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120話 工房見学(中)

 前後編では終わらず、前・中・後の三話に分裂しました。

ぎゅっぎゅってなってるけど、難しい話をすると頭が痛くなってきます。

こ、こんがらがる…



 朝食の後は、ベルがサフルと食器を洗いに行く。




リアンは、開店が近いということもあって工房周辺の掃除。

私は店で扱えそうな物を探す為にもレシピ帳と素材図鑑を見比べるべく、本棚へ向かう。


 作業スペースの陽の当たらない場所には本棚が置いてあるから、まずはそちらへ足を向けた。

視界の端で私の後を付いて来ようとした何人かをサフルが止めているのが見えた。



(調合スペースには基本的に立ち入り禁止って決めたのは正解だったかも。好き勝手に歩き回られて触られるのも嫌だし)



 本棚の前に立って、本を選ぶ。

置く本は自由なんだけど、ココにあるのは素材やアイテムに関する図鑑が多い。


 全部個人で買った本だ。

私は素材全般の図鑑、リアンは薬草や薬に関する素材の図鑑、ベルは鉱物系の図鑑を買っているので誰が何を買ったのかは何となく把握している。


 魔物やモンスターから採れる素材に関しては、最近全員で読んだ。



「冒険者とか騎士に売れそうな物……うーん。あ、装備品のアイテム図鑑にしよう」



購入者は恐らくベルだろう。


 装備品や野営用アイテムが書かれた図鑑を取って、いつもの席へ。

続けて、ポーチから店の商品一覧を書き出したものを並べて置いた。

距離があるから彼らには内容までは見えない筈だ。


 まずは図鑑を開く。

目次の欄を開いて、今度は商品一覧に目を通した。


『薬系』はアルミス軟膏、初級ポーション、解毒剤の三種類。

『食品』は錬金クッキー、オーツバー、簡易スープ 二種類、乾燥果物

『生活雑貨』はトリーシャ液 三種、洗濯液、石鹸


 中級ポーションは販売が決まっている。

でも、まだストックが少ないので販売はできないんだよね。

店が落ち着いて、在庫をある程度確保出来たら売り出すことに決めた。



「けどなぁ……やっぱり、回復アイテムはもう少し多くていいよね」


「ライム。掃除が終わったぞ。ベルは今紅茶を淹れている」


「ありがとう、お疲れ様。そうだ、アリルのパイまだ一ホール余ってるから食べる? 今日は少しゆっくりできるし、普段食べるお茶請けみんなで作らない?」


「……午前中はやることもないしな。いいんじゃないか。食材の在庫一覧はこれだが、何を作るんだ」



掃除を終えて戻って来たリアンがいつもの場所に腰を下ろし、食材の在庫表をテーブルに置いた。


 大量にある物や、半端な物、これから旬を迎えて安くなる物を使おうと話していると、ベルが紅茶を持って戻って来る。



「お菓子作りはしたことがないわね。私はベリー系のお菓子がいいわ」


「調合の合間に摘まめる物だと助かる」


「サフルは? どんなの食べたい?」


「わ、私ですか? ええと、頂けるのなら何でも構いません。ライム様の作る物はどれも美味しいので」


「サフル。好きな物出来たら教えてね。私、いっぱい作ってあげる」



嬉しそうに笑うサフルの横でリアンとベルが自分の好物も作ってくれ、と言っていたけれど聞き流しておく。



「料理にも使えそうな物も作りたいし、『レシナの蜂蜜漬け』は作っておきたいな」


「完成したら紅茶に入れるのもいいわね。相性のいい茶葉を取り寄せておくわ」


「あとは、そうだ。パウンドケーキを作ろう! あとはマドレーヌも。マドレーヌは混ぜて焼くだけだから、二人に頼むね。パウンドケーキとマドレーヌは保存が効くし。今日のおやつは……ベリーのクラフティにしようかな」



「いいですわね。久しぶりに食べたいですわ」


「そうだな。座ってゆっくり食べるのも悪くない。いつも調合の片手間に食べてるからな」



意見がまとまった所で必要な材料を書き出す。


  パウンドケーキの中身をどうするか、という問題はあったものの、それぞれの好みを四本焼く。あとは野菜を混ぜた食事代わりにもなるパウンドケーキを焼くことに決まった。



「じゃあ話し合いが終わったら早速作り始めようか。私からは、そうだなぁ……お店の商品についてなんだけど」



チラッと見学者に視線を向けると、ベル達はそれだけで言いたいことを分かってくれたらしい。


 リアンがメモ用紙にサラサラと何かを書いていく。

そして、書き上がった紙を私とベルに見えるように置いた。


メモ用紙には


『アイテム名や調合法、素材名などを口に出さなければ問題ない。どうしても名前を出さなくてはいけないなら、黒板を使おう』


と書いてある。

私たちがメモを読んでいる間、リアンは立ち上がって普段使っている黒板を持ってきた。



「で、商品がどうしたんだ」


「もうちょっと種類っていうか、この辺りを増やしたいなって思って」



商品一覧を二人に見える位置に移動させて、回復薬の所を指でなぞる。

それから黒板に『丸薬タイプの回復アイテム』はどう?と書いてみる。



「冒険者とか騎士って荷物少なくしたいって聞いたことあって、これなら場所も取らないかなぁって。劣化し難いっていうのも大事みたいだけど、これなら」



なるほど、と頷いた二人を見てほっと息を吐く。

うまく説明ができたみたいだ。


 続けて、冒険者や騎士の役に立ちそうな物と言えば、『お香』だった。

黒板に『魔物除け』『虫よけ』『アンデッド除け』と書いて、その下に『アカの軟膏』『アオの軟膏』『抗疫薬』と書く。

錬金術で作れそうで需要がありそうなのはこの辺り、と説明をしながらアイテム図鑑の該当ページを開いて見せる。


作り方は後で、と黒板に書けばベルがチョークで何かを書き足した。



「……コレの構想は既にありますわ。あとは確認と検証さえすれば問題なくってよ」


「こちらの方だが、素材自体は珍しい物でもないし、大丈夫だ。明日一日は開店準備として予定を空けてあるから、そこで調合してみるか。店を経営する際に大事なのは『経営方針』だからな。それさえしっかりしていれば客層や商品も自ずと決まる」



 私たちの店は『気軽に寄れる錬金術の店』を目標にしてる。

錬金術師の店はどこも貴族向きで、冒険者たちも貴族である錬金術師とは可能な限り関わりたくないと思っているらしいからね。

背後から感心したような感嘆と教師の説明が入ったので、私もベルもチラッと一瞬視線を向ける。


 話しているのはワート先生のようだ。



「やりにくいな」



ボソッと小さく呟かれた言葉に私たちも確かに、と同意してこの話は後でしようと結論付けて、朝の話し合いを終える。


 出した本や黒板を片付けつつ、ベルと一緒に食材を取りに地下へ向かう。

リアンは監視の為に居残りだ。



「っ……はぁぁあ。本当に疲れるわね、あの見学組! 招いたのは私達で、必要性も分かってはいるけれど、視線がまとわりついてくるのが本当に煩わしいわ。工房にいるのに社交界に出てる気分よ」


「確かに気になるよね。アレ。ご飯食べてる時も落ち着かなくてさ」



気にしないようにはしてるんだけど、と言いながらベルが最初出会った時みたいに『お嬢様』でいることに苦笑する。


 最近は工房でも肩の力が抜けて口調もかなり崩れていたから、余計違和感が凄い。

必要材料を籠に入れると、ベルは重たい物をいつものように台所へ。


小麦粉一袋と果物や野菜が入った木箱をヒョイッと抱えている姿を見て、見学していた数名がぎょっとしていたけれど、直ぐに何かを思い出したのか納得したようだ。

 材料を量って作り方の見本を見せたら、あとは二人に任せる。



「お菓子作りもだけど料理も調合に似てるから、調合出来る人はある程度なら料理できると思う。ベル、それ入れちゃだめ。辛くなるから」


「隠し味というのがあるのでしょう? ちょっと入れてみてもいいんじゃありません?」


「ダメ。初心者があれこれレシピに手を入れると悲惨なことにしかならない」



渋々いつの間にか持っていた辛いスパイスをベルから没収。


 ベルを見張りつつ、計量が終わったパウンドケーキの生地を混ぜて分けておく。

あとはプレーン以外の食材を生地に混ぜ込んでいく。

出来た傍から火入れしておいたオーブンに入れて、先に焼き始める。

それを焼いている間に、ベリーのクラフティの準備することにした。



「そういえば二人は苦手なお菓子とかないの?」


「特にないわね」


「僕も特にないな」



分量を量っている間、二人に果物を洗ってもらうことにした。


ベルにはレシナ、リアンにはベリー類。

レシナなら潰されても平気だからね。


 会話をしながら作業を終えて、焼き上がりを待つ間、台所で立ったままお茶を飲む。

こういう風にのんびりするのは、工房生活を始めてから初めてかもしれない。

大体調合してるもんね。




◇◆◇




 立ったままお茶を飲んでいた私たちにサフルが椅子を持って来てくれた。

オーブンの前で三人並んで座った。


 焼き菓子が焼ける匂いが工房中に広がって良い匂いだね、と話していて思い出したことがある。



「そういえばさ、初めて会った日のこと覚えてる? 絶対気が合わないと思ったんだよ。ベルは貴族のお嬢様で我儘そうだしさ、リアンは嫌味しか言わないし……絶対上手くやってくことなんてできないって」



そういって笑うと見学している人たちが騒めく。


 思わずにんまり笑うと二人も私の発言の意図を分かってくれたらしい。

ベルもニヤニヤしながら続けた。



「あら。それは私もですわ。見るからに何も考えてなさそうな庶民と、上辺だけ取り繕ったような胡散臭い眼鏡と暮らすなんて、何の冗談かと思いましたわ」


「それを言うなら僕もだ。オランジェ様の孫だというから期待していたら、珍しい『色』を持ってるだけの知性も思慮深さもまるで感じられない女で、もう一人は上流貴族の『ハーティー家』の三女ときた。面倒ごとしか起きない自信すらあった」


「分かってはいたけど、ホント二人とも色々酷いよね。知ってるけど」


「ライムも負けず劣らずだから安心なさい」


「君も大概失礼だからな。自覚していないようだが」



第一印象を言い合っている私たちは、いつも通りだったんだけど見学者たちは違うらしい。

 庶民出身のマリーは青ざめて、貴族の生徒たちも呆然としている。



「でもまぁ、家事の分担で私しか料理ができないって分かった時に、ベルとリアンが私は『料理だけ』でいいって言ってくれたからちょっと見直したんだよね、実は。特に貴族のベルなんか絶対『どうして私がそのようなことしなくちゃいけませんの?』って言うと思ったもん」


「それは僕も同意見だったな。僕とベルで洗濯や掃除、食事の後片付けを割り振った時にも反対することはなかったから、意外と『工房制度を利用する意思がある』のだと気付いた」



信じられないものを見るような視線がベルに集中するのが分かって、私とリアンは思わず噴き出した。

 ベルはと言えば、ちょっと憮然とした顔をしているけど、頬や耳が赤い。



「共同生活をする上で役割分担をすることは当たり前ですわ。あなたたち二人が貴族でない以前に、私の家臣でも使用人でもないことは十分理解していましたもの。幸い私は、騎士として野営や一通りの雑務の経験はありますから、別に苦でもありませんでしたし。なにより、必要なことをせずに利益だけ掠め取るなんて、貴族の矜持を汚すような無様な真似をするのは絶対に御免でしたのよ」



ベルの言葉に工房内が静まり返った。


 息を飲むのは一人を除いた貴族たち。

マリーは唇を噛んで俯いていた。



「貴族がどうのーって言うのは知らないけど、私もベルの世話をする気なんて最初からなかったよ。例えば、あの場で『お前は貴族じゃないんだから、ご飯作れ』って命令されたら学院辞めて、おばーちゃんの知り合いに弟子入りでもしようかって考えてたくらいだし」



見学者の中から「シトラール君、君そんなこと考えてたの!?」と心底驚いたようなワート先生の声で、私たちは見学者の方に顔を向ける。



「あ、あんなに大変な思いをして勧誘しに行ったのに……!!」


「だって『錬金術』を勉強するどころか、お金払って無休で家事雑務させられるって受け入れる人います? 貴族がどれだけ偉いのか知らないですけど、絶対イヤですよ」


「………それは、まぁ……ち、ちなみにだけどオランジェ様の知り合いの錬金術師って」


「カミールさんです。何かあったら頼りなさいっておばーちゃんが亡くなった時に手紙が来たので、ダメ元でちょっと頼ってみようかと」



カミールというのはおばあちゃんの古い友人でもある錬金術師の一人だ。


 二年に一度、遠くから私の家に来て一週間ほど過ごし帰っていく。

長命で知られるエルフ族だからか、見た目がほとんど変わらなくて最初は驚いたけどね。

色んなお土産と共に話も聞かせてくれた大好きな人の一人だ。



「ちょっと待ちなさい! 今、カミールって……も、もしかして『カミール・ベニア・ヘレボルス』様のことじゃないでしょうね?!」


「あんまり覚えてないけどそんな感じの名前だったと思う。綺麗な金髪なんだよね」


「流石、三大錬金術師として知られるオランジェ様の孫だけあるな」



学院を辞めてそっちで勉強した方がよかったか?と真剣な顔で悩み始めるリアンの横で、是非お会いしたいわっと私の手を握っているベルに戸惑う。


 どういう事だろうと思いつつ、そのうち手紙を書くことを告げると私のこともしっかり書いて宣伝して欲しいと不思議なお願いをされた。

落ち着きない女性陣に首を傾げつつ、オーブンからパウンドケーキ型を取り出してみる。


 焼き色もばっちりだし、匂いも問題なし。

 一通り焼けたので、端っこを少しずつ切って食べてみたんだけど中々美味しくできていた。



「とりあえず二切れずつに切って置くのが半分、残りはそのまま取っておこう。人数に応じて切り分けられるようにしておいて損はないだろうし。野営の時に摘まんだりしてもいいよね」


「警戒をし続けると疲れるし、好みの大きさに分けて食べられるなら便利だな」



味見をし終わったらすぐにマドレーヌ型をオーブンに入れる。

コッチはコッチで結構な量だ。



「マドレーヌですけれど、もう少し多くてもよかったですわね。次は多めに焼きましょ。そういえば、そろそろ昼時になりますわ。昼食は何かしら。手伝うことがあるなら言って下さいまし」


「パスタでもいい? 午後は調和薬作るんでしょ? 早いこと食べて済ませちゃおうよ。やりたいこともやることもいっぱいあるしさ」



 マトマやミルの実、野菜をいくつか持ってきてもらうことにした。

私がご飯を作っている間にリアンが見学している人たちに、昼食をとっている時間はどうするのか、と聞いているのが微かに耳に入った。


 マタネギの皮を真剣な顔で剥くベルがポツリと呟く。



「放っておいていいわよ。各教諭に工房ごとで、話し合いの場を設けたらどうかって提案しに行っただけだから」


「ってことは、ワート先生のお昼ご飯作った方がいいってことだよね」


「ワート教授は女子生徒の工房へ補助員として、学長と副学長は男子生徒の方に参加を勧めているわ。今まで碌に話し合いも連絡もし合ってなかったんだから、担当教諭もどう手を出したらいいのか分かってないでしょう? 教授はその為の補助員よ―――…男子生徒の工房に関しては、人員補充して存続か……一度解体して、新しく工房生を募るか……でしょうね。最終的には、学長の采配によるでしょうけど残された二人の意見が尊重されるとは思うけれど」



 ワート先生が女子生徒の工房に補助として入るのは、立て直しが効くからだ。

まぁ、私たちが勝手に考えてることだからどうなるのかは分からないけど……。


 住み心地がいい工房内を見回して、無意識にため息が漏れた。

どうしたの、と小声で聞かれて誰も私たちの会話に耳を傾けてないのを確認してから口を開く。



「折角住み心地も居心地もいい工房になってきたのに、出て行かなきゃいけなくなるのは嫌だなって改めて思っただけだよ。工房生じゃなくなったらリアンはともかく、ベルとは中々話せなくなりそうだし」


「……学院での生活だと少なからず階級意識は反映されてくるでしょうし、私としてもこのまま三人で気楽に卒業までやっていきたいわ。だからこうして大事な工房の中を見せてるんじゃない。大丈夫よ、正当な権利だもの。大丈夫じゃなくちゃ、嫌だわ」


「私も嫌だ。三人で採取に行ったり、ミントたちと一緒に遠出したの楽しくて、三人で並んで調合するのも新鮮で、朝も昼も夜も話し相手がいて、調合した物とか『次に何を作るか』とかそういう話をするの今更なかったことにはできないし、したくない」


「そうね……卒業したら嫌でも離れることになる可能性が高いから、私は特にそう思うわ」



いっそのこと貴族籍を抜ければいいのだけど、と苦笑するベルに私は首を振った。

 ベルがソレをしないのは分かってる。

私が一方的に抱いてた『貴族』のイメージを壊してくれたのは、ベルだ。



「卒業までは三人でいたいね。お店だってまだ開いてないんだし」


「そうなのよねぇ……正直、あの騎士団での販売って『商売』をした気にならなくって」


「確かに。あれ、完全に流れ作業だった」


「正直、その後の訓練内容の方が詳しく覚えてるくらいだもの」



目立ったトラブルはなかったにしても、アレを商売の一つに数えるべきかどうか分からないよね、と暫くの間ベルと話した。


 昼食のパスタソースができたので、作っておいたクラフティをマドレーヌと入れ替わりでオーブンに入れる。

パスタは既に茹で始めているので、茹で上がったら昼食だ。



「あら、リアン。首尾はどうかしら」


「うまく誘導は出来た。彼らが戻ってきてから調合をするが、再開目安は二時だ。それまでに食事は終わっているだろうし、手早く調合の準備を済ませようと思っている」



報告の数分後には、見学していた教員や生徒は皆いなくなっていつもの工房に戻る。

 人の気配がなくなった瞬間にどっと疲れて深いため息を吐く。



「意識しない様にって思っても落ち着かないよね。見られてるの分かってるから猶更」


「本当にな……僕はもう二度とこういう話には乗らないからな」


「私もよ」


「にしても、何か変わればいいんだけど。特にマリーの所は」


「……担当教諭が誰になるかで決まるだろうな。あのチャラ付いた教師でないことだけを祈っているよ」



 ここまで読んでくださってありがとうございました!

まだまだ続きますので、お付き合いください。


重複している会話(過去に)でも、彼らがこの場で話しているのには理由がちゃんとあります。

一応ライムたちもライムたちなりに考えて、少しでも今の状態のまま生活できれば……と考えているのが伝われば嬉しいです。


 誤字脱字変換ミスなどありましたら、報告してくださると幸いです。

感想は勿論、「ここ、矛盾してる?」などの発見がありましたら教えて下さると嬉しいです。

割と本気で忘れてます……ハイ。申し訳ないです。



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