をかけて扉を押すのが見えた。
(うん、折角だから買い物を楽しまないとだね。今後のためになりそうなものもある程度見繕っておこうっと)
初めて入る店に少しだけ緊張と独特の高揚感を味わいながら私はフォリア先輩の背を追う。
店内へ足を踏み入れると同時に、扉にくくりつけられていた鐘がカランカランと軽快な音を立てた…―――
=素材=
【ピーチェ】薄い皮に覆われた薄桃色の果物。美味しいが、傷つきやすい為にあまり取り扱う店は少ない。現代で言う桃のような果物。魔除けの効果があると言われ、ピーチェの葉でリーフや匂い袋、木で看板を作ると魔物に襲われにくくなるとか。
【レシナールの葉】レシナという果物(レモンに似た柑橘類)の葉で、レシナに似た香りを持つ。現代で言えばレモンバームと似たような香り。臭み消しなどによく用いられる。
読んでくださってありがとうございました!